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週刊誌スクープ大賞

「お騒がせ男」水泳・瀬戸大也に突き付けられた妻・馬淵優佳からの三行半

オーストラリアで16歳未満『SNS禁止』へ 恐ろし過ぎる現地報告

 お次は、オーストラリアで「16歳未満のSNSが禁止された」という新潮の記事。

 SNSのまん延で、少しはいいこともあるが、その多くは「困った」ことである。スマホ脳などという言葉まであるが、あんなものを四六時中眺めていて、目にも心にもいいわけがない。

 オーストラリアでは、例え親の同意があっても、SNSへのアクセスを禁止するという厳しい法案が、上下院で可決する見通しのようだ。違反すれば罰金を科すという。

 なぜ、そのような措置を?

 それは、今年だけでも多くの殺人事件が起こり、これらの殺害現場を捉えた動画がSNSで拡散した後に、類似の事件が連鎖的に起きていることがあるそうだ。

 禁止法が生まれるきっかけになったのは、昨年4月に起きた少女の自殺事件だったという。

 いじめを受けていた15歳の少女は、SNSの「1日に200キロカロリーで健康に暮らせる」というニセ情報を鵜呑みにし、症状が悪化して自殺してしまったというのである。

 中には、痩せていないとキレイじゃないという特定の価値観を植え付けられた女の子が、大麻やコカインなどに手を出し、行方不明になったケースもあるそうだ。

 ある州では、青少年の犯罪率が過去10年で最高水準に達したという。

 人間の前頭葉は20歳くらいまでが成長途上であるため、10代の子供たちは冷静な判断や我慢ができずに、カーッとして衝動的になりやすいそうだ。

 私は、一定の基準を設けることはいいことだと思う。翻って、この国では「マッチングアプリ」は日常化し、「闇バイト」がSNS上で横行している。

 この国こそ、何らかの手を打たないと、世界一の「SNS犯罪大国」になってしまう。もう手遅れかもしれないが。

 お次は現代。

 ロシアには親プーチン大統領の「オリガルヒ」という大富豪がいる。石油や天然ガス、金融、メディアまでを握り、資産は82兆円にも上るといわれる。

 その中の一人で、世界の富豪ランキング9位の「アルミ王」といわれるオレグ・デリバスカ(56)という富豪が、10年前から静岡県伊東市の富戸という田舎町に豪邸をもっているそうだ。東京の青山にももう一軒所有しているという。ともに設計は隈研吾のようだ。

 彼の家政婦をやっている人間がアルミ王の日常を語っている。

 ロシアからはプライベートジェットで来るそうだ。ロシア外相のラブロフも来たことがあるという。

 伊東の家には温泉が引いてあるそうだ。

 時には、お相手の女性を探すために手配師を使って、日本にいるロシア女性を集めることもあるという。

 食べ物の好みは、ラーメンとか焼肉だというから、庶民的?

 こうした人物なら、警視庁の公安部が常に見張っているのだろうが、プーチンもそう先は長くはない。万が一のことがあれば、日本に亡命する気かな?

 ところで、セブン&アイの買収騒動がまだ収まらない。応援に伊藤忠商事や創業家も乗り出し、オール日本対カナダという争いにまで発展している。

「セブン&アイは今年8月、クシュタールの買収提案を公表したものの、『(企業価値を)著しく過小評価している』と猛反発。クシュタールは9月、価格を上乗せし、買収総額は7兆円規模に膨らみました。そこで、セブン&アイの井阪隆一社長(67)は新たな経営方針を打ち出した。10月10日、低迷するスーパー事業を切り離し、収益性の高いコンビニ事業に専念すると発表したのです。自力で株価を引き上げ、株主の理解を得ようとしたのでしょう」

 それから約1カ月後、更に事態は動き始める。11月13日、セブン&アイの創業家から、「経営陣による自社株買収(MBO)が提案された旨が報じられたのだ」(文春オンライン11/20日)

 クシュタール側は、「敵対的買収は行わない」と表明しているが、まだ諦めたわけではないようだ。

 このところ、ローソンやファミリーマートは好業績だが、セブンイレブンは、今年の3月から8月決算で34.9%の大幅減益。

 それは、上げ底疑惑、ステルス値上げなどで、消費者の信頼が揺らいでいることが背景にあるようだ。

 名経営者でコンビニの父といわれる鈴木敏文名誉顧問がいうように、セブン&アイが守らなければならないのは、「それは“誠実”よ。お客さんに対してもね、社員に対しても」。その精神が薄れたため、今回のような買収騒動が起きても、セブンを守れという声は大きくならない。

