現役ヤクザも視聴する78歳の元山口組顧問弁護士・山之内幸夫が「アウトロー系YouTuber」に大転身した驚愕の理由
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78歳でまた人気者に! 視聴者の中には……
――今後、山之内さんはYouTubeをどのように展開していくのでしょうか?
山之内 今は暴力団のことが中心ではありますが、これからはその時々の事件や裁判にも触れていきたいと思っています。
――当初、暴力団が絡んでいるとして、強制執行妨害目的財産損壊等容疑などで逮捕されたタレントの羽賀研二氏に関する動画もいくつか投稿されていました。
山之内 あの事件は結局、愛知県警がある組織の総長狙いというのが丸分かりでしたからね。「愛知県警、これ無茶してるな。やり過ぎとる」とは、最初から思っていましたよ。
――このほかにも、幅広く事件や裁判を追っていくということでしょうか?
山之内 ヤクザとはまったく関係ないですが、ICC(国際刑事裁判所)の赤根智子所長についても取り上げています。ただ、ヤクザ以外の動画の再生回数は低いんですよ。それよりも、個人的な体験談のほうが見られるようで、直近では私が逮捕された時の話を何回かに分けて動画にしています。できることなら、暴力団や体験談だけではなく、事件や事故、刑事裁判などについて解説するチャンネルにできるといいですね。それで視聴者も付いてきてくれると、さらにうれしいですが、いずれにしても、暴力団の世界だけは分かりやすく伝えたいとは思っています。
――ちなみに弁護士側、特に大阪弁護士会からは、どのような反応を示されていますか?
山之内 どうなのでしょうね。「弁護士辞めてYouTuberになるってアリ?」と思われているのではないでしょうか?
――これまでもたびたびメディアにも出演されてきた山之内さんですが、YouTubeを始めてから2年が経過しました。街なかで「YouTuberの山之内先生ですか?」と声をかけられることはあるのでしょうか?
山之内 最近、一気に増えてきましたね(笑)。銭湯で風呂に入っている時に「先生、YouTube見ています」と言われたこともあります。近所のスーパーマーケットでも「間違っていたら失礼ですが、山之内先生ですか?」と声をかけられました。ありがたいことなのですが、緊張してしまうので、もう外ではくつろげないですね。
――声をかけてくるのはYouTubeチャンネルの視聴者層と同じく、40~60代くらいの男性が多いのでしょうか?
山之内 やはり、高齢の男性が多いですね。最近は「一緒に写真を撮ってください」と言われることも増えました。それは全然構わないのですが、ポーズはうまく取れません。それでも、やっぱりいろんな人たちから「見ていますよ」と声をかけられると、素直にうれしいですね。
――78歳でまさかのライフシフトですね。
山之内 そういえば、伝え聞いたところによると、六代目山口組組長・司忍さんも私のYouTubeを見ているそうですよ。
――えっ?
(取材・写真/加藤慶)
(編集/日刊サイゾー)
山之内幸夫(やまのうち・ゆきお)
1946年、香川県生まれ。早稲田大学法学部卒業。72年に司法試験に合格し、75年に大阪弁護士会に登録。三代目山口組本部長だった小田秀臣組長の顧問弁護士となり、84年に山口組顧問弁護士となる。87年に「暴力団の顧問弁護士は品位を害する」として懲戒処分を受けるが、翌年には小説『悲しきヒットマン』を発表。映画にもなり、大きな話題となるが、91年に恐喝未遂容疑で逮捕。2014年に建造物損壊教唆罪で在宅起訴、15年に有罪が確定し弁護士資格を失う。以降、文筆活動だけではなく、講演会やYouTubeなど幅広く活動中。
山之内幸夫チャンネル
https://www.youtube.com/@yamanouchi.yukio77
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