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広末涼子退所で注目のフラーム「新人女優発掘オーディション」で“弱点”を克服できるか

広末涼子退所で注目のフラーム「新人女優発掘オーディション」で弱点を克服できるかの画像1
戸田恵梨香

 女優の戸田恵梨香や有村架純、吉瀬美智子、田中みな実、吉岡里帆らが所属する芸能事務所・フラームが、次世代を担う才能を発掘する大規模な「新人女優発掘オーディション」の応募者を募集中だ。

 応募の対象となっているのは13~16歳の女優志望の女性、モデルを目指し将来的に女優志望の女性、ダンスや歌唱などのパフォーマンスが得意で芝居にも興味のある女性などだという。

 募集時期は7月20日から来年1月31日までという約半年にわたる長期間で、合格者は同社との本契約または育成契約の可能性があるという。

「フラームは1998年に結成された芸能事務所ですが、今回の試みは同社初の独自開催による期間限定の特別オーディション。自薦、他薦を問わず、地方オーディションも初開催。いかに、同社が社運をかけているかが伝わってきます」(テレビ局関係者)

 フラームといえば、昨年6月に「週刊文春」(文藝春秋)などで創業以来、同社の看板を背負ってきた広末涼子が有名シェフの鳥羽周作氏とのW不倫を報じられたのが記憶に新しい。広末は事務所から無期限謹慎処分を下されて、7月には夫でキャンドルアーティストのキャンドル・ジュン氏と離婚。

広末は3人の子どものシングルマザーとなったが、今年2月には同社を退社し、個人事務所を立ち上げて独立した。

「広末は不倫スキャンダルで著しくイメージダウン。仮にフラームに残っていたとしても、復帰させるタイミングは難しかったでしょう。かつての看板女優が去る一方、今年4月には吉岡が移籍してくるなど今や女優王国となった同事務所は安泰で、“広末ショック”のダメージはほとんどなかったと思われる」(芸能記者)

 さらに、7月16日には福田麻由子も自身のインスタグラムで同社を退所したことを発表した。

 福田は、《約20年の月日を、フラームとともに歩んできました。入所した幼いころから、私の選ぶ道を尊重し、最大限のサポートをしていただきました。そして、新しい一歩を踏み出してみたい、という私の気持ちを受け入れ、あたたかく送り出してくださいました。感謝の気持ちでいっぱいです》と心境をつづった。

 福田は子役時代から活躍し、2005年の日本テレビ系ドラマ『女王の教室』などで注目を集め、19年放送の『スカーレット』でNHKの朝ドラ初出演。だが、22年12月30日の投稿で《しばらく芸能活動をおやすみします》と報告していたが、結局退所の決断をした格好だ。

「天才子役の名を欲しいままにしていた福田ですが、近年は方向性が見定められず、迷走気味の観もありました。大手事務所だと研音は福原遥や桜田ひよりを小学生の頃から育成し、今や主役級に成長していますし、各事務所はローティーンの発掘、育成に力を注いでいます。そんな中、フラームは福田という逸材を抱えながらも芸能界のいわゆるメインストリームに乗せられませんでしたが、ついに新人発掘オーディションを開催することで、弱点を埋めにかかってきたのでしょう。その背景には、所属する女優たちの年齢が“底上げ”となる将来への不安が垣間見えます」(前出の芸能記者)

 実際、今を時めく「フラーム」在籍の女優たちだが意外にも生え抜きは少ない。

 芸能ジャーナリストの平田昇二氏は語る。

「高校生の時に同社のオーディションに合格した有村さんこそ純粋な生え抜きではありますが、近年移籍してきた田中みな実さん、吉岡里帆さんだけでなく、戸田さんも上京前は大阪の事務所に所属していましたし、吉瀬美智子さんも07年に所属するまで地元の福岡もモデル事務所や東京の別の事務所に在籍していましたからね」

 今を時めく女優王国がオーディションでどんな逸材を発掘するのか注目される。

大沢野八千代(ジャーナリスト)

1983生まれ。大手エンタメ企業、出版社で勤務後、ネットソリューション企業に転職。PR案件などを手掛けている。KALDIフリーク。

おおさわのやちよ

最終更新:2024/08/18 14:00
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