韓国の人気ボーイズバンド・LUCYがワールドツアーのアンコール日本公演を開催
#LUCY
韓国のボーイズバンド・LUCYが8月31日、神奈川・KT Zepp Yokohamaで、自身初となるワールドツアーのアンコール日本公演『LUCY 1st WORLD TOUR<written by FLOWER ENCORE in TOKYO>』を行った。
LUCYは、シン・イェチャン(バイオリン)、チェ・サンヨプ(ボーカル/ギター)、チョ・ウォンサン(ベース/プロデューシング)、シン・グァンイル(ドラム/ボーカル)のメンバー4人で構成されたボーイズバンドで、2020年5月にデビュー。
メインプロデューサーを務めるウォンサンを筆頭にメンバー全員がすべてのアルバムの企画製作に参加し、作詞、作曲にも携わるセルフプロデュースグループで、爽やかなサウンドと華麗なパフォーマンスで5回の韓国国内単独コンサートをすべて数分で完売させるほどの人気に。
2023年、北米最大級の複合イベントである『SXSW(South by Southwest)』ショーケース舞台に公式招待されただけでなく、北米と日本、台湾、インドネシアでもコンサートを成功させるなど海外でも存在感を発揮している。
今年3月のソウル公演を皮切りに5月の東京・渋谷 duo MUSIC EXCHANGE での日本公演などを展開したワールドツアーのアンコール日本公演としてこの日、約4カ月ぶりに日本のステージに立った4人。
サンヨプが「久しぶりです。お会いできうれしいです」と日本語であいさつし、他のメンバーも日本語で自己紹介をして会場を盛り上げると、約2時間の公演でアンコールを含む全21曲を披露。
デビューシングル「DEAR.」のタイトル曲「Flowering」や22年8月にリリースした初のフルアルバム『Childhood』のタイトル曲「PLAY」をはじめ、テクニカルな曲あり、壮大なスケールの曲あり、疾走感のあるアップテンポな曲ありと唯一無二の“LUCYワールド”全開のパフォーマンスで観客を魅了した。
この日の公演後、グァンイルは兵役によりバンドを離れることになるが、「今日を最後に軍隊に行きますが、幸せな思い出を胸に行けると思います」と涙ながらに心境を吐露。
続けて、「風がみなさんを連れて来てくれたように、風がみなさんの元に僕を戻してくれると思います」とし、「あまり心配しないで、このままメンバーを応援してください」とファンに向けて気丈に語り掛けた。
そして、「ずっと一緒にいてくれたメンバーにも感謝します。これからも一緒だと知っているので、悲しまないで。また戻ってきて一緒に音楽をしたいのでメンバーのみんなも頑張ってください」と語った。
このグァンイルの言葉に、イェチャンは堪え切れず客席に背を向けアンプにもたれかかり、サンヨプは座り込んで涙を流してしまう場面も。
そうした中、ウォンサンは「僕も泣きたいけど、この前のソウルで泣いたので……」と他のメンバーを気遣いつつ、「(グァンイルが)帰って来た時、信頼できる“お兄さん”になっていたい」と決意を表明。
そのうえで、「いつもは言えないけど、みなさんのおかげで言えます。グァンイルのことを好きなみなさんと同じように、僕も愛しています。2年後に成長した姿で戻ってきてくれると思っています」と話し、そっとグァンイルを抱き締めた。
その後、サンヨプは「たくさん言いたいことがあるけど、グァンイルが望んでくれたことに応えたい」とアカペラを披露すると、「僕たちが悲しく終わるのはダメですよね」と笑顔を作り、メンバー4人でステージ中央に集まり、手を重ね合わせて掛け声とともに天に掲げて見せた。
最後にウォンサンは「ツアーを最後まで走り続けましたが、一生に一度あるかないかの祝福される出来事でした」としみじみ。
そして、「僕らの性格上、もらったもの以上を返さないと我慢できないので、みなさんには何倍にもして返したい。待っていてください!」と訴えて盛大な拍手が会場を包み込んだ。
サイゾー人気記事ランキングすべて見る
イチオシ記事