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日刊サイゾー トップ > エンタメ  > 芦田愛菜、庶民派キャラと「大人イメージ」打ち出しでジレンマ

芦田愛菜、ディオールとのコラボに「イメージ違う」の声も…「脱・かわいい愛菜ちゃん」でジレンマ

芦田愛菜(写真/Getty Images)

 女優の芦田愛菜が、世界的なファッション誌の日本版「VOGUE JAPAN」(コンデナスト・ジャパン)で高級ブランド「ディオール(DIOR)」とコラボ。総額150万円超えのディオールコーデや香水を手にしたカットなどを披露したが、「品がある」「大人っぽい」などと称賛の声がある一方、「ディオールのイメージと違う」「庶民派キャラと合わない」といった否定的な意見もあり、賛否両論となっているようだ。

 「VOGUE JAPAN」の特集では、芦田がディオールのアイテムと共に「花々の強さとエレガンスを漂わせる、モダンな女性像」を表現。ジャケット(¥620,000)、スカート(¥450,000)、シューズ(¥268,000)、リング(¥59,000)、ブレスレット(¥67,000)、イヤリング(¥61,500)など高額アイテムを身に着けた写真や、ディオールの香水を手にしたイメージショットなどが公開されている。

 白と黒のモノトーンを基調にしたファッションと艶っぽいメイクで大人の雰囲気を演出しており、いつもの「かわいい愛菜ちゃん」とは違った一面を見せている。

 これに対して、ネット上のファンからは「賢さから品のよさまですべて備わっているからすごく似合ってる」「ほんと、自然な感じで品がいい。気取った感じもないし、素敵な女性になった」「聡明で上品で非の打ち所がないようでいて、実はちょっと天然なところがあって、嫌味を全く感じさせない素敵なお嬢さん。すごく良い家庭環境で育ったんだろうな」などと称賛の声が湧き起こった。

 好感度が高いだけに絶賛一色になるかと思われたが、意外にも以下のような否定的な声も少なからず上がっている。

「ちょっとイメージ違うかな。純朴なイメージもあるからハイブランドの香水とか似合わない」
「愛菜ちゃんが海外のハイブランドを持ってるとなんか複雑……。コスメなら資生堂のマキアージュみたいな国内ブランドとか、日本の老舗ジュエリーブランドとかが似合うと思う」
「人選がいいって言ってる人いるけど、ディオールと芦田愛菜は互いにイメージ違いすぎでしょ」
「嫌みとかじゃなく、ディオールよりキャンメイクとコラボしたほうが印象いいと思う」

 芦田といえば、子役時代から「国民の孫」として人気を集め、近年はその好感度の高さと清潔感からCMキャラクターとしての需要が高騰。今年上半期の「タレントCM起用社数ランキング」(ニホンモニター調べ)では契約社数14社で、川口春奈、賀来賢人に次ぐ男女総合3位となった。

 出演CMは山崎製パン、味の素、サトウ食品、スズキ、エイチ・アイ・エス、SBI損害保険、ワイモバイルなど、大手ながら庶民にも親しみのある企業が目立ち、そこからも芦田のパブリックイメージが「庶民的」「親しみやすい」ものであることがわかる。そう考えると、ハイブランドとの組み合わせに違和感を抱く人がいるのは仕方ない部分もあるのかもしれない。

 だが、今年6月に20歳となった芦田としては「いつまでも『かわいい愛菜ちゃん』だけではいられない」というジレンマがあるだろう。CMキャラクターとしてだけでなく、女優としても大人の顔を徐々に見せていかなければならない時期だ。

 そういう意味では、ハイブランドとのコラボも「大人になった芦田愛菜」を見せていく布石といえるのかもしれないが、これが受け入れられるかどうかによって今後の世間からの支持も変わっていきそうだ。

SNSや動画サイト、芸能、時事問題、事件など幅広いジャンルを手がけるフリーライター。雑誌へのレギュラー執筆から始まり、活動歴は15年以上にわたる。

さとうゆうま

最終更新:2024/11/08 20:00
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