Koki,の「ゴリ押し」イメージ消えないワケ 主演映画『女神降臨』でも不満の声が…
#木村拓哉 #Koki
木村拓哉&工藤静香夫妻の次女でモデル・女優のKoki,が、韓国発の人気WEB漫画『女神降臨』の実写版で主演を務めることが決定した。映画のPRのために初のバラエティ出演を解禁するなど力が入っているが、ネット上では「ゴリ押し」との批判が絶えないようだ。
『女神降臨』は、地味で冴えない容姿から学校でいじめられ不登校になってしまった主人公の女子高生が、ゼロからメイクのテクニックを磨いて努力した末、誰もが振り向く学校の「女神」に大変身するというラブコメ作品だ。実写映画版は、前編『女神降臨 Before』(来年3月20日公開)、後編『女神降臨 After』(同5月1日公開)の二部作。Koki,は主人公の谷川麗奈を演じ、麗奈を奪い合うイケメン同級生役に渡邊圭祐と綱啓永が配されている。
Koki,は今月7日に放送される日本テレビ系『しゃべくり007』に渡邊と綱を従えて出演することが決定しており、早くも映画のPRに乗り出す模様。これが彼女にとって初のバラエティ出演となる。これまでは母である工藤の戦略で「セレブ」的なイメージで売り出していたとされるが、その方針を転換するほど今作に力を入れているようだ。
しかし、この力の入れ具合に反してネット上では批判的な声が目立っている。今作の肝はなんといっても主人公の「すっぴんとメイク後のギャップ」にあるが、ティザービジュアルや予告編で公開されたKoki,の「ビフォーアフター」に対して、SNSなどで「元の顔がいいから大した変化がない」「すっぴんの『わざと冴えない風にメイクしました』感が冷める」「Koki,ちゃんはキレイだけど女神降臨のイメージとは違う」「他に合いそうな人はいくらでもいるのに、なぜKoki,なのか」といった苦言が続出しているのだ。
この反発の多さには、原作が2020年に韓国で実写ドラマ化され、主人公を演じた女優ムン・ガヨンの評価が非常に高かったことも影響している。ガヨンは原作の「大変身」を見事に再現し、同級生役のキャストも含めて「漫画そのまま」と絶賛され、日本のファンからも愛された。そうした背景から、Koki,の起用に対するネガティブな見方が強まっているようだ。
Koki,といえば、2022年にホラー映画『牛首村』で映画初出演にして初主演を飾った。作品の評価は大手映画レビューサービス「Filmarks」で5点満点中のスコア2.8と決して高くはないのだが、Koki,の演技は初の映画とは思えないほど評判がよかった。しかし、ネット上で「Koki,のスタイルがよすぎて浮いていた」「Koki,が主演する必要性が感じられない」「なぜこの作品を映画デビューに選んだのか」といった声が相次ぎ、結果として評価を落としている。
『牛首村』と『女神降臨』の反応で共通しているのは、少なくない視聴者が「なぜKoki,が主演なのか」と疑問を抱いていること。これが「キムタクの娘という立場や周囲の力で主演にねじ込んだのでは」といった疑念を生み出し、世間の目を厳しくしている部分もあるようだ。
原作がヒットし、韓国のドラマ版も成功している『女神降臨』の映画版がもしコケるようなことがあれば、よりKoki,への「実力が伴わないのにゴリ押しされている」というイメージは強まってしまうだろう。しかし、今作でファンを納得させるような好演を見せることができれば、大きく評価は変わってくる。そういう意味では、Koki,の女優としての今後を左右する作品になりそうだ。
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