 私はコンビニ大好き人間だから、セブンが無くなるのは困るが、まあ、ファミマでもいいけどね。

 さて、石破茂首相が宰相の器ではないことは周知の事実だが、外遊先でも、その器ではない行動が、各国首脳たちの“顰蹙”を買ったのではないかと心配になる。

 その際の公文書には、このようなことが書かれていたと、文春が報じている。

「ガラディナーを2品目(5品中)で退出し、宿舎のエレベーターの中で秘書官が『もしよろしければおにぎりを用意していますが。』と述べたところ、首を大きく横に振り、『食べることより寝ること。早く寝たい。こんなに寝られるのは久しぶり』と」

 その文書には、「今後の総理外遊の際には『喫煙ロジ』への対応が必要になる可能性がある」とも記されているという。

 ヘビースモーカーの石破首相のために、これからの外遊に際しては、喫煙する場所や時間の確保が必要になるというのだ。

 その上、石破はスマホ中毒のようだ。

 APECの場でも、各国リーダーが挨拶を交わしているのに、一人でスマホをいじっていたという。

 これでは、もし、トランプに会えたとしても、「ドナルド」「イシ」と呼び合うような仲にはなれないだろう。

 何のためにこの石破という人間は、首相になったのだろう? 誰か聞いてみたら?

 さて、「闇バイト」というようなものがなぜ流行るのか? 20万、30万のカネでタタキをやったり、殺しをしたりと、1回の過ちで一生を棒に振る人間がなぜ出て来るのか?

 バカやアホはいつの時代でもいるが、これほど割に合わない“仕事”をやる連中が増えてきたのは、明らかに、SNSでまともにものを考えられなくなっている人間が増えているからであろう。

 文春の記者が、「闇バイト」に応募した経緯を書いているが、「エントリーシート」の複雑なこと。私には絶対、こういうものは書けないな。

 最寄り駅や所持金はいいが、身分証の種類、実家住所、両親の名前のほか、「シグナル」「テレグラム」など秘匿性の高いアプリに入るなど。

 記者が電話を掛けると、出てきた相手は、声音は幼く、やさしく、丁寧に教えてくれたそうだ。

――短時間で稼ぐには。
「そうなるとタタキが一番稼げますけど、運も絡んでくるので、あまりお勧めできません」
――タタキをやるなら事前にリストとか用意してくれるんですか。
「もちろんターゲットは用意しますけど、いざ行っても何も出てこない可能性もあります」

 逮捕された時のアドバイスまでしてくれたそうである。

「警察は『携帯見せないと出さない(釈放しない)ぞ』とも言ってくるんですよ。でも携帯の中身を見せなきゃいけないルールはないので、それも無視で。強盗で捕まったら、強盗のことしか言わなくていいですからね」

 だが、強盗で捕まったら警察を無視しても、釈放は無理だろう。これは、「闇バイト」のことを白状されると困るから、そういっているに違いない。

――タタキをやるにしても、人殺しまではやりたくないんですけど……。
「正直、殺すか、暴行で終わるかは、そこの家主さん次第なので。別に、皆さん最初から殺すつもりはないですからね。やむを得ない場合ですよ」

 そうか、大人しくしてカネやキャッシュカードを渡し、暗証番号を教えれば、命だけは助かるのか。

 今、防犯グッズがどこでも売り切れで、手に入らない。護身用のブザーや誰かが来るとライトがつく防犯カメラ、ガラス窓が割られた時に大きな音を出すグッズなど、手に入れたくても品薄だ。

 いっそ、家の前に5万円ばかりぶら下げて、「持って行ってください」と書いておくか。

 景気が悪いせいか、どんどん物騒な世の中になっていくようである。

 さて、薨去は「こうきょ」と読み、皇族・三位(さんみ)以上の人が死亡した時に使う。

 私も長く編集者をやってきたが、この言葉を使ったことはあまりなかった。

 11月15日、三笠宮百合子妃が101歳で薨去された。実に大正、昭和、平成、令和の時代を生きてきた人だった。

 1941年に三笠宮と結婚して、3男2女に恵まれたが、三男の高円宮、ヒゲの殿下として知られた長男の寛仁、二男の桂宮を亡くしている。

 今回、百合子妃が薨去され、大きな問題が残ったという。それは三笠宮家を誰が継ぐのかという難問だそうである。

 寛仁さんと妻の信子妃は夫婦仲が悪く、長いあいだ、信子妃は家には戻らず、千代田区三番町にある宮内庁分庁舎で暮らしている。

 娘の彬子さんとの仲もよくないらしく、信子妃が家を継ぐことは絶対に阻止したいと考えているというのである。

 だが、彬子さんが当主になれば、信子妃が黙っていないという。

 母親と娘というのは、仲のいい時はいいが、悪くなると手が付けられなくなる。三笠宮家はどう決着するのだろうか。

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