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令和最大の炎上事件でなにが起きていたのか?
ところで、小山田圭吾(55)といっても、ピンとくる人はそう多くないのではないか。
しかし、Yahoo!ニュース(2021/7/18(日) 18:10)の以下の内容を読めば、大方の人が思い当たるに違いない。
「東京オリンピック・パラリンピック開会式の作曲担当として7月14日に発表された小山田圭吾さんが、過去に雑誌で障害者へのいじめを自慢していたとして炎上。16日に謝罪文を発表しましたが、炎上は収まっていません。
小山田圭吾さんは、ソロユニット『Cornelius(コーネリアス)』として活動するミュージシャンです。NHKのEテレ『デザインあ』の音楽も担当されていることで有名です。
きたる7月23日の開会式の盛り上げを期待してか、7月14日に制作メンバーのひとりだと発表され注目されましたが、その結果、過去の”行為”が騒がれることになりました。
問題となっているのは、1994年に発行された『ロッキング・オン・ジャパン(1994年1月号)』と、翌年の『クイック・ジャパン(95年vol.3)』に掲載されたインタビュー記事です。
記事では小学生から高校生にかけての学生時代に『障害者をいじめていた』と告白」
そのいじめのやり方も、「段ボール箱に入れてガムテームでぐるぐる巻きにした」「うんこを食べさせた」という陰惨なものだったため、SNSを中心に彼への批判が巻き起こり、ついには五輪から辞任することになった。
だが、現代でノンフィクションライターの中原一歩は、小山田はいじめの当事者ではなかった可能性がきわめて高いと書いている。
スキャンダルが報じられた当時、当事者の小山田は一切の取材を拒否していたが、それは、取材を受けることができる精神状態ではなかったからだったという。
そこで中原は、いじめの舞台になった中学校の同級生たちを探し出し、小山田のいじめを見聞きしたことがあったかを聞いて回ったそうだ。
そうすると、いじめはあったが、それは小山田とは別の同級生で名前も特定することができたというのである。
その後小山田をインタビューすると、彼は「あのインタビューには事実ではないことが書かれており、長年そのことに悩んでいた」と打ち明けたという。
中原はこういう。
「最大の過ちは、炎上を報じるメディアの側が、あの雑誌の内容は正しいのか事実確認をしなかったことだ。もし、炎上の段階で独自取材を重ねていたならば、結果は違っていた可能性が高い」
中原のいうことは正論ではある。だが、自分は関与していないのに、あのような非道ないじめを雑誌のインタビューで自らなぜ語ったのか?
もし、小山田が、自分はそんなことはいっていないとすれば、悩んでいないで、すぐに雑誌(『ロッキング・オン・ジャパン』と『クイック・ジャパン』の2誌)に訂正削除をさせるべきではなかったのか。
雑誌側の全くの捏造なら、騒動になった時に、なぜ雑誌側を訴えなかったのか、疑問は残る。
もちろん、メディア側に非がないなどというつもりはないが、小山田の側にも非がなかったのか?
そいう意味では、もう一度この「事件」を再取材する必要はあると思う。
さて、また巨額の詐欺被害が発覚した。新潮が、
「会員制リゾートクラブ『ワールドビッグフォー(WB4)』による詐欺被害を訴える記者会見が9月6日、新潟県庁で開かれた。会員70人が計4億円の被害に遭ったとして、WB4の運営会社『ジャパンエアリゾートインターナショナル株式会社(JARI社)』(東京・文京区)を、新潟県警に刑事告訴する準備を進めていることが分かった」
と報じている。
代理人を務める代々木総合法律事務所の林治弁護士はこう語っている。
「入手した内部資料によると、新潟県内だけで被害者は少なくとも約1600人、被害総額は100億円ほどに上るとみられます。また、JARI社の銀行口座の履歴を調べたところ、現状で確認できるここ数年間の分だけで100億円近くが、全国の被害者と思しき方々から入金されていた。過去にさかのぼった場合、被害総額は1000億円近くに上る可能性も十分に考えられます」
さらにこうもいう。
「WB4は実際に、フィリピンのセブ島で会員制リゾートクラブらしきものを手がけていました。その仕組みは会員から“預り金”を集め、特典として“リゾート利用券”を渡すというものでした。会員はこの券を使ってリゾート施設を無料で利用できますが、利用しなくてもいい。有効期限が切れた券はWB4が買い取り、現金でバックしてくれるからです。会員はバックのことを“利息”と呼んでおり、“預り金”の額に応じて年利4.8~9.0%を受け取っていました」
だが、2020年3月から突然、コロナ禍を理由に“利息”が支払われなくなり、元本の“預り金”も戻らなくなったというのである。
