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悠仁さま「トンボ論文」訂正の余波……東大入学への影響は?

「全検証 マイナ保険証の『メリット』『デメリット』 」

 ところで、河野デジタル相の思い付きでマイナ保険証普及を促すため、現在の保険証が12月2日で切れるという。

 私のように、マイナ保険証には死んでもしないと“覚悟”を決めている者にとっても、その後はどうなるのか気になるところであるが、1年間は今の保険証で今まで通りにできるようだから、ひと安心。

 現行の保険証が使える「猶予期間」が過ぎてからもマイナ保険証の登録をしてない人は、自治体や勤務先の健康保険組合などから、「資格確認書」が送られてくるので、保険証を同じように使えるそうだ。

 今週の新潮は、マイナ保険証の「メリット」「デメリット」を検証しているが、私にはデメリットばかりのように思えるのだが。

 第一、厚労省によると、7月の利用率は11.13%しかないのだ。登録を済ませているのは人口の80%にもなるというのにである。

 保険証は役所から送られてくるが、マイナ保険証にすれば、5年ごとに自分で役所に行って更新しなければならない。

 マイナ保険証には暗証番号があるというが、未だに、銀行のキャッシュカードやクレジットカードの暗証番号が覚えられずに、秘かに財布の中に隠し持っているのに、これ以上の暗証番号など覚える容量がなくなっている。

 第一、マイナ保険証で分かるのは、ごくごく限られた情報で、それも引き出すためには時間がかかり、救急措置のときは、そんなものを確かめている余裕などないそうだ。

 薬情報は、今のお薬手帳が一番便利で、マイナ保険証の薬情報は基本的に1カ月前までのものしか出てこないので、あまり役に立たないそうである。

 東京都薬剤師会前会長で桜台薬局の永田泰造はこういっている。

「私が一番言いたいのは、“顔なじみの薬局に通い続けよう”ということです。かかっている科によって薬局を使い分けるのではなく、できれば一つの薬局に取りまとめてもらいたいと思います。そもそも顔なじみであれば保険証の提示は求められませんし、過去の情報は全て把握しているので、マイナ保険証に入っているデータも必要ありません」

 次の総理には、紙の保険証を残すよう、切に願いたいものである。

 ところで、紅麹サプリ事件を起こした小林製薬のキャッチフレーズは、「あったらいいなをカタチに」であった。

 私は長年愛用していた小林製薬の「ノコギリヤシ」を今回の騒動でやめた。あったらいいなという消費者の期待に応えるのはいいと思うが、それがそれこそ根拠がなく、体に害があるというのでは、小林製薬側の責任は逃れられまい。

 小林製薬だけではなく、サントリーなどもサプリに力を入れている企業である。中には、どこの製薬会社かもよく分からないところが、ダイエットに効果あり、関節痛にいい、歩行がスムースになると、高価なサプリを湯水のごとく売り出している。

 第一、「機能性表示食品」という名称自体が怪しいではないか。「特定保護用食品(トクホ)」は国による厳しい安全性審査が求められるが、この機能性というのは、安倍晋三政権が規制緩和の一環として、規制を緩くして、「あくまで企業による国への届け出制」だけで出せるとしたことから、各製薬会社が大量につくり流し始めたのである。

 その科学的根拠として必要なのは、「最終製品を用いて実施した臨床試験論文か、すでに投稿された論文の研究レビュー(関連する文献を検索し、統合的に判断する手法)だけで、企業側にとっては、手間のかかる安全性審査に比べて、少ない費用と時間で商品の販売を始められるためメリットが大きいのは間違いない。

 大方、薬業界から莫大な献金を裏でもらい、安倍が業界のいいなりになって認めたのであろう。

 今年2月、京都大学などの研究グループが、こうした機能性食品に、誇張や歪曲、偏りがあるのではないかという「研究論文」を発表していたと文春が報じている。

 すると、機能性食品として発売して問題ないとされた根拠となる論文32本の抄録のうち、26本に「試験結果と結論が一致せず都合の良いデータだけが強調されているものが認められた」というのである。

 例えば、キューピーの「ディアレプラス」、小林製薬の「健脳ヘルプEX」、サンエイ糖化の「骨メンテゼリー」、DHCの「カロリーポン」など(まだあるが省略)が、「科学的根拠が危ういサプリ」だというのである。

 富士フイルムの「ヒザテクトa」は私も飲んだことがあったが、効果は感じられなかったからすぐにやめた。

 サプリも口に入るから、厳重な検査を経てもらわなければ、安心して飲むことができない。それにサントリーなどは、高額のサプリを次々に売り出しているが、どこまで効くのかはよく分からないものが多いようだが。

