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週刊誌スクープ大賞

ダウンタウン・松本人志「5億円訴訟」取り下げでささやかれる復帰説 まずは「NGKで漫才」か?

世界一『大谷翔平』4つの重大情報

 さて、今週の最後の記事は、今や「神」になったかと思われるほど、絶大な人気と力をもったオオタニサーンのお話である。

 新潮は4つの重大情報を掲げ、来期の大谷翔平の活躍を占っている。

 まずは、ワールドシリーズで盗塁の際痛めた左肩亜脱臼が、思いのほか深刻だというのだ。

「現地で取材を続ける『Full-Count』編集部の小谷真弥氏が言う。
『当初のスケジュールでは、打者を立たせてマウンドから投げる実戦形式の投球練習が、ポストシーズン中に行われるはずでした。ところが、連日のハードな試合で多くのカロリーを消費したため、この練習は先送りとなりました。現状では右肘の状態に不安材料は見当たりませんが、手術の場合、投手復帰を目指すリハビリに影響が出るのはもちろん、打者としても来季の開幕に間に合わないおそれも生じてきます』
来季のドジャースは3月18日から2日間、東京ドームでカブスとメジャー開幕戦を行い、ここで二刀流が“解禁”される見通しなのだが、チームの事情通はこう明かす。
『入団以来、大谷の後ろ盾となっているフリードマン編成本部長は、健康管理には厳格なことで知られています。大谷自身が投手復帰を熱望している一方、本部長は故障や疲労のリスクを勘案し、早期の投手復帰には消極的です。実は来季、大谷が登板して勝ち星を重ねられなかった場合は、シーズン序盤でも投手を封印し、打者に専念させる腹積もりでいるのです』」

 これまで数々の試練を乗り越えてきた大谷翔平だから、今回も難なく乗り越える可能性はあるが、心配だ。

 心配なのはそれだけではない。

 大谷が1塁に出ると、ヘルメットとヘルメットをぶつけ合う、「ヘッドバンプ」を1塁コーチャーとやるのがお決まりだが、このコーチは秀でた盗塁指導の専門家で、大谷が今季59盗塁を達成できたのも、このコーチのおかげが大きいという。

 だが彼は来季、マリーンズの監督になるといわれているそうだ。盗塁が激減?

 まあ、そうでなくても、大谷は来季、投打の二刀流が復活するから、当然、盗塁数は減るだろうが。

 3つ目は、大谷と真美子夫人との「新居」問題である。

 新潮によれば、以前購入した新居は、日本のテレビ局が報じるなどして「危険」が生じたので、ドジャーススタジアムから遠くないところに新居を買ったという。

 購入額は2000万ドル超? これで子どもが生まれてものびのび育つ環境は整った。あとは朗報を待つのみか。

 新潮は、大谷がメジャーの野球殿堂入りについて、いつごろかと聞いて回っているが、いくら何でもそれは早すぎるだろう。

 来期も大谷が世界中を沸かせてくれる1年であることを祈りたい。

 さて、冒頭に書いたように、松本人志が文春に対する名誉棄損の訴えを取り下げると発表した。

 損害賠償額は5億円という多額の要求をして、裁判に全力を注力するために芸能活動を休止していたというのに、突然の撤退宣言である。

 一体何が起きたのだろう。まずは、松本の代理人が出した声明文を見てみよう。

「これまで、松本人志は裁判を進めるなかで、関係者と協議等を続けてまいりましたが、松本が訴えている内容等に関し、強制性の有無を直接に示す物的証拠はないこと等を含めて確認いたしました。そのうえで、裁判を進めることで、これ以上、多くの方々にご負担・ご迷惑をお掛けすることは避けたいと考え、訴えを取り下げることといたしました。
松本において、かつて女性らが参加する会合に出席しておりました。参加された女性の中で不快な思いをされたり、心を痛められた方々がいらっしゃったのであれば、率直にお詫び申し上げます。
尚、相手方との間において、金銭の授受は一切ありませんし、それ以外の方々との間においても同様です。
この間の一連の出来事により、長年支えていただいたファンの皆様、関係者の皆様、多くの後輩芸人の皆さんに多大なご迷惑、ご心配をおかけしたことをお詫びいたします。
どうか今後とも応援して下さいますよう、よろしくお願いいたします」

 後輩芸人や取り巻き連中が口車にのせて集めてきた女性たちをホテルに押し込み、その女性たちと性的関係をもったことは認めている。

 今年の1月22日、文春を提訴した際の文章は以下の通りだった。

「提訴のお知らせ
本日、松本人志氏は、株式会社文藝春秋ほか1名に対して、令和5年12月27日発売の週刊文春に掲載された記事(インターネットに掲載されている分も含む)に関し、名誉毀損に基づく損害賠償請求及び訂正記事による名誉回復請求を求める訴訟を提起いたしました。
今後、裁判において、記事に記載されているような性的行為やそれらを強要した事実はなく、およそ『性加害』に該当するような事実はないということを明確に主張し立証してまいりたいと考えております。
関係者の皆様方にはご心配・ご迷惑をお掛けいたしますが、ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。
松本人志氏 代理人
八重洲総合法律事務所
弁護士 田代政弘」

