『インフォーマ -闇を生きる獣たち-』を支えるチーム力と情熱を見た! 桐谷健太は二宮とB’zに直談判 !?
シーズン3への期待感
この後も、イベントでの各々のトークは盛り上がり、沖田さんが池内さんに対して、「同じ1976年生まれだったので、池内さんからは撮影中に『同級生ですね』と何度も言われたんですが、実は自分は2月生まれ。いい年しながら、内心は常に『俺のほうが1学年上なのに』と思いながら、それを言えずにいました」と告白し、笑いを引き起こしていたかと思えば、そんな沖田さんが実は、原作となる小説の土台をわずか1カ月で書き上げたという逸話を藤井さんが披露。
「(あがってきた原作が)今の時代にタイムリーな内容になっている。ドラマ公開されるときは、社会がこうなっているんじゃないかという1.5歩先を読む力がある」とその創造力に舌を巻いていた。事実、物語は闇バイトによる強盗殺人事件が発端となっているが、こうした惨劇が現在、実社会で頻発していることは説明するまでもないだろう。高いエンタメ性と共存するこうしたシビアなリアリティも『闇を生きる~』の大きな魅力といえそうだ。
そんな沖田さんは、爆速で小説を書き上げたことについて、「スピードは自分の武器。物書きとして、そこでは負けられないという気持ちが強いです。熱は出ますが、『インフォーマ』の続編を書くという情熱で乗りきました」と、自らが生み出した『インフォーマ』への強い思いを語ってくれた。
原作者、プロデューサー、監督、主要キャストが和気あいあいとしながらも、誰もが作品への情熱を口にする。それが決してビジネストークでないことも伝わってくる放送前日プレミアイベントだった。
そして、イベントの最後に用意された質疑応答の時間に、当サイト記者が沖田さんと藤井さんに「気が早いですが、シーズン3は考えていますか?」との質問をぶつけて見ると……。
沖田さん「藤井さんとそれは話していて、『2つやりたいことがある』と提案したのですが、そのうちひとつはあっさり却下されて、『あ~あ』って……(笑)。ただ、まずは今回の作品で反響を得て、実績を残して、周りから求められてから、(次回作への動きは)始めたい。その準備はできています」
藤井さん「(桐谷)健太さんからも、今作のオールアップ後に『藤井くん、シーズン3なんやけど』ってすごい熱量で話してきてくれて。きっと健太さんの中でも、木原というのがすごい大事なキャラなんだという思いも受け止めています。なので、健太さんとは、今作を配信してから一度話をしましょうと」
そんな2人の言葉を受けて、座長である桐谷さんはこんな言葉で締めくくった。
「もちろん、さらに続編が作れればいいなという気持ちがありますけど、まずは『インフォーマ -闇を生きる獣たち-』を見ていただきたいなという想いのほうが今はすごく強いです」
『インフォーマ -闇を生きる獣たち-』は、年末に用意されたエンディングに向け、ギアチェンジを繰り返しながらも、見る者をワクワク、ヒヤヒヤさせながら疾走していきそうだ。驚愕のラストシーンが待っているとの情報もある。今年の締めくくりには格好の、強烈な刺激と爽快感を味あわせてくれるだろう。
(文=日刊サイゾー)
原作小説『インフォーマ2 ヒット・アンド・アウェイ』
沖田臥竜・作/サイゾー文芸・刊/1400円+税
amazonなどネット書店、全国書店で発売中
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