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中日ドラゴンズ・中田翔、背水の陣で挑む15キロ“激ヤセ”の真相と井上新監督の重責

中日ドラゴンズ・中田翔、背水の陣で挑む15キロ激ヤセの真相と井上新監督の重責の画像1
中田翔(写真/Getty Imagesより)

 中日ドラゴンズ・中田翔が“激ヤセ”している――。

 11月9日に名古屋市内の球団施設で契約更改を行い、現状維持で推定年俸3億円は変わらず。来シーズン2年契約の最終年を迎える中で「ラストチャンス」と不退転の決意で挑む。

 立浪和義前監督たっての希望で巨人との契約を破棄し、中日入りを決断した中田。鳴り物入りで名古屋メディア話題の的になったが、5月15日の試合で左足に自打球を当てて1軍登録を抹消。その後再昇格するも、6月26日には腰の違和感を訴えてファーム落ち。8月8日の試合を最後に1軍では出番がなくチームは球団初の3年連続最下位が決定、立浪監督は責任を取って辞任した。

 中田は「情けない1年。一から体を作り直さないといけないと思う。体の弱さを再認識した。本当に悔しい1年になってしまい申し訳ない」と謝罪。井上一樹新監督体制となる2025年シーズンは「チームとして優勝を狙う気持ちは強い。優勝を目指す」と決意を語ったが……ベテラン1人で変えられるほどチーム状況は甘くない。

 球団OBは次のように語る。

「そもそもケガで満身創痍の中田を、1年間フル出場させることを前提にし、獲得した時点で見誤っている。彼の状態を見るに、週に2日は休みながら起用し、代打を含めて90試合出てくれたら御の字だっただろう。日本ハム時代に4番を長く打った自覚と責任を背負った男だから、そこは中田が一番悔しがっているのではないか」

 ただチームとしてどんどん若返りを図る中で、いつまでもロートル選手を1軍に置いておくわけにもいかないだろう。

「井上監督はしきりに“立浪イズムの継承”を叫んでいますが、『中田を継承』したところでチームが目詰まりを起こすのは目に見えてわかっている。言ってしまえば彼はそれを半ば押し付けられている。そして、下手に2軍で塩漬けしていれば、日本ハム時代に後輩選手に手を上げてしまったように、不安要素もなくはない。だからといって年俸3億円の控え野手はチームにとってもプラスに働くとは思えない。中田が不調やケガから抜け出せなくなった時に『もうこの辺りで身を引けよ』と引導を渡す役目も井上監督は担っているのかもしれません。これはチームの立て直し以上に重責です」

 中田も自らの立場を自覚しており「ラストチャンス。後悔なく全うしたい。先のことは神様が決めること。自分ができる範囲でチームとして笑いあって終われたらと思う。1年間戦い抜きます」と力強く語っている。その証拠にシーズン終了後、護摩行で減量して現在はかつてより14~15キロ落としている。

「(体重が100キロ前後になったのは)ここ4年ではない」とシェイプアップして来シーズンを戦うつもりだが、果たしてどこまでキープできるのかは“本人のみ”ぞ知るといったところだろう。

黒崎さとし(編集者・ライター)

1983年、茨城県生まれ。ライター・編集者。普段は某エンタメ企業に勤務してます。

Twitter:@kurosakisatoshi

くろさきさとし

最終更新:2024/11/16 14:00
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