『紅白歌合戦』出場ラインアップ微妙すぎで「民放のほうが豪華」 逆転のサプライズあるか
#NHK紅白歌合戦
大みそかの『第75回NHK紅白歌合戦』の出場者ラインアップが予想以上に「期待外れ」だと話題になっている。その一方でフジテレビ系『2024FNS歌謡祭』や日本テレビ系『ベストアーティスト 2024』の出演アーティストが「豪華すぎる」と騒がれるなど、NHKと民放の立場が逆転しそうになっているようだ。
今年の『紅白』は、紅組でaiko、石川さゆり、椎名林檎、LE SSERAFIMらが出場し、白組は郷ひろみ、福山雅治、藤井風、星野源らが出演。イルカが32年ぶり、THE ALFEEが41年ぶりに出場することも発表されたが、目玉になるようなサプライズはなし。ネット上では「今年の紅白、地味すぎない?」「目玉なしにも程がある」「過去一ショボい紅白になりそう」といった厳しい声が飛び交った。
初出場組としては、紅組がILLIT、tuki.、ME:I、白組はOmoinotake、Creepy Nuts、こっちのけんと、Da-iCE、TOMORROW X TOGETHER、Number_i、新浜レオンが登場。だが、こちらも「聞いたことすらない人が多い」「誰が誰なのかまったく分からない」といった声が視聴者から上がっている。
放送中のNHK朝の連続テレビ小説『おむすび』の主題歌を担当するB’zや、パリ五輪中継などで使用されたNHKのスポーツテーマ曲を手がけたYOASOBIらの出場が発表されなかったことも「今年の紅白は期待外れになりそう」という印象を強めているようだ。
その一方で「出演者が豪華」だと話題になっているのが民放の音楽特番だ。12月4日と11日の2週連続で放送される『2024FNS歌謡祭』では、KinKi Kids、Snow Man、Number_i、東方神起、NewJeans、Stray Kids、NCT DREAM、幾田りら、SixTONES、ano、三代目 J SOUL BROTHERS、JO1、浜崎あゆみ、松本孝弘(B’z)らの出演が決定し、恒例のアーティスト同士による1夜限りのコラボレーションも実施される。
11月30日に放送される『ベストアーティスト2024』は、第1弾アーティストとしてKing & Prince、GLAY、SUPER EIGHT、SUPER BEAVER、SixTONES、Stray Kids、Snow Man、SEVENTEEN、NiziU、NewJeans、Perfume、日向坂46、星野源、MISIA、Mrs. GREEN APPLE、由薫の出演を発表。アイドル系を中心に充実したラインアップとなっている。
これに対して、ネット上の視聴者からは以下のような声が上がっている。
「昔は紅白の出場者や誰がトリになるのかで盛り上がっていたのに、今年は紅白が微妙すぎて民放の音楽番組のほうが豪華になってる」
「紅白よりフジや日テレの特番のほうが年末のお祭り感あるな」
「自分は結構な年齢だけど、紅白よりFNSの出場者のほうがずっといい。FNSは若者向けの人選といわれているが、十分に大人向けの顔ぶれですよね」
「FNS歌謡祭は音楽ファン、アイドルファン、K-POPファンの誰が見ても豪華。ベストアーティストの人選も納得。『紅白』はどれも中途半端なそろえ方で今年は民放のほうが上だと思う」
いずれの番組も『紅白』との大きな違いとして、Snow ManやSixTONESらSTARTO ENTERTAINMENTの所属グループが出演することが挙げられる。
NHKはジャニーズ性加害問題の影響で新規起用を見送っていたSTARTO社のタレントの起用を再開すると発表したが、今年の『紅白』は昨年に続いて「出場ゼロ」になることが決まった。旧ジャニーズ時代から賛否はあったものの、やはりSTARTO社のグループが出演者ラインアップにいると華やかな印象になる。あまりに重用しすぎるのも問題だが、まったくの「ゼロ」にしてしまうと、番組が地味な印象になってしまう要因となるようだ。
『紅白』が形勢逆転するためには、近年放送日ギリギリまで小出しにしている「特別枠」で、B’zや前期の朝ドラ『虎に翼』の主題歌を担当した米津玄師、テレビ復帰が望まれている中森明菜、2018年に大トリを飾り話題になったサザンオールスターズらを出場させるサプライズで視聴者の関心を引き寄せるしかない。それも一組では厳しそうで、二の矢、三の矢が必要だ。
はたして、NHKは「民放のほうが豪華」などという不名誉な声を跳ね返すことができるのか。今後のサプライズに期待したい。
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