トップページへ
日刊サイゾー|エンタメ・お笑い・ドラマ・社会の最新ニュース
  • facebook
  • x
  • feed
日刊サイゾー トップ > エンタメ  > 元ジャンポケ斉藤慎二の事件で水卜麻美アナに受難

元ジャンポケ斉藤慎二の事件で水卜麻美アナに受難…デマ拡大で『ZIP!』にも悪影響

日本テレビ

 お笑いトリオ「ジャングルポケット」の元メンバー・斉藤慎二が性的暴行の疑いで書類送検された事件の余波で、日本テレビの水卜麻美アナに受難が降りかかっている。

 斉藤は昨年7月から日本テレビ系の朝の情報番組『ZIP!』の水曜レギュラーを務めていたが、今年9月25日に司会の水卜アナから「体調不良」による降板が発表された。水卜アナは「斉藤さん、水曜日、毎週楽しかったです。本当にありがとうございました」と感謝の言葉を述べていたが、再び彼女が番組で斉藤の名前を口にしたのは、性的暴行容疑についての報道だった。

 斉藤が7月にロケバス内で20代女性に性的暴行をしたとして不同意性交と不同意わいせつの疑いで書類送検されたことが明らかになり、所属事務所の吉本興業が契約解除を発表。今月8日、水卜アナはこのニュースを同番組で淡々と読み上げ、さらに「日本テレビは斉藤慎二メンバーについては体調不良と伺っておりましたので、今回の報道に関して非常に驚き、遺憾に思っております。日本テレビはいかなる性暴力もあってはならないと考えております」という日テレの公式コメントを代読した。

 水卜アナと斉藤のコンビは「息ぴったり」と視聴者に好評だった。昨年8月に斉藤が番組内で自身の不倫問題を生謝罪した際には、直後に水卜アナが斉藤に得意ギャグ「ハ~イ!」を教えてほしいと言い出し、空気を一変させて絶妙にフォロー。2人の絆の強さを感じていた視聴者は多かっただけに、淡々と斉藤の事件を伝えた水卜アナに「可哀そう」「辛いだろうな」などと同情の声が集まっている。

 斉藤の事件は水卜アナだけでなく、番組全体にも暗い影を落としそうだ。複数の報道で被害者がタレント活動をしている初対面の女性だと報じられたことで、ネット上では被害者を特定しようとする不届き者が出現。斉藤がレギュラーを務めていた『ZIP!』の出演者に疑いの目が向けられる事態になったのだ。

 この二次被害は深刻で、同番組の「キテルネ!リポーター」を担当するインフルエンサー・ねおは9日付のSNSで「ここ数日、とある暴行事件の被害者が『ねお』なんじゃないか?というDMやツイート等をたくさん頂いています。事実無根、警察に相談している事もありません」と発信。「全くのデマです。惑わされないでください。事実ではない事でより多くの人を巻き込んでしまいます。正しい情報が正しく伝わるよう願っています」などとも記し、ネット上のデマを完全否定した。

 実際は別のテレビ局でのロケで起きた事件だと報じられているのだが、レギュラーを務めていただけに「斉藤の出演番組=ZIP!」というイメージが強く、とばっちり被害が拡大している。『ZIP!』の顔を務める水卜アナにすれば、信頼していた共演者が起こした事件を自ら伝えることになった上に、番組にまで悪影響があるとなればダブルパンチだ。

 水卜アナといえば、同局の大型チャリティー番組『24時間テレビ』に関連した系列局幹部による寄付金の着服事件について、矢面に立って複数の番組で謝罪したことで「水卜ちゃんはなにも悪くないのに」「すべて水卜アナに背負わせるなんて」などと同情の声が集まっていた。今回、さらなる受難となったことで、視聴者たちは今後しばらく複雑な思いで彼女を見守ることになりそうだ。

SNSや動画サイト、芸能、時事問題、事件など幅広いジャンルを手がけるフリーライター。雑誌へのレギュラー執筆から始まり、活動歴は15年以上にわたる。

さとうゆうま

最終更新:2024/10/10 15:00
ページ上部へ戻る

配給映画