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週刊誌スクープ大賞

衆議院選、自民党“安部派裏金議員”の当落リストと、高まる「石破下ろし」の気運

石破茂

今週の注目記事・1「『石破は危うい』『倒閣だ』安倍派裏金議員を連続直撃&当落リスト緊急公開!」(『週刊文春』10/24日号)
同・2「セブン&アイの終わらない危機」(『週刊文春』10/24日号)
同・3「ジャニーズ問題を初告白 元少年隊錦織一清」(『週刊文春』10/24日号)「紅白で旧ジャニーズ復活を画策 NHKの前に立ちはだかる壁」(『週刊新潮』10/24日号)
同・4「ネットフリックスはテレビを殺すか」(『週刊ポスト』11/1日号)
同・5「上皇后さま本当のご体調」(『週刊新潮』10/24日号)
同・6「歴史を変えてきた決戦前夜の大逆転は今回も起きるか」(『ニューズウィーク日本版』10/22日号)
同・7「天才ジョッキー坂井瑠星『口座にいくら入っているか知らないんです。競馬以外興味がないもので』」(『フライデー』11/1・8日号)
同・8「大阪・17歳少女絞殺 横浜で逮捕『30歳無職男』の呆れた逃走劇」(『週刊新潮』10/24日号)

【巻末付録】ポストのSEXYグラビア採点!

 今週も順位なし。最初は新潮の記事から。

 9月28日に大阪・道頓堀のラブホテルで、17歳の少女が死んでいるのが見つかった。

 だが一緒に入ったはずの男はホテルの窓から飛び降り、逃亡していた。

「容疑者は結局、道頓堀界隈で自転車を盗み、自転車で走ると通常1時間ほどの距離の吹田市まで移動していた。そのあと、ヒッチハイクで横浜へと向かっていたのです」(府警担当記者)

 だが容疑者は事件当日、現場近くの宿泊施設で、客同士でトラブルを起こしていたそうだ。通報を受けた府警の南署が対応し、免許証を確認して顔写真を撮影していた。

 この顔写真と防犯カメラに映った人物の特徴が一致して、情報提供が呼びかけられ、横浜市内にいるとの情報が寄せられたという。

 逃亡から11日後に、横浜市西区にあるマンガ喫茶から出てきた30歳無職、福井竣介を大阪府警が逮捕した。

 少女はいわゆるフリーターだったが、ネイリストを目指して頑張っていたという。しかし、カネのためにグリコの看板下、通称「グリ下」に集まり、パパ活を繰り返していたそうだ。

 福井とはSNSで知り合ったという。なぜ、殺されたのか? カネでもめたのか? まだ動機は分かっていないようだ。

 さて、競馬界にはルメール、川田将雅という2大ジョッキーがいる。何しろ連帯率が5割。2回に1回は勝つか連帯するというのだから、往時の武豊を彷彿とさせる。

 特にG1での2人の強さは群を抜いていて、他のジョッキーは足元にも及ばない。

 だがその中で、この2人を追いかけている若手ジョッキーがいる。坂井瑠星(27)がそれだ。

 アメリカ最大のレース「ケンタッキーダービー」で騎乗するフォーエバーヤング(3歳・牡馬)をハナ差の3着までもってきて、あわやと思わせた。

 坂井はすでにG1を11勝している若手のナンバー1である。

 父親も大井競馬場の騎手、叔父も笠松競馬場の騎手だったという競馬一家。何しろ幼稚園の卒業アルバムに「将来は騎手になる」と書いていたそうだから、騎手は天職なんだろう。

 デビューして関西最多勝利新人賞に輝くと、2年目には単身オーストラリアに渡り武者修行。

 今や一流ジョッキーにのし上がったが、努力の人である。坂井は取材に答えて、

「お金に関しては矢作先生の奥様に管理をお願いしているのですが、口座にいくら入っているか知らないんです。『もっとお金を使いなさい』と言われるんですが、興味が沸かなくて。競馬を取ると本当に何も出来ない人間なんですよ。先生に『プロなんだから取材で面白いことを言え』とよく怒られています」

 競馬界の大谷翔平かもしれない。坂井から馬券を買っていれば必ず儲かる。そんな時代がもう来ている。

 日本の衆院選はどうやら自民党の負けで決まりのようだが、海の向こうのアメリカの大統領選は、トランプとカマラ・ハリスがしのぎを削り、まだどちらが優勢とも分からない状態が続いている。

