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『24時間テレビ』が早くも荒れ模様…相葉雅紀の韓国トリミング企画などに疑問符

日本テレビ

 8月31日~9月1日に日本テレビ系で放送される大型チャリティー特番『24時間テレビ』の企画内容が徐々に明らかになってきたが、ネット上で「意味不明」「思ってたのと違う」といった否定的な声が相次ぐなど、早くも荒れ模様の気配となっている。

 同番組には、同局系『嗚呼!!みんなの動物園』でMCを務める嵐の相葉雅紀が出演。恒例となっている保護犬トリミング企画の特別版として、相葉がBTSのJINと共に韓国の保護犬のトリミングをする「相葉トリミングin韓国」が先日発表された。

 韓国では、ペットという呼び方をやめ、人と共存・共生するという意味で「伴侶動物」という言葉が使われるようになるなど動物愛護の意識が高まっているという。そんな韓国で、相葉と6月に兵役を終えたばかりで除隊後初の日本のテレビ出演となるJINがタッグを組む。

 これに対して、25日ごろからSNS上で「意味不明」などと疑問を呈する投稿が拡散された。同時に「なぜ日本のチャリテイー番組で韓国に行ってトリミングするのか」「まず日本の保護犬を救ってやるのが先では」「いきなり韓国でトリミングって唐突すぎない?」などと、同企画への批判的な声が飛び交っている。

 後日、相葉がスケートボードの堀米雄斗選手と共に今年1月に起きた能登半島地震の被災地を訪れ、現地の犬たちに愛を届ける「相葉雅紀とメダリストが能登に笑顔を届ける!被災したワンちゃんを出張トリミング」と題した企画も発表されており、韓国だけに偏った内容になるわけではない。だが韓国企画が先行して発表されたことや、そもそもなぜ韓国なのかという疑問点により、SNSが荒れることになったようだ。

 また、同番組では恒例のチャリティーマラソンでピン芸人・やす子がランナーを務めることが決まっているが、新たな試みとして番組で募集した一般のランナーたちと一緒に走るという企画が発表されている。

 しかし24日付の「FLASH」(光文社)WEB版は、応募したランナーの証言として「スタート地点はとある運動場で、“400mのトラックを12週半、グルグル回る”というものだったんです」とのコメントを掲載。イメージ的には「やす子と一般ランナーたちが公道を走る」という状況を思い浮かべがちだが、運動場のトラックを回るだけだと分かったことで「思ってたのと違う」などと落胆の声が集まっているという。

 募集人数は1000人で、その規模で公道を走るとなれば警備だけでも大変なことになる上に、猛暑の中で市道に出ればランナーの健康管理も難しくなる。そういう意味では、トラックを使うのは理解できるが、事前に説明がなかったことで「ガッカリ」と感じた人が少なからずいるようだ。

 さらに、ネット上では「そもそも苦しい顔して走ってるタレントを映しながら募金を呼びかける意味がわからない」「なぜ真夏にマラソンを強行する必要があるのか」「熱中症予防で屋外での運動を避けてと呼びかけているテレビ局がタレントを外で走らせるのは矛盾している」などと、チャリティーマラソンそのものへの疑問の声も湧き起こっている。

 ただでさえ、昨年発覚した寄付金の横領問題で視聴者の目が厳しくなっているが、今年用意される企画にも問題が多発しそうだ。

SNSや動画サイト、芸能、時事問題、事件など幅広いジャンルを手がけるフリーライター。雑誌へのレギュラー執筆から始まり、活動歴は15年以上にわたる。

さとうゆうま

最終更新:2024/08/26 18:00
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