NEWSやSUPER EIGHT、Snow Manらが参加するもチャリティーシングル売上不振の旧ジャニーズ事務所
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人気グループ・NEWSやSUPER EIGHT、Snow Manなど大手芸能事務所・STARTO ENTERTAINMENT(以下STARTO社)に所属するアーティストが、「STARTO for you」名義でチャリティーシングル「WE ARE」を7月24日に発売した。
SMILE-UP.(旧ジャニーズ事務所)がタレントマネジメントなどを移管し、今年4月から本格始動したSTARTO社だが、今回のチャリティーシングルには前出の3組のほか、KAT-TUN、Hey!Say!JUMP、Kis-My-Ft2、timelesz(Sexy Zoneから改名)、A.B.C-Z、WEST.、King&Prince、SixTONES、なにわ男子、Travis Japan、Aぇ!groupの計14組75名が参加。CDの発売に先駆けてデジタル配信され、収益は今年1月に発生した能登半島地震の被災者に全額寄付される。
そんな同曲は8月5日付けの「オリコン週間シングルランキング」で20.6万枚を売り上げて初登場2位にランクインしたが、この結果が芸能界でも話題になっているという。
芸能ジャーナリストの竹下光氏はこう語る。
「旧ジャニーズ事務所の人気グループといえば、かつてはシングル、アルバムともリリースした新譜はオリコンのランキングで初登場1位を飾るのがお決まりとなっていました。まして今作はチャリティーシングルということで、そうそうたるグループが参加していますからね。それがLDH所属のグループTHE RAMPAGE from EXILE TRIBEのシングル『24karats GOLD GENESIS』の後塵を拝して2位に甘んじているわけですから、業界内で注目を集めるのも当然でしょう」
“旧ジャニーズ帝国”が隆盛を極めていた頃は、所属グループの人気の高さはもちろんのこと、そのブランドイメージを維持するため、芸能界における絶大な影響力を駆使して水面下ではさまざまな“調整”にも力を入れていた。
「在籍するグループがリリースするシングル、アルバムに関しては“オリコン1位”にこだわり、自社のグループを上回る売り上げを記録しそうなアーティストの新譜の情報をあらかじめキャッチし、リリース日をずらすといった事前工作まで行っていたほどです」(スポーツ紙の芸能担当記者)
だが、創業者のジャニー喜多川氏による性加害問題が世間の物議を醸して以来、体制変更を余儀なくされてかつての勢いを失った今の旧ジャニーズ事務所には、そうした調整を行うだけの余力はなくなったのかもしれない。
「もはや、STARTO社は事務所を運営するのに忙殺されて、“オリコン1位”を獲得するかは最優先事項ではなくなっているのでしょう。STARTO社は、全国のCDショップにおいて特典がもらえる抽選会の開催を告知。同曲のCDを1枚購入すると1回抽選ができ、当選者はメンバーの写真を使用したB5サイズクリアファイルかA4サイズクリアポスターがもらえるという、いわば“正攻法”の販促プロモーションを展開。音楽不況のさなか、20万枚超えは確かに立派な数字ですが、それでも売り上げを伸ばすことはできませんでした」(レコード会社スタッフ)
かつて、1995年に阪神・淡路大震災が発生した際には、関西出身のメンバーが在籍するTOKIO、V6、KinKi Kidsの3組が集ったチャリティーユニット「J-FRIENDS」が結成され、最初にリリースしたシングル「明日が聴こえる」は売り上げ枚数100万枚を突破。
20年には、新型コロナウイルス感染拡大防止の支援活動「Smile Up! Project」の一環として所属グループ15組、75人のタレントにより結成されたチャリティーユニットTwenty★Twentyが、Mr.Childrenの桜井和寿により書き下ろし提供されたチャリティーソング「smile」をリリース。同年6月のデジタル配信に続き、8月にリリースされたシングルCDは売り上げ枚数51万枚を記録したものだが……。
「『WE ARE』の“数字”を見ても、事務所のパワーダウンやブランドイメージの低下は明らかですよね。今後のSTARTO社の各所属グループのシングル、アルバムの売り上げ枚数にも業界内外から注目が集まりそうです」(前出のレコード会社スタッフ)
昨年10月には嵐の二宮和也が、今年5月末には松本潤が離れ、つい先日も中山優馬が来年1月末をもって退社することを発表するなど所属アーティストの独立ラッシュが止まらない同社だが、今回の惨敗劇もそうした流れに拍車をかけることになるかもしれない。
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