 よく、10月には魔物がいるといわれる。優勢だったヒラリーが、一通の私的メールを暴露されたことで、トランプに大統領の座を譲ってしまったのも10月だった。

 では今回、10月の魔物は現れるのだろうか。

 ニューズウィーク日本版で、記者キャサリン・ファン、イワン・パーマーが寄稿している。

 毎回、土壇場で魔物が登場して形勢を逆転したりしてきたが、今回は、バイデンが突然、選挙戦から退場し、ハリスにバトンタッチしたことが最大の仰天劇だったから、これ以上の魔物は現れないのではないかという声が多いようだ。

「共和党のクリス・クリスティーがニュージャージー州知事に初当選した際の選挙参謀マイケル・デュヘイムが本誌に語ったところによると、今回はどちらの候補も公人としての生活が長く、今さら個人問題でぎょっとするような問題が出現するとは思えない。
『サプライズがあるとすれば、それは人格の問題ではなく、想定外の何かだろう』
デュヘイムはジョージ・W・ブッシュ元大統領と故ジョン・マケイン上院議員の選挙参謀も務めた人物。国内外で多くの危機が進行中の今、オクトーバー・サプライズの影響は非難の矛先がバイデン政権に向くか(結果としてハリスに打撃となるか)、両候補がどう対応するか、『冷静かつ沈着で、危機に際して動じないのは誰か』で決まるという。
デュヘイムは共和党全国委員会の政治部長も務めた。『どの陣営も不測の事態への備えはできていると考えたがる。だが最善の準備は、危機においても平静を保ち、冷静に対処することだ』と指摘した」

 00年のアル・ゴア、04年のジョン・ケリーと、2度の大統領選で上級顧問を務めた民主党のベテラン政治コンサルタント、ロバート・シュラムは、

「今回の選挙では、トランプは常に場当たり的で、ハリスは常に計算ずくで動いている。だから、今さらサプライズが起きるとは考えにくいとシュラムは言う。
今回、オクトーバー・サプライズが起きるとすれば、トランプよりもハリスへの影響が大きいだろうとみるのは、かつてブッシュ陣営の選挙参謀を務めていたスコット・ジェニングズだ。
『トランプに関しては、今さら有権者を「驚かせる」のは難しい。これ以上に何がある? 彼は起訴され、有罪判決も受けた。2回も暗殺されそうになった。既に大統領をやり、2度の弾劾も受けた。これ以上、何が影響を与えるというのか』とジェニングズは問う。
もちろん『ハリスには、まだ何かがあるかもしれない。しかし最も可能性の高いサプライズは、有権者の現政権への評価に悪影響を与えるような緊急事態が起きることだろう』。」

 イスラエルとレバノン紛争が拡大することや、ウクライナ戦争でロシアが戦術核を使うなど、世界を巻き込む戦争に発展していったら、ハリスでは対処できないだろう。その時はトランプの出番となるのか?

 しかし、ビル・クリントンの2度の大統領選に携わった民主党のベテラン戦略家マット・ベネットは、「ハリスが候補者になって以降は世論調査の結果が安定していることを踏まえ、『仮に大きな事件が起きても』大勢に影響はないだろうとみる」。

 むしろ、トランプ側に何かが起きる可能性があるかもしれないというのだ。

「トランプの妻メラニアが意外なサプライズとなる可能性はある。10月8日に出た回顧録「メラニア」で、彼女は『女性は政府からの介入や圧力を受けることなく、自分自身の信念に基づいて出産するかどうかを決める権利を保障されなければならない』と書いている。
トランプの指名した最高裁判事らは人工妊娠中絶の権利を認めた1973年の『ロー対ウェード』判決を覆して中絶反対派を喜ばせた。だが最近のトランプは、連邦レベルの中絶禁止に消極的な姿勢も見せている。
メラニアの発言は『トランプの選挙運動に複雑な影響を与える可能性がある』と言うのは、フロリダ・アトランティック大学のクレイグ・アグラノフ教授(政治マーケティング論)だ。
女性の中絶権を明確に認めたメラニアの立ち位置が『助けになるか障害になるかは、この問題に関するトランプ陣営の終盤戦での対応次第だ』とも言う」

 結局のところ、現状維持のまま11月5日の投票日を迎えそうだという見方のようである。だがその結果は、まだ混とんとしていて、どちらが有利とも分からないようだ。

 私は、トランプの勢いが衰えてきていると思っている。年齢のせいか、どうしても大統領になってやろうという熱意にどうも欠けてきているような気がする。

 ハリスやや優勢と見るがどうだろう。

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