Snow Man、ドームツアーで高額転売が横行…120万円の異常価格に「公式リセール」求める声
#Snow Man #転売
Snow Manのグループ初となる5大ドームツアー「Snow Man Dome Tour 2024 RAYS」の開催が発表された。激しいチケット争奪戦が繰り広げられたが、これが「転売ヤー」のターゲットになり、異常な高額転売が横行する事態になっている。ファンからは「なぜ公式リセールサービスを早く作らないのか」などと不満の声が噴出しているようだ。
10月30日発売の4thアルバム『RAYS』を引っ提げての5大ドームツアーは、11月9~10日に札幌、同16~17日に名古屋、同30~12月1日に福岡、12月15~18日に東京、同25~27日に大阪で計13公演を実施。61万5000人を動員する見込みだ。
旧ジャニーズ時代を含め、主要5都市の5大ドームツアー開催はSMAP、KinKi Kids、嵐、SUPER EIGHT(旧・関ジャニ∞)に次いで5組目で、Snow Manが名実ともに事務所の「エース」となった証ともいえる。
9月20日にファンクラブ会員を対象としたチケット抽選の当落発表が行なわれると、SNS上で「落選」報告が相次いだ。それと同時にチケット転売サイトなどに大量のチケットが出品されたのだが、その価格が異常なレベルに跳ね上がっている。
チケットのファンクラブ会員価格は9700円(税込)だが、6万円~10万円以上の出品はザラ。度を越した高額出品もあり、札幌公演のチケットが定価の50倍超となる50万円で出品されたほか、ツアーラストの大阪公演は80万円での出品が確認された。
さらに、あるサイトでツアー最終日のチケットが120万円という法外な値段で出品されているとして、そのスクリーンショットがSNSで拡散された。出品の詳細欄には「12名義中1番手」などと記されており、出品者はルール上許されないはずの複数名義を駆使してチケットを手に入れたとみられる。
こうした事態に対して、メンバーのラウールは22日に実施したインスタライブで「本当さ、ありえないよね」「(転売で)食ってる人がいるわけでしょ。要は転売ヤーみたいな。あれ許せないよね、本当に」などと怒りをあらわに。さらに「(転売対策の)進歩はするから、絶対。あの人たちが痛い目を見る日はくるよ」「ずっと不条理なわけないよ」と、転売問題の解決への希望を口にした。
所属事務所のSTARTO ENTERTAINMENTは、今月5日に「チケット転売サイトに対する発信者情報開示請求について」と題した声明文を発表。大手売買サイト「チケット流通センター」を名指しした上で、運営会社に対して「当社契約タレントのコンサートや舞台などのチケットを高額転売目的で出品する人物らについての発信者情報開示請求をしたことをお知らせいたします」と発表した。
同時に本人確認も強化していく方針で、発信者情報開示請求との合わせ技で「転売ヤー」の排除を目指すようだ。だが、これまでも「いたちごっこ」が繰り返されてきただけに決定打となるかどうかは不透明だ。
旧ジャニーズから枝分かれした滝沢秀明氏の事務所「TOBE」では、6月に有明アリーナで開催されたNumber_iらの公演から公式リセールサービスを導入。当選後にやむを得ない事情で来場が困難となった際、適正価格でチケットの売買ができる公式のサービスだ。ファンが公式リセールサービスしか使わなければ、自然と転売ヤーは消滅することなる。同時に、TOBEは厳しい本人確認も始めている。
もちろん、これですぐに転売ヤーが消えるわけではないだろうが、ファンの間では「公式リセールは購入者側にとってもメリットが大きい」「本人確認もすべきだけど、同時に公式リセール制度を作るのは有効」「体調不良で行けなくなった時にチケット無駄にしたくないし、空席も作りたくないから公式リセールはうれしい」といった声が上がっている。
STARTO社に対しても「早く公式リセール制度を作るべき」という声が強まっているが、はたして同社はどのように対応を進めていくのだろうか。
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