 厚労省は、これを機に、いったん機能性食品を販売禁止にして、もう一度安全基準を国民の体を守るという原点に返って、新しく厳しい基準をつくるべきだ。

 さて、総裁選では石破茂と小泉進次郎が抜けてきているようだ。石破はわかるが、何の実績もない小泉進次郎がなぜ? と驚く向きも多いだろう。

 銀座で初の演説会をやれば、5000人の聴衆が集まったというから、人寄せパンダとしての人気はまだまだあるようだ。

 さらに、会見で、かなり厳しい質問が飛んだにもかかわらず、冷静に受け答えしたというので、更に株が上がったという見方もある。

 8月6日の出馬会見で、記者から「首相になって、G7に出席されたら知的レベルの低さで恥をかくのではないか。皆さん心配しております。日本の国力低下にならないでしょうか。それでもあなたはあえて、総理を目指しますか」との質問が飛び出したのである(9/6(金) 12:57配信=よろず~から引用)。

「ド直球で失礼? な問いに、進次郎氏は笑みを浮かべながら『私に足りないところがあるのは事実。完璧ではないのも事実です。しかし、その足りないところを補ってくれるチーム、最高のチームを作ります。いままで培ってきたものを、一人一人と、各国のリーダーと向き合うのか。そういったものと向き合う覚悟はあると思っている』と答えた。
『今質問をしていただいた方は?』と、記者の名前を問うた進次郎氏は『このようなご指摘を受けたことをイメージして「あいつマシになったな」と思っていただけるようにしたいと思います』と返答した」

 SNSでの反応は、失礼な質問にも冷静に応えていたと進次郎株を上げたというのである。

 だが、女性問題をはじめ、こうした内容の質問が出ることは織り込み済みだったと思う。

「あなたは妻のクリステルの尻に敷かれているといわれるが」という質問が出ても、「そういわれているのは承知しています。総理になったら少し育児や家事の手伝いを軽くしてくれるよう、妻に頼みたいと思います」ぐらいは答えただろう。

 絶対怒るな、常に笑顔でとは、菅義偉あたりの入れ知恵ではないか。自分が総理在任中は、嫌な質問が出ると冷笑を浮かべ、一層、国民が離れていったという苦い経験が彼にはあるからだ。

 さらに、先回りして、妻の滝川クリステルが声明を出した。

「公式サイトでは、『この度、弊社所属である滝川クリステルの夫、小泉進次郎氏が自由民主党の総裁選に立候補を表明され、妻である滝川に対しても非常に多くの取材や問い合わせを頂いております』と説明し、現状への理解を求めた。

 続けて、滝川自身のスタンスについて『滝川には、結婚前から続けている仕事があります。夫婦双方が、社会への影響を少なからず持つ特殊性を考えると、お互いの活動を切り離し、一定の距離を持って活動することが望ましいと考え、今後もそれを維持していくつもりです』とし、総裁選に関しては滝川が関与しない意向を強調した。また、今回の総裁選に対する取材には応じることができないと明言した」(ORIKON NEWS 9/9(月) 8:00配信より)
その辺はタレント夫婦だけに、抜かりはないようだ。想定問答を何度もやったのであろう。

 文春は、なぜ小泉進次郎が、総裁選で「憲法改正」を持ち出したのかを検証している。

 政治部デスクが小泉進次郎の政治手法をこう解説している。

「進次郎氏の欠点は、継続して勉強せず飽きっぽいところ。最初だけは威勢がよくて後はグダグダ。やっていることは純一郎氏の猿真似に過ぎません。農協や経産省を強大な“抵抗勢力”に仕立て上げ“改革”と称して既得権益をぶっ壊そうとしていく。でも、父と違って政治家としての決断力や関係者を納得させるだけの交渉力がないので、最後は中途半端な形で何事も放り出してしまうのです」

 憲法改正も、菅から、「出馬のための動機づけを自分で探せ」といわれたため、「ひらめいた」のがそれだったという。

「なんともセクシーすぎる、もとい軽すぎるが……」(文春)

 進次郎の関係者は、こう話す。

「それで進次郎氏は三カ月程前から急に『来年の結党70周年に合わせて憲法改正をやりたい』等と発言するようになったんです。ブレーンや振り付け役がいれば具体的な改憲案が出てくるはずですが、何しろ思い付きなので中身がスカスカなのです」

 小泉進次郎が万が一総理になれば、菅をはじめとする長老支配がはじまり、古~い旧態然たる自民党に戻ってしまうことは間違いない。

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