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Amazon Prime VideoとDMM TVの一騎打ち！　10月は配信バラエティ番組が熱すぎる

2024/09/28 15:00

#藤井健太郎

　ダウンタウン・松本人志が企画した芸人同士の笑わせ合いバトル『ドキュメンタル』（Amazon Prime Video）や、『ゴッドタン』（テレビ東京系）などで知られる佐久間宣行氏がプロデュースする『トークサバイバー』（Netflix）、『水曜日のダウンタウン』（TBS系）の藤井健太郎氏の手による『大脱出』（DMM TV）など、次々にシリーズ化されているネット配信独自のバラエティ番組。

　テレビの世界では『ジョンソン』（TBS系）、『オドオド×ハラハラ』（フジテレビ系）がこの秋、わずか1年で打ち切りになるなど苦戦の続く“純お笑い”番組だが、作り手たちはより自由な表現を求めてネット配信という大海原へ踏み出しているのが現状だ。

　この10月には、そのAmazon Prime VideoとDMM TVで2本ずつ配信されるビッグタイトルを紹介したい。

■Amazon Prime Video

『KILLAH KUTS（キラーカッツ）』

　前出の『水ダウ』藤井健太郎氏が手掛ける企画バラエティ『KILLAH KUTS（キラーカッツ）』の配信は10月7日に2エピソード、14日に2エピソードの計4エピソード。

　エピソード1は「スポーツスタンガン」と称し、お見送り芸人しんいちやダイアン・津田篤弘、パンプキンポテトフライ・谷拓哉、トム・ブラウン・みちおといった面々がスタンガンを手に勝負を繰り広げるという。おそらくタイトルの「スポーツスタンガン」は「スポーツチャンバラ」あたりから着想を得ていると思われ、人が人に合法的にスタンガンを当てる様子が見られそうだ。

　また、エピソード2の「麻酔ダイイングメッセージ」は、「誰かに殺され意識を失う間際に犯人のヒントを書き残すアレを麻酔で再現する」といい、こちらも芸人たちが実際に麻酔を打たれる様子がティザー映像に収められている。2本とも、なかなか見たことのない風景が見られそうだ。

　そのほか、街行く人に政治信条を聞いて「右寄り」と言われたら右折、「左寄り」と言われたら左折しなくてはいけないレースや、自称童貞の中から真の童貞を見破る「童貞人狼」も用意されているといい、『水ダウ』以上の「フルスイングの藤井色」が楽しめそうだ。

『最強新コンビ決定戦 THEゴールデンコンビ』

『有吉の壁』（日本テレビ系）などを手掛けた元日本テレビの橋本和明氏と『あざとくて何が悪いの?』『トゲアリトゲナシトゲトゲ』（ともにテレビ朝日系）で知られる元テレビ朝日の芦田太郎氏がタッグを組んだ『最強新コンビ決定戦 THEゴールデンコンビ』は10月31日に配信スタート。

　千鳥がMCを務め、令和ロマン・高比良くるま、ラランド・サーヤ、男性ブランコ・平井まさあき、ダイアン・津田篤弘、チョコレートプラネット・長田庄平、ハライチ・澤部佑、霜降り明星・せいや、ネプチューン・堀内健の8人がそれぞれ「組みたい相方」を指名して即興芸で競うという痺れる企画だ。

　審査は200人の一般観客によるものになるといい、ステージごとに1組ずつが脱落していくものになる。優勝賞金は1,000万円。27日にはそれぞれの芸人が指名した相方も発表され、いよいよ熱を帯びてきた。

■DMM TV

『会うもの全てを笑わせる！Everytime芸人』

『会うもの全てを笑わせる！Everytime芸人』が配信されるのは10月30日。こちらは『ダウンタウンのごっつええ感じ』（フジテレビ系）のADから始まり、フジテレビで『IPPONグランプリ』、Amazon Prime Videoで『ドキュメンタル』などを手掛けた小松純也氏が企画、『徳井義実のチャックおろさせて～や』（BSスカパー！）や『カチコチTV』（FANZA）といったエロ楽しい番組を作ってきた和田英智氏が演出を担当する。

　8人の芸人が賞金1,000万円をかけて「24時間笑いを取り続けるお笑いサバイバルバラエティ」だといい、MCは麒麟・川島明とケンドーコバヤシ。川島は「本当に自分が挑戦者側じゃなくてよかった」、ケンコバは「かつてお笑いサバイバルと銘打ったバラエティは山ほどありましたけど、本当のサバイバルはこれかもしれない」とコメントしており、相当過酷な展開が予想される。

　出演する芸人8人は10月2日に発表されるという。

『鬼のドッキリで涙』

　今月27日から一足早く配信が始まっているのが、こちらも藤井健太郎氏の企画により『鬼のドッキリで涙』だ。すでに公開済みの第1・2話に続き、10月4日に第3話、その後25日まで毎週金曜日に配信される6話完結のシリーズとなっている。

　出演するのは、今やこの国でもっともリスペクトを集めるコントトリオ・東京03。そんな東京03と結成時からかかわってきたコント作家のオークラが脚本を担当し、「リアルな過激ドッキリ」を編集の力で「放送できる心温まるドッキリ」に生まれ変わらせることを目的にしたコントドラマとなっている。演出も住田崇氏が担当しており、「東京03チームと藤井健太郎のコラボ」という建付けになっている。

　実際にひどすぎるドッキリにかかっているのは、ニュードッキリスターのきしたかの・高野正成だ。