こうした巨額な詐欺には、有名人や芸能人を広告塔のように使う手口がよくある。
「組織のナンバー2は、代理店総統括理事の村松紀梨湖(のりこ)氏という女性でした。彼女は芸能関係者との人脈が豊富だったといわれています」(経済ジャーナリスト)
手元に残された一枚の招待状。それは村松が自身の闘病記『がんでは死なない』(幻冬舎メディアコンサルティング)を自費出版した際、開催された記念パーティーのものだという。
「〈発起人〉の欄には、お笑いトリオ『森三中』の大島美幸(44)を筆頭に、その夫で元放送作家の鈴木おさむ氏(52)や女優の音無美紀子(74)、テレビリポーターの東海林のり子氏(90)、着物デザイナーの紫藤尚世(しとうひさよ)氏(77)などの著名人が並んでいる」(新潮)
当の村松は「昨年頃、亡くなったとされる」(新潮)らしいが、村松と家族ぐるみの付き合いだったといわれている大島はどう関わっていたのか、全く無関係なのか? 夫の鈴木が電話とメールでこう回答したそうだ。
「妻は、お世話になっている紫藤先生から“がんの方を勇気づけたい”と言われたので、村松さんの出版記念パーティーにコメントを出したに過ぎません。パーティーには参加しておらず、発起人だと記されているのであれば、それは勝手にやられたことで、相手を訴えなくてはいけない。私たちはWB4の会員ではなく、WB4がそもそもどういう組織なのかも知りません」
被害者たちは、この言葉をどう聞くのだろうか。
お次は今や美の化身とまでいわれる(?)MEGUMIのキレイには医学的根拠がないという文春の記事。
「MEGUMIは1981年生まれ。芸能界デビューを果たしてからは、グラビアアイドルとして人気を博した。その後は、女優やタレントとして活動。近年は美容に力を注いでおり、自身が試してきた1000種類以上の美容法から厳選して紹介した『キレイはこれでつくれます』がベストセラーになったほか、スキンケアブランド『Aurelie.オレリー』のプロデューサーや、『バンタン渋谷美容学院大学部』の名誉学院長に就任。彼女の美しさに憧れる女性たちのお手本のような存在になっている」(文春オンライン2024/10/30)
そんな彼女の代表的な美容法の一つが、シートマスクの利用だという。
「例えば、昨年大阪で開催された『Biople FES』でのトークショーでは、シートマスクの重要性について『真皮層まで水分が入り、肌がどんどん柔らかくなります』などと言及している。肌は表面から順に『表皮』『真皮』『皮下組織』と三層に分かれているが、MEGUMIによれば、シートマスクに含まれた成分が表皮より内側の『真皮層』まで届くことで、肌が柔らかくなるという」(同)
しかし、多くの皮膚疾患の診療経験をもつ「ひまわり医院」の伊藤大介院長は次のように指摘している。
「成分を含めた水分は肌の真皮層まで、基本的には届かないと言っていい。私が知る限り、『真皮層まで成分が到達した』とする医学的エビデンスは現時点でありません」
MEGUMIの所属事務所に尋ねたところ、こう答えたという。
「『法的および医学的な事柄が多く含まれておりますため、誤解を避けるため』、美容業界に精通しているとされる独立した第三者の弁護士に見解を求めたという。その弁護士は『薬機法の表現上、角質層(編集部註・表皮の最も外側の部分)までしか謳ってはいけませんが、真皮層まで効果がある美容成分はあると考えます』などとしたうえで、主に以下のように回答した。
『弁護士の立場としては、ご指摘いただいたとおり誤解を招きかねない表現ではあったと考えます。MEGUMI氏に対しては、今後トークショーなどでは誤解を招かない表現を心掛けるよう助言しました。今後は、開会前に本トークショーは化粧品の広告ではなく、MEGUMI氏自身の美容体験をお伝えすることが目的のため、自身の体感や感覚をメインに話すので、それが薬機法の定める広告規制に反する可能性があることをお伝えするなど、誤解を招かないよう取り組んで参ります』」(同)
他にも、MEGUMIが商品企画開発からフルプロデュースした化粧水や美容液などの宣伝文句が、厚生省が定める「医薬品等適正広告基準」に違反している疑いや、「サウナの汗はミネラルを含み真皮に浸透する」という美容法が、汗のほとんどが水分とわずかなミネラル成分を含むに過ぎないと指摘されたりと、彼女の美容法には疑問符が付くものが多いという。
MEGUMI自身も文春に対して、「今回のご指摘は改めて伝え方を見直すきっかけとなりました。本当にありがとうございます」などとコメントを寄せたそうだ。
まあ、本を読んだ読者が「これで私もMEGUMIのようにキレイになる」と信じればいいのだから、宗教みたいなものだろう。信じる者は救われるのだから、目くじら立てることもないか。
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