トップページへ
日刊サイゾー|エンタメ・お笑い・ドラマ・社会の最新ニュース
  • facebook
  • x
  • feed
日刊サイゾー トップ > エンタメ  > 唐田えりか「嫌われ女優」から大逆転へ

唐田えりか、丸刈りいとわぬ女優魂にエール相次ぐ…東出昌大の再婚も影響で好感度逆転

唐田えりか(写真Getty Imagesより)

 一時は芸能界でもワースト級の「嫌われ女優」だった唐田えりかの好感度が急上昇している。9月19日に配信開始となるNetflixドラマ『極悪女王』に関連したエピソードで好印象を抱いた人が続出したようだ。

 『極悪女王』は、80年代にカリスマ的人気で女子プロレスブームを巻き起こした名ヒール(悪役)であるダンプ松本の知られざる物語を描くNetflixオリジナルシリーズ。ゆりやんレトリィバァがダンプ役を演じ、ライバルとなるベビーフェイス(善玉役)の「クラッシュ・ギャルズ」の長与千種を唐田、ライオネス飛鳥を剛力彩芽が演じる。

 ダンプと長与は、1985年に大阪城ホールに1万人超の観客を集めて「敗者髪切りデスマッチ」で闘っており、長与はダンプの度重なる反則攻撃で血まみれになって敗北。女性ファンの悲鳴や嗚咽が響く中、長与はリング上で髪をバリカンで刈られ、その異様な熱狂と凄惨なシーンは大きな反響を巻き起こした。

 この伝説の一戦がどのように再現されているのかが今作の見どころの一つで、髪の毛をどうするのかという問題があるが、唐田は12日に都内で同作の完成報告会で「髪の毛問題」に言及した。

 長与役を演じるなら「丸刈りにならないといけない」という条件があったそうで、唐田はその上で「自分的には、そんなことよりも本当に長与千種という人間に魅力をすごく感じていたので。別にまた髪の毛は生えてくるし、長与千種さん自身の魅力に惹かれたので、覚悟というか、そういう気持ちでずっといました」と告白。髪よりも「いかに長与に近づくか」という思いで撮影に挑み、躊躇なく丸刈りにしたようだ。

 これが報じられると、ネット上で以下のような声が相次いだ。

「あの不倫事件からずっと嫌いだったけど、どんなに叩かれても女優で生きていくという強い意志を感じる。この人には頑張ってもらいたい」
「今の時代なら精巧なカツラもあるけど所詮はかぶり物。役柄を演じ切るために本当に丸刈りにする根性はすごいし、ましてや女性でそこまでするのは相当な覚悟だと思います」
「かつてのクラッシュブームの頃の女子プロレスを考えると、この役を演じるにはかなりの決意が必要だと思う。悪いイメージを払拭するくらいの熱演を期待しています」
「イメージはよくなかったけど、丸刈りになり、体力的にも大変なレスラー役を引き受けた役者魂は感心。これからの活躍、素直に応援したいです」

 厳しい意見も多少はあるのだが、今までとは比べ物にならないくらい称賛や応援のコメントが増加している印象だ。

 唐田といえば、2020年に東出昌大との約3年にわたる不倫関係が発覚し、仕事を全降板した上で活動を休止。2021年に女優業を再開したが、とりわけ女性層からは総スカンを食らい、好感度はどん底状態になっていた。ニュースで取り上げられるたびに批判的なコメントが集中していたのだが、その風向きが大きく変わってきたようだ。

 この変化の背景には、東出が8月末に元女優の女性との「授かり婚」を発表したことも影響している。ネット番組で「子どもたちのために再婚は全然考えていない」と宣言した約3カ月後の再婚発表だったこともあり、ネット上ではあきれ声が上がると共に「唐田えりかが気の毒に思えていた」「いま考えると唐田えりかは可哀そう」という意見が少なからず沸き起こった。

 そうした同情論が噴出していたなかで、丸刈りもいとわない女優魂エピソードが披露されたことで、好感度が逆転した可能性がある。『極悪女王』で視聴者をうならせる好演を見せることができれば、唐田は暗黒期を乗り越えて女優として大きく飛躍することになるのかもしれない。

SNSや動画サイト、芸能、時事問題、事件など幅広いジャンルを手がけるフリーライター。雑誌へのレギュラー執筆から始まり、活動歴は15年以上にわたる。

さとうゆうま

最終更新:2024/09/14 10:00
ページ上部へ戻る

配給映画