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ジャンポケ斉藤慎二、性的暴行の疑いで書類送検…妻・瀬戸サオリが「一部事実と違う」と反論

※イメージ画像:GettyImagesより

 お笑いトリオ「ジャングルポケット」の斉藤慎二が7日、20代女性に性的暴行をしたとして不同意性交などの疑いで警視庁に書類送検されていたことがわかった。「体調不良」での活動休止を発表していたこともあり、ネット上では「心配していたのに!」などと怒りの声が集中している。さらに、メディアによって「斉藤慎二メンバー」「斉藤慎二容疑者」と呼称が異なっていることも話題になっているようだ。

 斉藤については体調不良で入院しているなどと伝えられ、9月20日に所属先の吉本興業が「本人の申し入れ」によって当面の間活動を休止すると発表。テレビ東京系『ウイニング競馬』、日本テレビ系『ZIP!』など全レギュラーを降板し、ファンからは「大病じゃなきゃいいけど…」と心配の声が上がっていた。その一方、一部スポーツ紙で活動休止の理由が「コンプライアンス上の問題」と報じられ、すぐにその文言が記事から削除されるという出来事もあり、情報が錯綜していた。

 結果的には、斉藤の活動休止の理由は「コンプライアンス上の問題」だったようだ。捜査関係者によると、斉藤は今年7月に東京・新宿に止まっていたロケバスの車内で、20代の女性に性的暴行をした疑いがあるという。

 当時、車内には2人だけだったといい、女性からの相談を受けた警視庁が本人から事情を聴くなどして捜査。結果、斉藤は不同意性交と不同意わいせつの疑いで書類送検され、容疑を認めた上で「軽率な行為で相手や家族に迷惑をかけたことを反省している」などと供述しているという。斉藤側が示談に向けて動いていた可能性もあるが、被害者の女性は「許すことは絶対にできません」と話しており、それは不可能だったようだ。

 この報道を受けて、ネット上の視聴者からは以下のような怒りの声が上がっている。

「ジャンポケ斉藤、体調不良で番組降板って聞いて心配してたのに最悪の結果」
「YouTubeのコミュニティ欄に書き込まれるファンのコメントが『心配です!』から、一斉に『ショックです…』に切り替わってて見てられないな」
「体調不良で入院してたのは事実かもしれないけど、それも自分で起こした事件の影響で体調崩したのかもしれないし、とにかくイメージ悪すぎる」
「きれいな奥さんと可愛い息子さんがいてなにやってんの。被害者の女性はもちろんだけど、ジャンポケの他のメンバーたちやご家族も可哀そう」

 ただ、斉藤側にも言い分はあるようだ。

 報道後、妻でタレントの瀬戸サオリは自身のSNSで「関係者の皆様にはご心配とご迷惑をおかけして申し訳ございません」と謝罪した一方、「この件で性的暴行と報道されておりますが一部事実と違う報道がされております。不同意ということでお相手の方が被害届を出しているとお聞きしておりました。事実関係としましては、相手の方からも行為がありSNSをフォローしたり連絡先を交換していたことは事実で、こちらとしましてはロケバスの中のドライブレコーダー及びカメラの解析を警察の方に求めていました。一方的な行為ではなかったことを伝えている状況でした」などと“反論”している。

 一方、斉藤のメディア報道における「呼称」もネット上で話題となった。NHKや日本テレビ、TBSは「斉藤慎二メンバー」、テレビ朝日は「斉藤慎二氏」、フジテレビや読売新聞は「斉藤慎二容疑者」、時事通信は「斉藤慎二さん」、複数のスポーツ紙は呼び捨てで「斉藤慎二」と、各メディアで呼称がまったく異なっているからだ。

 これについては、マスコミ業界の慣例が関係している。書類送検は「逮捕」に比べて刑事処分が軽くなる傾向があるなどといったことを鑑みて、人権への配慮として「容疑者」という呼称が基本的に使われないのだ。場合によっては匿名で報道されるケースもある。

 また、各テレビ局などの内規には「書類送検で実名報道する場合は肩書きをつける」という取り決めがある。「さん」「氏」といった敬称が使われることもあるが、今回は事件の深刻性など踏まえ、一部のメディアしか使用しなかったようだ。結果、斉藤がお笑いトリオのメンバーであることから、一般の感覚からすると不思議な「斉藤メンバー」呼びとなったメディアが多くなったとみられる。ただ、フジテレビや読売新聞は「斉藤容疑者」としており、慣例は絶対的なものではなくなったようだ。

 「メンバー」呼びについては、2001年に当時SMAPのメンバーだった稲垣吾郎が道路交通法違反と公務執行妨害の容疑で逮捕された際に各メディアが「稲垣メンバー」と呼び、書類送検でもないのに「容疑者」という呼称を使わなかったことで物議を醸した。今となっては大手事務所への「忖度」だった可能性が高いとみられているが、斉藤についても呼称がバラバラとなったことで視聴者から「忖度」を疑われる事態になっているようだ。

SNSや動画サイト、芸能、時事問題、事件など幅広いジャンルを手がけるフリーライター。雑誌へのレギュラー執筆から始まり、活動歴は15年以上にわたる。

さとうゆうま

最終更新:2024/10/07 14:00
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