金的、頭突き、指関節あり! 過激すぎる格闘技大会『ROMAN』に緊急潜入
いよいよメインイベント…タマらん展開が待っていた!?
そうこうしているうちに大会が始まり、プログラムが順次進んでいく。
新柔術ルールでは、これまでの柔術では見られなかったヒールフック、外掛けなどが解禁。これらを積極的に実践しようとする選手の動きが多々見られた。
道着着用MMAでは、道着がないと作りにくいスパイダーガード(相手の肘のくぼみに自分の足裏を当てるガード)などの技が続々と繰り出された。「ああいう寝技が普通のMMAの中で展開されることはまずないので、見ていてとても面白かった」とは関係者の声。
そしていよいよ本日のメインイベント、時間無制限バーリトゥードである。元ラウェイ王者の渡慶次幸平と、元UFCファイターのウィル・チョープが、グローブをつけず、「金的、頭突き、指関節あり」で激突するのだ。両選手が入場し向き合った瞬間、会場にいたすべての男性、そして生配信を見ていたすべての男性が、タマを縮み上がらせていたに違いない。
長い格闘家生活でダメージが蓄積されているという渡慶次。「打撃ありルールの試合はこれが最後。死ぬ気で戦って、まだ生きていたら次のことは後から考える」という決意でケージに上がった。
渡慶次が168㎝、チョープが194㎝。この身長差、どっちに有利に働くのか?
序盤はお互いジャブで距離を測りつつ、ローやミドルの応酬が続く。時間無制限の完全決着ルールゆえ長期戦を見据えているのか、お互い手数は少なめだ。
渡慶次のインローが綺麗に入る。
試合が大きく動いたのは、開始わずか1分50秒。ジャブを皮切りに前へ踏み込んできたチョープのアゴに、渡慶次の左フックがカウンターでヒット!
続けざまに、右、左、右フックを素手で振り回す渡慶次。最後の一発がバチーンと顔面に入ると、チョープはダウン!
失神状態のチョープに、パウンドを打ち込んだところで試合終了。1分55秒、レフェリーストップで渡慶次の勝利となった。時間無制限ゆえ徹夜も覚悟していた取材班だが、こんなにもあっけなく試合が終わってしまうとは! 死を覚悟していた渡慶次は無傷の生還。もちろんタマも無事だった。
一方のチョープも試合後すぐに意識を取り戻し、渡慶次と健闘を讃え合った。
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