今井絵理子氏&生稲晃子氏、元アイドル議員の政務官起用で「ちゃんと仕事してる」「不勉強」と明暗
#今井絵理子 #生稲晃子 #政務官
11日に発足した第2次石破内閣で、元おニャン子クラブで参院議員の生稲晃子氏が外務政務官、SPEEDのメンバーで参院議員の今井絵理子氏が内閣府政務官に起用されたことが物議を醸している。「元アイドルの重用」に対して厳しい声が飛び交っているが、ネット上では二人の評価について明暗が分かれているようだ。
生稲氏と今井氏の起用については、発表直後からネット上で「自民党もいよいよ人材不足か、政務官は誰でもいいのかな」「元アイドルに任せて本当に大丈夫かよ」「2人とも不祥事しか記憶にないのになぜ起用?」などと批判が続出。「アイドル出身」という共通項が余計に不信感につながり、非難の声が強まっているようだ。
今井氏は昨年7月の自民党女性局によるフランス研修が「浮かれた観光旅行のよう」だと問題になり、「また追って活動報告します!」と宣言したものの、報告書が出されたという発表はいまだにない。生稲氏は2022年に当時経済産業相だった萩生田光一氏と共に、旧統一教会の関連施設を訪問したことが問題視された過去がある。そうした騒動も影響し、批判の嵐が巻き起こっているようだ。
しかし、今井氏については擁護する意見がネット上で徐々に広がっている。「聴覚障害者にとってガチで有益な政策を敷いている」「実は有能で結構ちゃんと仕事している」といった声がSNSで拡散されているのだ。
その根拠の一つになっているのが、2020年に成立した「聴覚障害者等による電話の利用の円滑化に関する法律」(通称:電話リレーサービス法)。病院の予約や110・119などの緊急通報、クレジットカード紛失時など電話連絡が必要な場面で聴覚障害者は不便を強いられていたが、同法の成立により、公共インフラとして連絡時に手話通訳士を介してテレビ電話やチャットを利用することができるようになったのだ。
今井氏は息子でプロレスラーの今井礼夢が聴覚障害(先天性難聴)を持っていることもあり、この法律の成立に尽力したとして、その実績を評価する声が上がっているようだ。また、今井氏の公式ホームページでは「難聴児支援予算の拡充」「特別支援学校用の教科用図書の改訂」「医療的ケア児支援法(※学校への看護師の配置などを拡充させる法律)の成立」なども実績として挙げられている。
その評価についてはさまざまな見方があるあろうが、少なくとも目に見える実績はあるとして「ちゃんと仕事はしている」との声が上がり始めているようだ。
一方、生稲氏は2022年夏の参院選で初当選したが、開票時は「不勉強」を理由にテレビ各局のインタビューを拒否し、ジャーナリストの池上彰氏から苦言を呈された。それから2年以上が経った現在は成長しているはずだが、今月13日、外務政務官に起用されたことについて記者団から「特に力を入れていきたいことはありますか?」と質問されると、生稲氏は「それは、もう、これから……はい、頑張ってまいりますのでよろしくお願いします」としどろもどろに。ボロが出ないようにするためか、足早に去っていった。
これに対して、ネット上では「こんな基本的な質問ですら答えに詰まるってヤバすぎ」「やりたいことすら答えられない人を政務官にしていいのか」「初当選のころからまったく成長していない」などと厳しい意見が相次いでいる。生稲氏については、今井氏のように形勢逆転となりそうな擁護の声がなく、ネット上でも「不勉強な元アイドル議員」というイメージを覆せずにいるようだ。
同じ「元アイドル議員」としてひとくくりにされがちな2人だが、その評価については今のところ大きく明暗が分かれているようだ。
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