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週刊誌スクープ大賞

「異例の成績」でも東大入学は確定? “ひーくん”悠仁さまの進学問題

「中丸雄一が女子大生とアパホテル密会 まじっすか撮」

 さて、辞任ではないが、“不倫”が文春で報じられると、すぐにすべての番組を降板、自粛すると発表したのはKAT-TUNの中丸雄一(40)である。

 文春を読んでも、それほど深刻なものではないような気がするのだが、潔いといえばそうともいえそうな中丸の身の処し方である。

 ジャニーズ事務所のタレントに好きなのはいないが、例外は、中丸である。e-スクールだが、早稲田大学に入り、学びなおしたところが、普通のタレントらしくなくていい。

 俳優としてもドラマの主演を張るほどだったのに、2020年以降はばったり辞めてしまった。

「お芝居の仕事は卒業」と公言し、今は金曜日朝の『旅サラダ』で体験取材をやっている。

 それに、二宮和也が開設したYouTubeチャンネルや、漫画家としても活躍している。

 講談社から、『山田君のざわめく時間』を出している。多彩な才能を持ったタレントである。

 今年1月、元日本テレビアナウンサーだった笹崎里菜(32)と結婚している。新婚ホヤホヤなのだ。

 これまでも浮ついた噂はなかったという。それが、「女子大生とアパホテル密会」とき
たから驚いた。

 文春によれば、7月4日、午後6時半ごろ、都内にあるアパホテルの前に1台のタクシーが停まり、ホテルから出てきた橋本環奈似の若い女性が乗り込んだのと同時に、中丸がホテルの裏口から顔を出したというのである。

 女性はそのまま郊外へ走り去り、中丸は逆方向に歩を進めたという。文春は、この女性が都内に通う20代の女子学生A子だということを突き止める。

「Aは『中丸さんとは、たまに食事をする仲』だそうです。『路上でナンパされて、一年位前に知り合った』とか。この日は中丸さんから呼び出されたそうで、帰りに『タクシー代として七千円もらった』と話していました」(A子の知人)

 松本人志といい中丸といい、芸能人ってしみったれなのかな?

 文春はA子に直撃している。彼女は「悪いことはしていないので」といってこう口を開いたという。

「中丸さんとはこれまで二回ほどだけ、ランチに行った仲。その日もご飯に行くのかと思って、待ち合わせの場所に行き合流したら、そのまま中丸さんが『ここの部屋とってるから』と、アパホテルに入っちゃったんです。『え、ホテル』 と思ったけど、相手は有名人だしこのまま立ち往生するわけにもいかないと思って、一緒に入りました。ただ、本当に何もしてなくて。私は次の予定もあったし、ちょっと相談事をして、すぐに部屋を出ました」

 だが、彼女のいい分を否定するように、中丸の所属事務所はこう回答した。

「今回、中丸のとった行動につきましては、社会的にも影響のある立場として自覚と責任に欠けた行動であり、弊社といたしましても看過できず、大変遺憾に思っております。(中略)
 今後についてですが、本人の希望を含め謹慎することとさせて頂きます」

 新妻からたっぷりお小言をもらったのだろう。何しろ、笹崎と二股交際していたようなのだから。

 ファンからは、「中丸、まじっすか」という声が聞こえてくる。

 さて、今週の第1位は、秋篠宮家の長男で、将来の天皇になる悠仁さんの大学受験のお話。

 新潮は、「東大農学部への推薦入学が決定」と打てば、文春は、おいおい、悠仁さんの成績ではとても推薦入学は無理無理という論旨。

 その上、もうすぐ成人する悠仁さんには一千万円近い皇族費が出ると女性自身が報じている。

 長女の眞子さんの結婚から始まった秋篠宮家バッシングは、ついに最大の山場を迎えているようである。

 まず新潮から見てみよう。同誌が根拠の一つとして挙げているのが、悠仁さんの受験生とは思えない“余裕”のある夏休みの過ごし方である。

 悠仁さんは7月31日から1泊2日の日程で、岐阜県で行われた「第48回全国高等学校総合文化祭」に、公務として秋篠宮と紀子さんと共に臨席した。

 さらに、今秋11月に開催される予定の「秋の園遊会」にも参加することは当然あり得ると、7月18日の定例会見で西村泰彦宮内庁長官が繰り返し明言したというのである。

 悠仁さんは東大農学部への推薦入学を目指しているといわれている。東大が発表した25年度の募集要項によれば、出願の締め切りは11月6日。提出書類による第一次選考の結果の発表は12月2日。通過者は同月中旬に面接試験に臨むという。

 だが難関は年明けの1月18日から2日間にわたって実施される大学入学共通テストで、推薦出願者にも1000点満点の試験が課せられ、800点が合格ラインだといわれているようだ。最終発表は来年の2月12日の予定。

 共通テストが悠仁さんにとって最大の難関のようだが、大学受験塾「Y-SAPIX」の教務部によれば、過去に東大の学校推薦に合格したケースでは、共通テストの成績よりも提出した書類や面接の方が重要視されている傾向だというのである。

「悠仁さまにとっては実に“お誂え向き”の入試である」(新潮)

 その理由は、悠仁さんは昨年11月に赤坂御用地に棲息するトンボの生態をまとめた論文を、「国立科学博物館の研究主幹らとの共同執筆で発表なさっています。また今月25日から京都で開かれる『第27回国際昆虫学会議』でも『皇居の動物相モニタリング調査』という研究をポスター形式で発表なさるご予定なのです」(宮内庁担当記者)。一流の学者との論文執筆、国際学会への参加など、一般的な高校生には縁遠いことをいとも簡単に成し遂げている。