 ここには「(文春の=筆者注)記事に記載されているような性的行為」はなかったと明確にいっているのである。

 だがこの文章を読むと、そうした会合があり、そこに参加して、女性たちと性的関係をもったことは認めているのだから、松本側の実質的全面敗訴といっていいだろう。

 最初から、松本と女性二人だけ、密室で行われたことで、その際の写真や音声、医者の診断書などの「物的証拠」はなく、法廷での被害女性たちの証言だけが文春側の頼りだったため、私は、いくつかの媒体に「文春にとってはきつい裁判になる」と書いた。

 裁判の長期化も予想された。私の経験からいっても、名誉棄損裁判は、報じたメディア側に厳しい裁判なのである。

 だが、松本側は、証言者のA子を執拗に尾行し、彼女の親しい人間に、A子が法廷に出て証言しないようにいってくれと圧力をかけたり、多額の金銭を払う用意があると申し出たりと、信じられないような愚行を繰り返し、そのことも文春で報じられた。

 しかし、A子の意志は固く、揺らぐことはなかった。

 このまま彼女が証言台に立ち、松本から受けた性的虐待について話せば、メディアは挙って報じることは間違いない。

 そうなれば、松本側が「物的証拠はない」といい張っても、松本の愚かな行為は規定事実となり、2度と茶の間のテレビに復帰することはできないと考えたのであろう。

 全面降伏といっていい。

 その上、告訴から1年も経たないうちに、松本がいなくても、彼の冠だった番組も回り、松本人志という存在は急速に「昔話」になっていくのを見ていて、松本は、「こんなはずではない」と焦りを強くしたのであろうことは想像に難くない。

 松本はテレビで見ると外見、物言いが“ちょいワル”なイメージだが、本性はネクラの小心者であろう。それは、文春が書きたてたとき、会見を開かなかったことからも透けて見える。

 不倫がバレたお笑い芸人には、会見を開けといっていたくせに、自分のこととなるとからきし意気地がなかった。

 会見を開き、自分の悪行を笑い飛ばし、謝罪すれば、イメージは傷つき番組は減っても、まだテレビの隅っこには残れたかもしれない。

 だが、このような終わり方をすれば、誰もが、文春が報じたことの多くは事実だったと思うに違いない。ケリの付け方としては最悪だと思う。

 ジャニー喜多川のジャニーズジュニアへの性的虐待問題と同じように、企業が一番嫌がるのはこうした性的スキャンダルである。

 テレビの現場は視聴率さえ取れれば、殺人犯でも何でも出したいが、CMが入らなくては元も子もない。

 和解声明文が出された時、松本は年内か新年早々の復帰を考えて、この時期に発表したなどというバカな見方をするメディアもあったが、とんでもない。

 まだ、スポニチ(11月10日付)が報じた“復帰”の可能性のほうが高いだろう。

「早期の芸能活動再開を望んで裁判を終わらせた松本。3月下旬の第1回口頭弁論を前に発表した『一日も早く、お笑いがしたいです』のコメント通り、年明けの復帰案が浮上している。テレビ局関係者によると、番組ではなく劇場への出演。最有力とされるのは、所属する吉本興業が運営する大阪市のなんばグランド花月(NGK)で、ダウンタウンとして浜田と観客を前に漫才をするプランだ。同関係者は『吉本と浜田さんらで話し合いをしている』と明かした。
松本は東京進出後も、節目節目でNGKのステージに立っている。2012年4月の吉本興業100周年記念公演『伝説の一日』では、ダウンタウンでミュージカルに出演。22年4月の110周年『伝説の一日』では、ダウンタウンとして31年ぶりに漫才を披露した劇場でもある。テレビ局関係者は『舞台に立ってお客さんの前で芸を披露するのが芸人の“原点”。そこからの再出発が松本さんにとっても一番良い』と指摘。さらに『松本さんはテレビ復帰に強い思いがあるようだが、スポンサーの反応などハードルがある。劇場なら、お金を払って来ているファンだから問題もない』と語る。22年の公演はオンライン視聴チケットが約10万枚売れる人気だった。思い出のNGKで、原点と言える漫才披露となれば、より注目を集めることになりそうだ」

 2年でも3年でも吉本の小屋の舞台に立ち、新しい自分を見てもらって、多くの客たちから支持を集め、そこから這い上がっていくしかない。

 それをやるだけの根性が松本人志にあるのか。それともこのまま忘れ去られるのか。松本にとっては、これからが本当のお笑い芸人人生が始まるのである。(文中一部敬称略)

【巻末付録】

 まずはポストからいこう。

「渡邊渚 元フジテレビアナウンサー『ここから再出発』」
「“半ケツビラ配り”美女が脱いだ!! 緊急撮 衆院選で物議!」

 袋とじ「晩秋ヘアヌード袋とじ 濡れて火照って全裸湯けむり道中」

「美女4人が秋深まる伊豆半島でエッチな女子旅」「違反級の手ぶらポリス 田中杏樹」

 手ぶらポリスは元山形県警のお巡りさんだそうだ。

 お次は現代。

「山岡雅弥 みなぎる肉体美」

 これだけだが、あっさりしていて、かえって気持ちがいい。

元木昌彦(編集者)

「週刊現代」「FRIDAY」の編集長を歴任した"伝説の編集者"。

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もときまさひこ

最終更新:2024/11/11 22:05
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