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日刊サイゾー トップ > エンタメ > スポーツ  > 金的あり! 過激すぎる格闘技『 ROMAN ONE』

金的、頭突き、指関節あり! 過激すぎる格闘技大会『ROMAN』に緊急潜入

「良い子は真似しないでくださいね」

 以下は、試合後の渡慶次のインタビュー。

●渡慶次幸平

――「打撃ありの試合はこれで最後」と決めていた渡慶次さん。みごと有終の美を飾りましたが、こんなスカ勝ちをしてしまうと、まだまだ続けたくなってしまうのでは?

渡慶次 たとえば500万、1000万くらいのファイトマネーをもらえる試合のオファーが舞い込んできたら考えるけど、基本はもうやらない。これでオシマイです。

――無傷の勝利となりましたが、一歩間違えればタマを失う危険性もある一戦でした。恐怖心はありましたか?

渡慶次 マジでなかったです。ローブローって、来るとわかっていたら効かないんですよ。ファールカップも着けていますしね。

――そうなんですか?

渡慶次 はい。ボディーなんかも、顔面をガードで固めているときに不意に食らうから効く。でも練習中とかに、ボディーを鍛えるためにわざと打たせるときは、思い切り連打されても効かない。それと一緒じゃないでしょうか。それに、ずっとラウェイで金的ありのルールでやってきたから、蹴られないポジション取りをわかっていたし、仮に蹴られても気にしない。あ、これは僕だから言えることなので、良い子は真似しないでくださいね(笑)。

――それにしてもあっけない幕切れでした。

渡慶次 結果的に早く終わったけど、僕もこんなに早く終わるとは思っていなかった。今日のために頭突きもいっぱい練習してきたし、左右どっちのパンチが当たって相手が失神したのかもわからないくらい必死で戦っていました。RIZINファイターの鈴木千裕が「親を目の前で殺されたと思って戦う」とよく言うんですけど、その意味がわかったのがおとといぐらい。僕もそのつもりでやってみるかと思って、やってみたら、相手が失神していましたね。一発目のパンチで相手の目が飛んでいるのがわかりました。

――今後の人生プランは?

渡慶次 今回の試合で「渡慶次って、素手でやらせるとヤベエぞ」というイメージがついたと思います。そのイメージを使って、セキュリティーや後進の指導など、僕自身の今後の商売をうまく展開していきたいですね。僕、子供に教えるジムもやっているんですよ。今月末には子供たちを招待してハロウィンイベントも開きます。素手でこんだけ強い奴が、実は子供には優しい。そういうギャップがあったほうが人々は反応してくれますから、それを意識しながら今後の人生を作っていこうと思います。

――最後に、今後『ROMAN』のバーリトゥードに挑むファイターたちにアドバイスを。

渡慶次 僕みたいに綺麗に勝つのは難しいので、出るからには覚悟してください。

――お疲れのところ、ありがとうございました。

渡慶次 いや、マジで疲れていないんですよ(笑)。2分弱で終わっちゃったから。休憩なしの時間無制限で、完全決着ルールと聞いていたから、1日2日戦ったらどうしようかと思って、試合前の飲み物もちょっと控えていたんですけどね。トイレに行けない可能性があったから(笑)。

✳︎ ✳︎ ✳︎ 

 男の沽券と男の股間をかけた戦いは無事に終幕。大会終了後に渡辺CEOは、「正直、怖かったですよ。渡慶次選手も大会前に『相手の耳をむしっちゃう』とか言っていたので、耳が取れたり指が折れたりしたら、世間からものすごい批判を浴びるんじゃないかって。不安で眠れない夜もありました」と明かし、胸を撫で下ろしていた。

 『ROMAN』の次回大会は来春に開催予定。「業界の温度などを探りつつ、今後も常識の中で拾えるギリギリのラインを攻めていきたい」と渡辺CEOは抱負を語った。

(取材・文=岡林敬太/撮影=長谷英史)

岡林敬太(ライター)

風俗情報誌の編集、実話誌の暴力団担当記者などを経て、ライターに。瓜田純士のYouTubeチャンネルのカメラマンも務める。

最終更新:2024/10/24 22:33
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