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週刊誌スクープ大賞

衆議院選、自民党“安部派裏金議員”の当落リストと、高まる「石破下ろし」の気運

『石破は危うい』『倒閣だ』安倍派裏金議員を連続直撃&当落リスト緊急公開!

 さて、11月27日は衆議院選の投開票日である。その日をこの国で一番恐れているのは石破茂首相だと思うが、まだ、3週間しか経たないのに石破政権の支持率は急降下している。

「時事通信の10月世論調査によると、1日に発足した石破茂内閣の支持率は28.0%で、岸田文雄内閣最後の9月と比べ、9.3ポイント増加。自民党支持率は18.9%で、9月比で2.2ポイント低下した。発足時の支持率としては、内閣、自民党ともに異例の低さ。数字上は既に政権末期と言える。衆院選を戦う与野党各党に、衝撃が走った」(JIJI.COM10月17日19時00分)

 このままいくと、岸田文雄政権の支持率を抜いて、戦後最低になる可能性もある。

 だが、一部の新聞の衆院選予測では、石破の支持率は低いのに、自民党と公明党が過半数を確保するというのがあった。

 そんなバカな! いくら野党共闘ができないからといって、今のデタラメな自民党に投票する人が多くいるとはとても思えない。

 だが、もしそんなことがあれば、確実にこの国は沈没する。北朝鮮と並んで、アジアの最貧国になる。

 私はまだ、有権者たちの「理性」を信じたいと思っている。

 文春は、裏金候補たちがどうなるのか、当落を「緊急公開」している。

 中でも一番注目を集めているのは“ミスター裏金”というべき萩生田光一であろう。本人は、自分は「自民党の萩生田」ではなく「八王子の萩生田」として戦ってきたなどと語っているが、今回は、旧統一教会も公明党の支援も表立っては受けられず、苦戦しているのは間違いない。

 今回は、旧安倍派を中心に非公認となった候補は12人だったが、そのうち3人が出馬を断念した。

 東京11区の下村博文元文科相は、お詫び行脚として支援者宅を8000軒回ったという。その甲斐あって当落予想ではC+なっているという。これは当選の可能性ありということ。

 下村は文春に対して、選挙後について不気味なことをいっている。

――当選後はノーサイド?

「ノーサイドでは済まないでしょう。『党内融和より国民への説明』と石破総裁は仰ったが、党内をまとめる努力をどうされるのか。危ういんじゃないですか。石破政権が」

 この恨、晴らさでなるものかということか。
非公認となったことが大きなダメージになったと思われるのは、福井2区の高木毅元国対委員長。今はC-と当落線上ギリギリ。

 注目の東京24区の萩生田もC-。

「ポジティブな要素が何もないうえ、公明党の推薦が出ないのが痛い。東京二十四区は最低でも四万票の公明党票があるとされています。つらい選挙戦になるでしょう」(久保田正志政治広報システム研究所代表)

 東京21区の小田原潔もC-。

 だが圧倒的な強さを見せる候補もいる。兵庫9区の西村康稔元経産相がそれ。予想ではAという高い評価である。

 それは、公明党が推薦を出したことと自民党から半ば公然と推薦を受けているからだという。

 埼玉13区から出馬している三ツ林裕巳元内閣府副大臣も非公認だが、公明党から推薦を受けているため、評価はAだそうだ。

 東京17区の平沢勝栄も盤石で、当選確実のA評価。

 こうしてみてくると、半数以上が勝ち残ってくると思われる。そうなれば、石破茂首相は即刻、自民党に復帰させる腹積もりだろうが、この仕打ちに怒っている連中は、石破憎しで固まり、反石破で動き出す可能性大である。

「今回の非公認などの判断は、党内に禍根を残しました。旧安倍派や旧茂木派、麻生派の候補のもとには、“反石破”の旗印として高市氏が応援に駆け付ける予定です。(中略)政治資金の透明化を掲げていたはずが、党の要職に座る小渕氏を巡る不記載疑惑も明らかになりました。議席を減らす可能性が高まる中、“石破降ろし”が加速してきそうです」(政治部デスク)

 石破茂首相は“旧安倍派の皆様方”に、どう釈明する気なのか。大波乱は選挙後に来る。(文中一部敬称略)

【巻末付録】

 今週はポストだけ。

「総理が愛したアイドルたち」。石破茂首相は「キャンディーズ」の熱烈なファンだったことはよく知られているが、それがどうした?

 袋とじ「田野憂 太陽と海とLカップ」「花井美理 胸いっぱい」

「ニューピースGIRLS したた滴る!」。ここだけは平和だ。

元木昌彦(編集者)

「週刊現代」「FRIDAY」の編集長を歴任した"伝説の編集者"。

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もときまさひこ

最終更新:2024/10/20 14:15
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