菊池桃子だけじゃ物足りない! あの80年代アイドルの伝説のラジオ番組の復活を望む声が多いワケ
#菊池桃子 #南野陽子
歌手で女優の菊池桃子がパーソナリティを務め、1980年代に放送されたラジオ番組『青春ファンタジア 菊池桃子あなたと星の上で』が36年ぶりに“復活”することが発表され、話題となっている。
同番組は1985年4月~1988年10月までニッポン放送で日曜日の深夜に放送されていたが、同局の開局70周年、菊池のデビュー40周年となる今年の11月5日に特別番組『青春ファンタジア 菊池桃子あなたと星の上で 2024』として生放送されることが決定。番組ではリスナーからのメッセージを紹介したり、懐かしの楽曲などもオンエアするという。
番組の“復活”決定を受けて、菊池も「懐かしい番組を復活させていただけることになり感無量です!」とコメントしているが、ベテランのアイドル誌ライターは語る。
「番組は日曜深夜24時からの放送でしたが、当時の中高生たちは次の日に学校がある中、アイドルとして全盛期だった菊池のウィスパーボイスを聴くまでは眠るわけにはいかなった。エンディングの『また来週、あなたと、あの星の上で逢いましょ』の言葉と彼女の“グッドナイトキス”にどれだけ胸キュンしたことか(笑)」
中高年たちにとっては“わが青春の日曜日”が36年ぶりによみがえる格好だが、この一報を受けてインターネット上では80年代アイドルのファンを中心に“もう一つの伝説の番組”についても復活を熱望する声が噴出しているとか。
「同じくニッポン放送で日曜日の深夜に放送されていた『南野陽子 ナンノこれしきっ!』です。世間的には南野の代表作はドラマ『スケバン刑事II 少女鉄仮面伝説』(フジテレビ系)だと思われがちですが、南野ファンに限ってはこのラジオ番組の方が思い入れの強い人は多いはずです。最盛期には週に平均1万通のハガキが寄せられるなど、アイドルのラジオでは最も高い人気を集め、彼女のモーニングコールを吹き込んだカセットテープのプレゼント企画では15万通のハガキが集まり、ニッポン放送の記録を塗り替えたほどの人気でしたからね」(前出のアイドル誌ライター)
86年10月から放送が開始され、アイドルファンを中心に絶大な人気を誇った同番組だが90年6月に突然、番組の打ち切りが決定。番組との別れを惜しむリスナーも多かったようだが、芸能ジャーナリストの竹下光氏はこう話す。
「なぜ打ち切りになったのか、いまだに南野さんのファンの間でもさまざまな憶測がささやかれていますが、それも人気番組の証しと言えるでしょう。打ち切り後も単発放送で復活したり、06年からは同じニッポン放送で南野さんのレギュラー番組『南野陽子 今日はナンノ日っ!』が放送されたりもしていますし。当時の南野さんの人気や番組、リスナーの熱量などを振り返ると、後世に語り継がれるアイドルのラジオ番組といっても過言ではないですよね」
菊池の番組に関するニュースを受けて、復活を望む声が噴出するのも頷けるところだが、『南野陽子 ナンノこれしきっ!』がこれほどまでにファンを惹きつけた理由の一つとして、番組内でハガキを読まれたリスナーだけがもらえたアイテム「ナンノへんてつ」の存在も無視できなかったという。
「当時、南野は番組内で『何の変哲もない、ナンノへんてつプレゼント!』と言っていましたが、これがリスナーにとってはまさに謎の物体。インターネットもない時代で、これはもらった人でなければわからない代物でしたから。リスナーはそれが欲しくてたまらなく、ハガキを出しまくっていたわけです。今回、気になってネット上を探してみると、“初代”はなんの変哲もないキーホルダーで、“二代目”は意味不明な形をした鉄片。こちらは南野の出身地の兵庫県伊丹市の形をデザインしたもののようで、34年ぶりに謎が解けました」(同アイドル誌ライター)
『ナンノへんてつ』とともに伝説の番組が復活する日は来るのか――。
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