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日刊サイゾー トップ > エンタメ  > 和田アキ子、炎上多発で「限界」悟ったか

『アッコにおまかせ!』来春で終了報道…「トド発言」以外の原因を指摘する声

和田アキ子

 和田アキ子が司会を務める日曜お昼の情報バラエティ『アッコにおまかせ!』(TBS系)が来春で終了する方向で調整が進んでいると報じられた。炎上した「トド発言」が決定打になったというが、それ以外にも不祥事が多々あったことから「時代の流れ」「仕方ない」という反応が目立っているようだ。

 同番組の終了については、9日付の「女性自身」(光文社)WEB版が報道。記事によると、8月11日の放送でパリ五輪女子やり投の金メダリスト・北口榛花選手が休憩中に寝転びながらカステラを食べている映像に対して、和田が「なんかトドみたいなのが横たわっているみたいな。かわいいなあ」と発言し、ネット上で「失礼すぎる」などと炎上した件が大きな原因になったという。

 和田は自身のラジオ番組で不適切な表現だったことを認めて謝り、さらに翌週の『アッコにおまかせ!』でも「彼女の寝そべっている姿を見た時にかわいいと思って出た言葉が動物に例える言葉でした。リスペクトが足りなかったと思っております。すみませんでした。北口榛花選手ならびに関係者のみなさまに心からお詫びをしたいと思います。申し訳ございませんでした」と重ねて謝罪した。

 この時点で視聴者から「今まで見たことがないくらい落ち込んでいるように見えた」との声があったのだが、やはり事態は深刻だったようだ。

 記事によると、和田は自らの失言が炎上したことに大きなショックを受けているとのこと。来年で『アッコにおまかせ!』は放送40年目の節目を迎えることもあり、局側と和田が「来春で終了」という意見で一致したという。後番組は情報バラエティ路線を踏襲し、現レギュラーのカンニング竹山をMCの一人に押す声があるそうだ。

 ただ問題の「トド発言」については、ネット上で「猫みたい、犬みたいと言っても炎上しないのにトドだと不適切扱いなのはおかしい」「和田さんはトドを本当にかわいいと思っていて、侮辱のつもりは一切なかったのでは」といった擁護の声が少なからずあった。和田が複数回にわたり謝罪したこともあり、「番組終了の引き金」になるほどかというと疑問を感じなくもない。

 業界内では「これまでの炎上の積み重ねで、和田さんが自身の感覚と世間のズレに悩み、健康問題もあって心が折れたことが直接的な原因では」と指摘する声もある。

 実は、和田は7月にも炎上していた。宮城県大河原町の男性町議が本会議中にスマホで人気ゲーム「ディズニーツムツム」をひそかにプレイし、見学に訪れていた小学生からの指摘でそれが発覚した問題が番組で取り上げられた際、和田は「私はかわいいと思いました。だって小学生に指摘されたんだよ、ツムツムのゲームやって」と笑顔でコメント。

 慌てて共演者が「俺は許せないですよ!」「仕事中にゲームしてるんですよ?」とツッコミを入れると、和田は焦った様子で「すみません、失礼な発言をしてしまいました」と謝罪。その後も「本当に失言です。申し訳ございません」と謝罪を繰り返したが、この発言はSNSなどで炎上することになった。

 近年はこのような事態が増えており、和田は生放送の情報番組における自らの「限界」を悟ったのかもしれない。さらに、ひざと股関節の手術を受け、目の病気とも闘うなど満身創痍の状態であることも、番組を続ける意欲を失わせた可能性がある。

 また、7月に都知事選での投票用紙への記入方法について「候補者が漢字で立候補した場合は漢字で記入をしなければならない」(※正しくは漢字でも仮名でも候補者と特定できれば有効)などと番組内で複数の誤情報を発信した問題が影響したとの見方もある。この問題は和田に責任はないが、票の行方に影響しかねないため、情報番組としては失言どころではないレベルの不祥事だ。

 局側としてはなんらかのケジメをつける必要があり、ちょうど和田の不適切発言があったことで「終了の口実」にしたのではと勘繰る声もあるようだ。

 いずれにしても、芸能界で別格のポジションにあった和田が「勇退」ということになれば、高齢の大御所たちが続々と第一線から退く流れにつながる可能性もありそうだ。

SNSや動画サイト、芸能、時事問題、事件など幅広いジャンルを手がけるフリーライター。雑誌へのレギュラー執筆から始まり、活動歴は15年以上にわたる。

さとうゆうま

最終更新:2024/09/09 14:00
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