Number_i、美容ブランド「雪肌精」ミューズ就任で気になる羽生結弦、大谷翔平との“訴求力”
#Number_i
男性3人組アイドルグループ・Number_iは、化粧品メーカー・コーセーの看板ブランド「雪肌精」の新グローバルブランドミューズに就任したことが発表され、ファンから歓喜の声があがっている。
「雪肌精」はこれまで新垣結衣や冬季五輪男子2連覇のプロフィギュアスケーターの羽生結弦、米メジャーリーグのロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手を起用。Number_iは4組目となり、そのプロデュース楽曲「iLY」が起用され、メンバーの平野紫耀と神宮寺勇太、岸優太が出演するテレビCM『i Bright.-前を向く、この肌に。-』篇が、11月7日からオンエアされている。
そうそうたるビッグネームに続き“元ジャニーズ”の3人が起用されたことに驚いた業界関係者も少なくないようだが、広告代理店関係者はこう語る。
「滝沢秀明氏率いるTOBEに移籍してからのNumber_iについては、King&Prince時代ほどのメディア露出はありませんが、それが逆に希少性を生んでいます。特に平野に関しては、これまで広告起用した商品の売り上げを爆上げさせた実績があり、広告業界では注目の的となっていました。サントリーの『翠ジンソーダ』は平野がCMに出演してから商品の出荷数が前年比で約2.3倍となったほか、高級ブランドでは平野と契約した途端にルイ・ヴィトンの店頭には人があふれ、イヴ・サンローランのECサイトは平野が使用したコスメアイテムの売り上げが前日比で約540倍にもなったそう。今回はグループでの起用となりましたが、“平野売れ”を期待してのことでしょう」
今回のNumber_iの起用で、一部の羽生ファンからは「羽生降板で不安」が囁かれたとも報じられているが、気になるのは“訴求力バトル”の行方だ。
「今年、メジャーリーグの打者としてはキャリアハイの成績を残した大谷と比べると、競技を引退した羽生の現在の訴求力を疑問視する人がいるようです。ただ、コーセーは羽生のアイスショーのスポンサーで、コラボ商品も展開中ですから降板などはあり得ない。12月のさいたまスーパーアリーナのチケットは3公演ともプラチナ化しており、地方のアリーナ公演のチケットも大激戦。中華圏での女性人気は絶大です。大谷の方は、スタジアムの照り付ける日差しから紫外線ダメージを跳ね返す“日やけ止め”としての訴求力が期待されており、棲み分けはできています。ただ、ここにきて大谷に対するメディアの過剰報道による“マイナス要素”も不安視する声も少なからず聞かれます」(前出の広告代理店関係者)
こうした背景に加えて、現在のCM年間契約料で言えば、大谷選手は9億円、羽生は1億円に対し、Number_iの相場は7000万円と言われているというから、同じくらいの効果が期待できるのなら “安い買い物”ということになるが……。
芸能ジャーナリストの竹下光氏はこう語る。
「『雪肌精』に関しては一時期はアジア圏観光客の“爆買い”の代名詞的な人気商品になるなど、海外でも人気の商品ですからね。いまだに中国で絶大な人気を誇る羽生さんや海外的な知名度の高い大谷選手は、商品のブランドイメージを広くアピールする意味でも格好の存在でしょう。他方、Number_iの起用については、近年以前にも増して美肌にこだわる人が増えている国内の若い世代、特に男性を意識したプロモーション戦略の一環ではないかと思われます」
果たしてNumber_iは羽生や大谷選手に肩を並べるほどの存在感を放つことができるのか。
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