Netflix『あいの里2』を結婚相談所所長が解説! 藤田ニコル母のパチゆみ「番組的にNG行動」も婚活では満点
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沖縄の古民家を舞台に35歳以上の男女が「最後のパートナー探し」を繰り広げる恋愛リアリティ番組『あいの里』シーズン2(Netflix)。11月19日に配信された13話~16話のポイントについて、『君はモテないんじゃない、フラれてないだけだ あなたの恋をダメにする25個の“思い込み”』(扶桑社)などの著書がある“恋愛マスター”で、婚活のプロである「くじら結婚相談所」所長で芸人のくじら氏に解説してもらった。
▼連載の過去回はこちら
第1回(1~8話)/第2回(9話~12話)
目次
・13話~16話の参加者
・ニノ、マキオと体調への温度差の違いに注目
・あやかん、「外見」でフラれたは勘違い
・パチゆみ、番組的にはNGも……婚活的には満点
※以下、『あいの里』シーズン2の16話までのネタバレを含みます。
13話~16話の参加者
パチゆみ(51)スポーツジム経営/結婚歴1回
たみフル(45)漫画家/結婚歴なし
マキオ(39)建築リフォーム業/結婚歴なし
せん姉(57)食育トレーナー/結婚歴なし
隊長(48)元レスキューパイロット/結婚歴なし
ニノ(42)モデル&WEBエディター/結婚歴なし
あやかん(35)秘書/結婚歴なし
ギタりん(52)音楽教室の先生/結婚歴なし
タナさん(52)飼料穀物専門商社社長/結婚歴1回
アロマ(43)エイジングケアサロン代表/結婚歴1回
26日の4週目の配信を前に、くじら氏に気になるシーンについて以下で解説してもらう。
ニノ、マキオと体調への温度差の違いに注目
全20話の「あいの里2」も16話まで配信され、メンバーたちの動きが活発になってきましたね。今回も、婚活のプロ目線で、愛の関係を作るコツを解説していきたいと思います。
まず、13話でマキオとたみフルのカップルが誕生した件について。マキオは最初から「この人!」と決めず、あらゆるメンバーにフラットに接しており、この動きは本当に良かった!
婚活パーティーでもよく言われることですが、最初から「この人!」と決めてしまうと選択肢が狭まりすぎてしまうんですよね。そして、意中の相手と実際に話してみると「あれ、思ってた感じと違う……」なんてこともよくあります。
だから、マキオとたみフルは最初から焦らず、温度を上げすぎずに相手を知っていくという自然体なアプローチを見せていました。
告白シーンでは、マキオが少々独りよがりな歌詞の朗読をする場面もありましたが、たみフルがそれをツッコめるくらいの関係性ができ上がっていたからこそ、カップル成立となったのでしょうね。
一方、マキオに片思いしていたニノは最初から「この人だ!」と決め打ちしてしまったため、1人で温度が上がりすぎて、少し不自然な振る舞いになってしまいました。まだマキオのことを深く知らないのに、「嫌われたくない!」という焦りが先行して、ぎこちなくなってしまう……これ、婚活女子によくあるミスなんです。
でも、そんなニノも隊長からアプローチを受ける形に。ただ、隊長に対しては温度が上がっていないため、自然体でコミュニケーションが取れていたんです。
これこそ婚活でもっとも重要なこと。ニノは隊長の前では本当にリラックスできて、本来の自分をさらけ出していました。愛の関係って、最愛の人の前でかっこつけることじゃなく、一番かっこ悪い自分を見せることで築かれていくんですよね。今後もお互いにさらけ出して、絆を深めていってほしいなと思います。
あやかん、「外見」でフラれたは勘違い
一方、失恋を味わい泣いていたあやかん。彼女は最初から「隊長一択」という感じで片思いをしており、婚活ムーブとしてはよろしくなかったですね。そして、モデルのニノが選ばれ、自分がフラれた理由を「外見」だと思い込んでいました。
でもこれ、ほとんどの女性が勘違いしがちなことなんですよ。実は、隊長がニノに惹かれた理由はスタイルじゃないんです。もちろん外見も大事ですが、男が女性に惹かれる理由の一つに「健康度」があります。男が左右均等の顔の美しさやスタイルの良さ、若い女性に惹かれがちなのも、実は「健康度」の指標なんです。
でも、あやかんはニノより7歳も若いのに、なぜか隊長に選ばれませんでした。その理由はおそらく「内面」。内面すらも、実は健康度の指標なんです。精神的に安定している女性を、男は本能的に「安定して子育てをしてくれそうだな」と感じるため、無意識に健康度が高く見えるんです。逆に、あやかんのように泣きやすい女性は不健康に見えてしまうため、隊長には選ばれなかったのかもしれません。
一般的に、男は女性に「健康度」を求めるのに対し、女性は男に「資源を運んでくる強さ」を求める人が多いと言われています。この「資源を運んでくる強さ」と「健康度」のバランスが取れた時、カップルは成立しやすいのです。
あやかんはおそらく、同年代よりも年上の男性に好かれるタイプといえるでしょう。実際、隊長が去った後は17歳上のギタりんが食いついてきました。
パチゆみ、番組的にはNGも……婚活的には満点
個人的に一番気になるのが、パチゆみとタナさんの関係。まず、パチゆみのタナさんに対する初動、あれは良かったですね!アロマに煽られた形ではありましたが、「私はタナさんと向き合っていきたい」と宣言しました。番組的にはルール違反っぽいですが、婚活的には満点のアプローチです。
恋愛初心者にありがちなのが、「自分の好意を隠そうとする」こと。しかし、上級者は「好意を置いていく」のがうまいんです。これはどういうことかというと、相手がその好意にどう応えるかはコントロールできない部分。そのため、相手の反応にはこだわらず、パチゆみのようにただ好意をそっと伝え、その気持ちを「置いていく」のがいいのです。
ほかのメンバーがタナさんを好きでもいいし、タナさんが自分を好きじゃなくてもいい。相手に過度な期待をしない分、負担を与えずに済むのがこのアプローチの良い点です。
タナさんにとっても、「この人は自分を良いふうに見てくれているんだな」と安心できますし、自然とコミュニケーションが取りやすくなる。これぞ、成熟した大人の恋愛テクニックですね。
いやー、こういう場面を見ると今後の2人の関係が本当に気になる! 『あいの里』、ますます盛り上がってまいりました。
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