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副島萌生、林田理沙、星麻琴、森下絵理香…NHKニュース番組“裏ルール”と夜のニュース担当者の共通点

副島萌生、林田理沙、星麻琴、森下絵理香…NHKニュース番組の裏ルール夜のニュース担当者の共通点の画像1
NHK

 オリンピックが終わると夏の甲子園が例年以上に激戦続きで、テレビ界の2024年夏はNHKが存在感を発揮しているが、NHKの看板番組はあくまでニュース。とりわけ『夜7時台のニュース』と『夜9時台のニュース』は二大看板で、惜しみなくエースアナが投入される。出演者の顔ぶれを見れば、その時々の一押しの女性アナが分かる仕組みだ。

「NHKには全国の放送局を合わせると100人を超える女性アナがいますが、その頂点に立つのが夜7時と夜9時のニュースの担当者。歴代キャスターを見ても、森田美由紀、井上あさひ、和久田麻由子、桑子真帆など、人気・実力ともに申し分のないアナが起用されてきており、局内の序列を知るバロメーターになっています。中でも近年、別格の扱いだったのは和久田です。彼女は経歴からして異例で、通常なら新人アナは一旦、地方配属となり、2カ所を回って東京本社に戻りますが、和久田は1カ所、しかも3年で東京に戻り、『おはよう日本』のメインキャスターに抜擢。その後、紅白歌合戦の総合司会、東京五輪開会式中継のキャスターなど、華々しい活躍を続け、押しも押されもせぬエースアナでしたが、産休に入ったことでエースアナ争いは混沌としています。現在、7時のニュースの担当は副島萌生と森下絵理香、9時のニュースが星麻琴と林田理沙というラインナップ。これに『クローズアップ現代』の桑子真帆、五輪中継の“裸に見える服”で一気に知名度と上げた中川安奈あたりが“ポスト和久田”候補でしょう」(女子アナウォッチャー)

 民放ほど露骨ではないが、NHK局内でも“女の争い”は繰り広げられている。しかし、名だたるエース候補の間には、わかりやすい共通点がある。

「スポーツ担当の中川はさておき、ニュース番組担当の副島、森下、林田、星の4人はいずれもショートヘア。特に林田は、4月から『サタデーウオッチ9』を担当するのと前後してバッサリと髪を切り、ベリーショートになりました。局内に“髪を短くするように”というルールがあるわけではありませんが、ニュース番組担当アナは現場に出ることもありますし、やはりショートの方がセットは軽快で爽やかな印象。また、“女性アナがロングヘアだとそこに目が行って大事な情報が頭に入らない”“悲しいニュースや訃報などを読む際に過剰に華美な髪型はそぐわない”といった理由があるようです。万が一、ニュースを読む時にロングヘアが乱れていたりすれば、間違いなくクレームの電話が鳴りますしね。2022年から23年にかけて週末の7時のニュースを担当していた川崎理加はロングでしたが、最近はちょっと存在感が薄くなっています。さすがに髪型のせいではないでしょうが」(キー局関係者)

 いずれにせよ身だしなみ規定外のことであり、考えようによっては非常に前時代的な“暗黙の髪ルール”。ただもちろん「ニュース番組を担当したら髪を切るべし」と命じられるわけでもない。

「朝のニュースの場合、こういった“縛り”が緩くなるのは、過去の担当者を見ても間違いありません。同じニュースでも、1日の始まりとなる朝のニュースと、1日の締めくくりの夜のニュースでは、視聴者の番組を見るスタンスが異なるので、報じ方も変わります。朝のニュースでネガティブな情報を扱う際は極力簡潔に、夜のニュースは情報を掘り下げて伝えるのが基本。そんな視聴状況に合わせる制作方針が髪型にまで影響しているのかもしれません」(同上)

 視聴者の意識が髪型にばかり向かうようでは、ニュースキャスターとしては失格ということか。時に笑顔で、時に真剣な表情でニュースを読むアナウンサーにも人知れぬ苦労があるようだ。

木村之男(芸能記者、TVウォッチャー)

1972年生まれ、東京都出身。大学時代にライターとして活動し始め、出版社~編集プロダクションを経てフリーに。芸能・カルチャー・テレビ・広告業界などに精通する。趣味はテレビに映った場所を探し出して、そこに行くこと。

きむら

最終更新:2024/08/29 14:54
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