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【夏ドラマ視聴率】最終回『海のはじまり』自己最高9.5%のウラで…松岡茉優『ギークス』の敗因は?

【夏ドラマ視聴率】最終回『海のはじまり』自己最高9.5%のウラで…松岡茉優『ギークス』の敗因は?の画像1
Snow Man・目黒蓮

 Snow Man・目黒蓮主演の月9ドラマ『海のはじまり』(フジテレビ系)の最終回にあたる第12話が9月23日に放送され、平均世帯視聴率9.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、個人5.4%を記録。世帯・個人ともに自己最高を記録し、有終の美を飾った。

 『海のはじまり』は、2022年に川口春奈と目黒が共演した同局ヒットドラマ『silent』の脚本家・生方美久氏、風間太樹監督、村瀬健プロデューサーが再集結したオリジナル作品。

 公式サイトのイントロダクションには「人は、いつどのように“父”になり、いつどのように“母”になるのか。この時代だからこそ伝えたい“親子の愛”を通して描かれる“家族”の物語」とあるが、放送前に生方氏がウェブメディアのインタビューで「家族は素晴らしいもの」ということを“伝えたいわけではない”と説明したことも話題となった。

 また、月9枠では近年“全11話”が通常であるが、『海のはじまり』は全12話であり、第8話と第9話の間に放送された「特別編」を含めると13週にわたり放送。加えて、民放公式動画配信サービス・TVerで配信中のスピンオフ作品も全4話が制作され、フジがキラーコンテンツとして大ヒットを狙った様子がうかがえる。

 実際、TVerのお気に入り数は193万(25日現在)にのぼり、今期ドラマでは断トツ首位。200万を突破した『silent』には届かなかったが、フジの思惑どおりネット視聴で大健闘したといえる。

 ただ、各話の平均個人視聴率は概ね4%台で推移したほか、世帯も2ケタには届かず。近年の月9ドラマの中ではヒットしたほうだが、フジが同作の制作や宣伝にかけたといわれる巨額費用を思えば、期待ほどの結果を残せなかった可能性もありそうだ。

 なお、フジのGP帯では今期、『海のはじまり』、Hey!Say!JUMP・山田涼介主演ドラマ『ビリオン×スクール』、松岡茉優主演『ギークス~警察署の変人たち~』、小池栄子&仲野太賀主演『新宿野戦病院』、杉野遥亮主演『マウンテンドクター』の5作品を放送していた。

『ギークス~警察署の変人たち~』の敗因は?

 その中で特に低調だったのが、平均世帯視聴率の全話平均が3.3%だった『ビリオン×スクール』であるが、松岡茉優主演の同局『ギークス~警察署の変人たち~』も苦戦していた印象だ。

 『ギークス~警察署の変人たち~』は、「新感覚の“井戸端謎解きエンターテイメント”」を謳っていたが、ネット上では「現場を確認せずに事件を解決しちゃう話かと思ったら、違った」「警察署の変人たちが、大して変人じゃなかった」と肩透かしを訴える声も見られた。

 それもあってか、19日放送の最終回では、平均世帯視聴率3.9%、個人2.1%を記録。世帯・個人ともに、自己最低を記録した第6話とタイだった。

 現在、民放のGP帯でもっとも多くの連ドラ枠を持つフジ。月9枠では10月7日から鈴鹿央士と松本穂香がダブル主演を務める『嘘解きレトリック』がスタートするが、『海のはじまり』ほどの盛り上がりを見せられるだろうか。

仲宗根由紀子(エンタメ系ライター)

芸能誌の編集を経て、現在は国内・国外ドラマレビューを中心に執筆するライター。人気俳優のインタビュー経験多数。

なかそねゆきこ

最終更新:2024/09/25 13:00
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