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日刊サイゾー トップ > 連載・コラム > 週刊誌スクープ大賞  > 悠仁さま「トンボ論文」訂正の余波

悠仁さま「トンボ論文」訂正の余波……東大入学への影響は?

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今週の注目記事・1「人知れず悠仁さまの『トンボ論文』が8カ所も訂正されていた」(『週刊新潮』9/12日号)
同・2「進次郎がひらめいた!『私で改憲』がセクシー過ぎる」(『週刊文春』9/12日号)
同・3「京大論文で分かった危ういサプリ 実名リスト」(『週刊文春』9/12日号)
同・4「全検証 マイナ保険証の『メリット』『デメリット』 」(『週刊新潮』9/12日号)
同・5「兵庫県知事斎藤元彦 ゴルフクラブおねだり報告書を独占入手!」(『週刊文春』9/12日号)
同・6「篠田麻里子(38)が新時代IT社長と八ヶ岳“フラゲ熱愛”旅行」(『週刊文春』9/12日号)
同・7「被害者ズラする妻子持ち『朝日記者』の不適切な行為」(『週刊新潮』9/12日号)
同・8「台風10号の進路が大外れ。気象庁予報大丈夫なのか」(『週刊新潮』9/12日号)
同・9「政治改革の先駆者細川護熙が緊急発言 30年前と酷似 政権交代しかない」(『サンデー毎日』9/15日号)
同・10「発がん性リスク物質を含むハム・ソーセージ・ベーコン123商品実名リスト」(『週刊ポスト』9/20・27日号)
同・11「進次郎政権の『閣僚名簿』」(『週刊現代』9/14・21日号)

【巻末付録】現代とポスト、SEXYグラビアの勝者はどっちだ!

 いよいよ自民党総裁選が始まった。新聞も含めたメディアは、誰が総裁になるかにしか関心はなさそうだが、人物も大事だが、所詮コップの中の嵐でしかない。

 裏金問題を含めて、悪臭を放つ自民党という腐れきった党が、本当に新しい党に生まれ変われるのかどうかが問われているのに、経験も知性もビジョンもないけど若いというだけで、もし、小泉進次郎のような人間が選ばれたとしたら、この党の再生などできっこないことを国民に晒すだけのことになるはずである。

 毎回いっているが、この程度の政治というのは、有権者がバカだからだ。そんな人間に清き一票を投じてきた、その結果がこれである。

 かつてないほどに大勢が出馬してきたのだから、メディア、特にテレビは各局ごとに、全員を集めて討論会を長時間やるべきである。

 それも、候補者たちのいい分を「ハイハイ、ごもっとも」と聞くのではなく、2027年度時点で国内総生産(GDP)比2%にするという防衛費をやめる気はないのか? そのカネを社会福祉に回す考えはないのか? ないとすればどうしてなのか? ほぼ全員が「憲法改正」と声をそろえているが、なぜ今改憲なのか? 戦争の危機が迫っている今、平和を守ることこそ優先すべきではないのか?

 食料自給率が下がり、もし中国が台湾に侵攻した場合、日本は食糧難で餓死者が出るといわれているが、食料の安全保障をどう考えているのか? など、具体的に候補者たちに質問をぶつけ、本音を引き出すようなキャスターが必要だが、どこを見渡しても、権力側の犬になっている輩ばかりで、そのようなことができるのか?

 有権者もメディアもお粗末だから、お粗末な政治家しかこの国には存在しないのだ。

 それを嘆いていても仕方ない。今回の総裁選は、有権者もメディアも、「変われるのか」が問われているのだ。もちろん週刊誌もである。

 小泉進次郎を悪戯に叩くことは小泉進次郎信者を増やすことになる。無視したほうがいい。そうすれば、有権者たちも関心を持つことはない。

 この国の有権者たちは、政策などどっちでもいいのだろう。小泉進次郎の父親、小泉純一郎が首相在任中、「選挙中に約束した公約を破ることなんて大したことではない」という大暴言を国会で放ったことを忘れてはいけない。

 在任中は「原発は不要だ」などと一言もいわなかったのに、首相を退任してから反原発派のような顔をしているのを忘れてはいけない。

 容貌や仕草は親父ソックリになってきたが、所詮猿真似。本当に似ているのは、過激な言葉を口から出まかせに思いつくまま空中に放り出しているところである。

 総裁選は狭い世界での猿芝居だが、参加しない有権者たちは、どういう過程で、どういう人物が選ばれるのかを注視し、もし、またどうしようもない人間が選ばれるようなら、次の衆院選で「NO」を突き付けようではないか。

 ところで、今週もスクープと思えるものはなかった。よって順位なし。

 このところ現代が、小泉進次郎総理決定を早々と打ち、今週は進次郎内閣の組閣名簿まで発表している。

 古巣の悪口をいうのは嫌だが、小泉進次郎が万が一総理になったときの計り知れないデメリットを考えて記事作りをしているのだろうか。

 週刊誌は常に反権力などというつもりはないが、ミーハー人気に乗って、軽すぎる神輿を自ら担ぐのは、週刊誌としてどうか。

 内容はというと、まごうことなき影の、否、菅義偉による傀儡政権である。総理官邸には菅の秘書で、不倫騒動で話題になった和泉洋人を持ってくるというのだ。

 副総理と副総裁に菅が座り、内閣官房長官には高市早苗を持ってくるという。対抗馬だった石破茂は防災・復興大臣に据えるというが、石破が受けることはないだろう。

 麻生太郎は追い払われ、永田町から消えるのは歓迎するが、とても、挙国一致内閣とはいえない布陣である。

 3月と持つまいというのが、私の見方考え方である。

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