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日刊サイゾー トップ > エンタメ  > 平本蓮、ドーピング完全否定も疑問の声

平本蓮、ドーピング完全否定も疑問の声…瓜田純士氏も苦言「誰がそんな話を信じるのか」

※イメージ画像:GettyImagesより

 ドーピング疑惑の渦中にいる格闘家の平本蓮が2日、弁護士同席で緊急会見を開き、潔白を主張した。疑惑を完全否定したものの、ネット上では「すっきりしない」「無理がある」との声が相次いでおり、「元アウトローのカリスマ」こと瓜田純士氏も苦言を呈す事態になっている。

 平本は7月28日に開催された『超RIZIN.3』で朝倉未来に1ラウンドKOで圧勝したが、急激に肩回りの筋肉などが大きくなったことからドーピング疑惑が浮上。平本らしき人物が何者かとドーピングについて「臀部に注射した」などと話し合っている電話音声が流出し、平本のセコンドを務めたこともある格闘家の赤沢幸典が「平本はドーピングに手を染めた」「自分がドーピングの方法を教えた」とSNS上で告発したことで、大きな騒動となっていた。

 会見では、平本が「自分は一切、ドーピングに違反するようなことはやっておりませんし、自分からドーピング(方法の指南)をお願いしたような事実はまったくありません」と断言した。

 赤沢からの告発については、「ドーピング検査が大丈夫な、トレーニングの効率を上げるいいサプリがある」と勧められて赤沢から“サプリ”を購入したのは事実だという。赤沢もこの際の料金14万1450円の見積書を公開しているが、平本は梱包すら解かずに放置していたところ、スタッフから「風邪薬でもドーピングに引っかかることがある」と助言されたため使用しなかったとしている。

 その一方で流出した音声で話していたのは自身と赤沢であると認めたが、「自分は赤沢氏と信頼関係があったので、むげにすることができないと思い。赤沢氏には(問題のサプリを)使用していると話を合わせていました」とし、流出音声での会話は話を合わせるための“ウソ”だったと説明した。

 ただ、朝倉戦に向けた海外武者修行中に右ひざのじん帯と半月板を負傷し、けがの回復を早めるために注射を打ったと告白。その注射はフィジカルトレーナーから「ドーピング検査で問題ない」として勧められたもので、平本は「トレーナーを信頼していたので数回使用しました」と明かした。

 今後の毛髪・血液検査については「そこはRIZINの検査結果を待って、RIZINの指示に従おうと思います」とし、RIZINのドーピング検査の結果と運営側からの指示次第であることを示唆した。

 この会見を受けて、ネット上では以下のような疑問の声が続出している。

「ドーピングの薬を買ったのも電話の音声も事実だけど、話を合わせただけで使ってませんなんて、そのまま信じろというほうが無理では」
「もっとスッキリするかと思ったら、モヤモヤがまったく消えない会見だった」
「大事な大一番の前に選手に自分で謎の注射打たせるトレーナーなんているのか」

 格闘技界の著名人からも苦言が呈された。元アウトローのカリスマとして知られる瓜田純士氏は、3日付のX(旧Twitter)で「フィジカルトレーナーに薦められたモノは疑いもなく成分を調べることもなく注射して、赤沢のことは信用してるからと得体の知れないモノに14万も使い、電話の内容は相手に合わせただけ」「誰がそんな話を信じるのだろうか」とバッサリ。

 さらに瓜田氏は、平本が赤沢の告発に対して法的に徹底抗戦する姿勢を見せなかったことや、梱包されたまま放置しておいたという問題の薬物を持参しなかったことなども疑問視。「多くの人に疑念を残したまま完全に幕を閉じるのか」「俺は真実を知りたかった」と嘆いた上で、最後に「流石にもうこれ以上俺も触れるつもりはない」「理由は『実にアホらしいからだ』」と結んでいる。

 どうやら、平本が会見で疑惑を完全否定してもまったく事態は収まらなさそうな気配。騒動がRIZIN全体のドーピング疑惑にまで発展する可能性もあるが、ひとまずは発表が遅れている平本の検査結果を待ちたい。

SNSや動画サイト、芸能、時事問題、事件など幅広いジャンルを手がけるフリーライター。雑誌へのレギュラー執筆から始まり、活動歴は15年以上にわたる。

さとうゆうま

最終更新:2024/09/03 17:00
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