“テレビから消えたタレント”がDAIGOや高橋文哉の事務所から退所…今後も独立続くか

　元SDN48でタレントの芹那が8月21日、約15年在籍した芸能事務所・エープラスを退社したと発表。これを受け、ネット上では「まだ芸能活動やってたんだ」と驚きの声が上がった。

　芹那はインスタグラムを更新し、「ご報告があります。この度A-PLUSを退社いたしました」と報告。「社長をはじめ、歴代マネージャーさん、支えてくださった方たち一人一人の顔が浮かび、芹那をつくってくださった皆様に心から感謝でいっぱいです」とつづっている。

　今後については、個人事務所で活動を続け、新たに立ち上げたファンクラブを始動するといい、「これまで以上にコミニュケーションが取れる時間を増やしていきたいです」（原文ママ）とファンにメッセージを送った。

　コメント欄には「これからも応援してます」「決断が良い方向へ向かえますように」といった温かい書き込みが並んでいるが、一方ネット上では「まだ活動してたんだ」「久々に名前聞いた」という声も散見される。

DAIGOや高橋文哉も所属

　芹那といえば、SDN48のセンターとして人気を博し、全盛期には年間約370本もの番組に出演。しかし、20年に出演したバラエティ番組では、仕事量が当時の100分の1にまで減少したと自ら明かしていた。

　芸能界で失速した理由については、人気お笑い芸人から「ナンパされた」といった真偽不明な暴露ネタが本人の怒りを買ったことや、世間から飽きられたことが指摘されているが、結局のところ、関ジャニ∞（当時）・大倉忠義との熱愛＆破局報道でテレビ各局が旧ジャニーズ事務所に忖度した、というのがもっとも直接的な原因ともっぱら。

　とはいえ、テレビで見なくなってからも舞台、ミュージカルのプロデュース業、洋服ブランドのデザイナー業など幅広く活動し、21年10月には10年ぶりとなる写真集を発売。20年5月にはYouTubeチャンネル「芹那だよぉ」を立ち上げ、積極的に更新しており、変わらず応援しているファンもいるようだ。

　だが、YouTubeはチャンネル登録者数が1万4000人ほどいるものの、最近は再生回数が2000や3000に届かない動画がほとんど。芹那の知名度と比較すると苦戦しているようにも見えるため、独立後の活動に一抹の不安がよぎる……。

　なお、芹那が退社したエープラスは、4月に芸能事業の休業を発表したエーチームの関連会社。エープラスには現在、DAIGOや高橋文哉、元SKE48の松井玲奈ら人気タレントが所属しているが、エーチームに所属していた吉岡里帆や臼田あさ美はすでに同事務所を去っており、今後、エープラスからも芹那のように独立するタレントが続く可能性もありそうだ。

　来年5月で40歳を迎える芹那。抜群のプロポーションとあざとかわいいキャラは健在だが、再び脚光を浴びられるだろうか。

仲宗根由紀子（エンタメ系ライター）

芸能誌の編集を経て、現在は国内・国外ドラマレビューを中心に執筆するライター。人気俳優のインタビュー経験多数。

なかそねゆきこ