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手越祐也『イッテQ』復活もレギュラー復帰を探る“日テレの事情”

手越祐也『イッテQ』復活もレギュラー復帰を探る日テレの事情の画像1
手越祐也

 元NEWSの手越祐也が10月13日放送の『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)に登場して話題となっている。

 手越は2007年2月~2020年5月までレギュラー出演していたが、降板。今回、約4年5カ月ぶりの復帰となったが、番組の世帯視聴率は13.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録し、TVerの見逃し配信は2日間で230万再生を突破し、同局のレギュラーバラエティーでは歴代最速の出足となった。

 番組で手越はレギュラーの内村光良、宮川大輔とともにイタリアで「男3人祭り」のロケ企画に参加。宮川から「捕まえた!」と網で捕獲されると、「俺、もう『イッテQ!』出れんの!?」と驚く一幕もあった。

 番組内で久しぶりに見る手越の姿に「レギュラーでお願いします」「やっぱ最高におもろい」「私の中では松本人志さん復帰よりも断然手越さんの復帰が上」などと手越のファンを中心に視聴者からも喜びの声があがっている。

 テレビ局関係者は明かす。

「今回、4年ぶりに手越が出演することができたのは、内村からの強い要望があったからとか。手越は降板後も番組出演者たちのグループLINEからは抜けておらず、内村、宮川や番組スタッフとも連絡を取り続けていました。今年7月に内村が還暦を迎えたことで“初期メンの手越を呼ぼう”という流れになったようです」

 もっとも、手越のレギュラー復帰に関してはそう簡単な話でもなさそうだ。

「NHKは10月16日の定例会見で、新規の出演依頼を見送っていたSMILE-UP.(旧ジャニーズ事務所)や新会社STARTO ENTERTAINMENT所属タレントの番組起用再開の方針を明かしました。これにより、民放でも旧ジャニーズタレントの番組出演のハードルは今後グッと下がると思われます。ただ、手越の場合は20年の緊急事態宣言下に女性らと飲み会を実施していたことが『週刊文春』(文藝春秋)に報じられて芸能活動を自粛。その後、ジャニーズ事務所のゴタゴタを経ての独立となっているだけに“イメージ”にも少なからず問題がある」(芸能記者)

 さらに、テレビ局側にもレギュラーで起用しにくい事情があるという。

「手越については女性関係などに加えて、16年に福岡で発生した金塊強奪事件の容疑者が、自身のSNSに手越と一緒に写った画像をアップしていたことが判明し、騒動になりましたからね。当時、ジャニーズ事務所は画像が手越本人と認めたうえで、『(容疑者と)面識はなかったが、本人も軽率だったと反省している』と説明していましたが、広告代理店やリサーチ会社の資料には今でもその件が記載されており、スポンサーがレギュラー出演に難色を示しているとも言わています」(前出のテレビ局関係者)

 実際、今回復帰を果たした『イッテQ!』の放送回においても、今後の手越の出演に関しての言及はなかったが……。

 芸能ジャーナリストの竹下光氏はこう語る。

「確かに今のご時世、反社会的勢力との親密な関係を疑われる行いはテレビタレントとしては避けるべきですが、手越さんいわく画像に一緒に写っていた相手とは『面識はなかった』とのことですし、騒動からだいぶ月日も経っていますからね。吉本興業の闇営業騒動で結果的に反社会的勢力の会合に参加していたとされる芸人たちの多くもテレビ復帰を果たしていますし、くしくも、宮迫博之さんも今月放送のテレビ埼玉の番組で5年ぶりに地上波復帰を果たしましたからね。『イッテQ!』にレギュラー復帰できるか否かは断言できませんが、少なからず今回の4年5ヵ月ぶりの出演が追い風になることは間違いないでしょう」

 果たして、手越の姿を再び『イッテQ!』で見る日は来るのだろうか。

大沢野八千代(ジャーナリスト)

1983生まれ。大手エンタメ企業、出版社で勤務後、ネットソリューション企業に転職。PR案件などを手掛けている。KALDIフリーク。

おおさわのやちよ

最終更新:2024/10/22 09:00
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