ふかわりょう、50歳での『R-1グランプリ』出場決意で「コンビの片割れ問題」が再燃か
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19日、ふかわりょうが自らのX(旧Twitter)を更新。50歳の誕生日と芸能生活30年を迎えたことを報告し「R-1グランプリに挑戦します!」とサプライズ発表した。
ピン芸人日本一を決める『R-1グランプリ』(フジテレビ系)は毎年秋から予選が始まり、翌年春に決勝が行われる。ふかわが出場するとなれば、『R-1グランプリ2025』になりそうだ。
ふかわは「誰に言われるでもなく、自然と挑戦したくなりました。ひとりだからこそ表現できることを信じて、今、私が面白いと思うネタで戦います。チャレンジできる場所に感謝します」とコメント。1994年デビューのふかわは96年ごろにはすでにブレークを果たしており、97年から01年までは『笑っていいとも!』(フジテレビ系)にレギュラー出演。02年から始まった『R-1』への出場経験はない。
ふかわの参戦は来年の『R-1』を大いに盛り上げそうだが、その一方で再び議論になりそうなのが、『R-1』における「コンビの片割れ」問題である。
ピン芸人日本一を決める『R-1』だが、普段はコンビやトリオで活動している芸人も出場が可能となっており、10年の芸歴制限が外れた昨年からは本当の意味で「誰でも」参戦できる大会となっている。
だが、ふかわは『R-1』について、こう話していたことがあるのだ。今年2月、MCを務める『バラいろダンディ』(TOKYO MX)での一幕である。
「コンビがこの時だけピンとなって出場するのを禁止してほしい。器用な方だから、普段漫才とかコントやってる人が出て、それなりのクオリティで面白いものを出してくれるんですけど。でも、私、コンビとかトリオとか、帰る場所がある人の芸はなんにも笑えないんですよ」
「普段コンビをやってる人が、この時だけピンで出て来てワーっとやるのは目をそむけたくなるんです」
いつになく口調に熱がこもっていたふかわだが、もしかしたらこの時期から自らの『R-1』参戦を考えていたのかもしれない。
実際、『R-1』においてピン芸人以外の活躍は目覚ましいものがある。過去大会でも、ザ・プラン9の浅越ゴエが1度、なだぎ武(2015年に脱退)が2度の優勝を果たしているほか、博多華丸大吉の博多華丸、COWCOWの多田健二、霜降り明星・粗品、マヂカルラブリー・野田クリスタルと、22回中7回が純粋なピン芸人以外のチャンピオンとなっている。
今年のファイナルではトンツカタン・お抹茶が爪痕を残しているし、昨年はコットン・きょん、カベポスター・永見大吾、ラパルフェ・都留拓也とファイナリスト8人中3人がコンビの片割れとなっていた。ピン芸人のみで争われた『R-1』決勝となると、05年の第3回大会にまで遡らなければならない。
ふかわの言い分にも一理あるところだが、おそらく来年の『R-1』にもコンビの片割れ芸人は数多くエントリーしてくるはずだ。完全新ネタで臨むというふかわ、ここは貫録を見せて後輩たちを蹴散らしてほしいところだ。
(文=新越谷ノリヲ)
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