 学校推薦型入試は高校の先生の評価も加味されるが、

「特に悠仁さまのようなお立場であれば、高校側は配慮せざるを得ない。ご本人が希望なされば高校は推薦するでしょうし、大学側にとっても、不合格にするという選択肢はないのです」(精神科医で受験アドバイザーの和田秀樹)

 さらに、東大の推薦入学は、元々悠仁さんのためにつくられた制度だと、大学受験に詳しいジャーナリストがいうのである。

「学校推薦型選抜が東大に導入されてから9年。この間、募集要項には大きな変化がみられません。つまり当初から悠仁さまの受験を見越した制度であり、だからこそ悠仁さまも小学校の時分から、この推薦入試に焦点を合わせてお好きな活動を続けることができたと言えます」

 一方の文春は、筑附高での悠仁さんの成績は「異例」で、残念ながらとても東大に合格するレベルにはないと見ているのだ。

「小誌は今回、筑附高の関係者から、衝撃的な証言を得た。
『じつは高校側は、悠仁さまに頭を悩ませている。(中略)目下の問題は、学業成績についてです。悠仁さまは、率直に申し上げて“異例の成績”なのです』」

 さらに件の関係者はこういうのである。

「生物を除いては、文系科目も理数系科目も成績が伸び悩んでおられる。理解力を測るテストの点数が芳しくないと聞いています。筑附高では平均点も非公開で順位も明かされないため、同級生ですら彼の成績を知る生徒は限られる。ただ、この成績だと授業についていくのは難しく、ご本人も苦しい気持ちを抱えておられるのではないか」

 要は、とても東大農学部の推薦入学に筑附高として推すレベルではないというのだ。

 だが、文春の6月6日号では、筑波大附属高校に通い、悠仁さんと同級生で、彼のことを「ひーくん」と呼ぶ男子生徒A君というのを登場させて、

「ひーくんが東大の学校推薦に選ばれたとしても、別に驚きません」

 といわせているのだ。

 さらにA君は、「筑波スタディ」という本格的な学術研究の手法を学び、自分で研究論
文を書く授業というのがあるそうだが、こう話している。

「この『筑スタ』でひーくんは確か、発表された論文とは別のトンボの研究に取り組んで
いました。学内でも成果をプレゼンし合う発表会がありますが、誰の研究のレベルが高い
かというのは聞いていたら分かる。彼の発表のレベルが高いのは皆分かったと思います」

 手放しとはいわないが、相当高い評価を「ひーくん」に与えているのである。

 たしかにそこでも文春は、A君の高評価を一顧だにせず、これまでも秋篠宮家という威光を使って、東大への進学率の高い筑波附属高校へ悠仁さんを入学させてきた。だが、東大の推薦入学の「合否判定には一般の生徒と同じように共通テストを受ける必要があり、八割は必要といわれています」(教育情報メディア『大学通信』の担当者)とレベルが高いのに、悠仁さんは「一般入試に合格するほどの学力とも伝わってきていません」(秋篠宮家関係者)と、悲観的に見てはいるのだが。

 秋篠宮や紀子さん、悠仁さんにとって重苦しい秋になりそうである。

 そんな秋篠宮に対して、ノンフィクション作家の保阪正康は文春でこう“諫言”している。

「天皇に受験勉強は必要ありません。それ以前に、悠仁さまにはもっと学ぶべきことが沢山あるはずです」「それよりも大切なのは、天皇の役割を勉強すること。それは東大に入るよりもはるかに難しいことなのです」

 保阪は上皇上皇后と複数回にわたり面会して、昭和史関連の対話を重ねてきたという。
「上皇陛下とお話しして感じたのは、かつて天皇の名において行われたことに対する責任をどこまで自覚すればいいのか、悩んでおられるということ。その最たる例が戦争の責任でした。そういった問いかけを直接されることはありませんでしたが、昭和天皇の時代に起こったことをどう引き受けるべきか、その悩みは伝わってきた。このように、天皇となった人物にしかわからない苦悩がある」

 一般学生たちと受験競争をすることに貴重な時間を費やすべきではないというのである。

 私も同感である。一般学生と話したり友人をつくったりするのはいいことに違いない。だが、受験勉強で貴重な青春を浪費することは、やるべきではない。

 私は、東大に入るより、これまでの皇族たちがやってきたように、皇族同士が長年親交のあるイギリスの大学に留学したほうがいいと思っている。オックスフォードやケンブリッジには世界中から優秀な若者たちが集まってくるし語学力も磨かれる。

 警備の問題があるとしても、現天皇も皇太子時代にオックスフォードで2年4カ月を過ごしている。帰国したあとの記者会見で皇太子は、「自分でものを考え、自分で決定し、そして自分でそれを行動に移すということができるようになったのではないかと思います」と話している。

「自分でものを考え、決定し、行動に移す」。それこそが、今の悠仁さんに必要なことではないだろうか。

 実は、悠仁さんにはもう一つお金の問題が“勃発”しているのだ。

 女性自身(8月20・27日号)が、「皇室経済法によれば、悠仁さまには“独立の生計を営まない未成年の親王”として年額305万円が支給されてきた。それが成年になられることで、3倍となる」と報じたのだ。

 宮内庁は女性自身に対して、「令和6年度の悠仁親王殿下の皇族費の年額は660万円です。令和7年度の皇族費の年額は、915万円となる予定です」と回答している。

 皇族費には所得税もかからず、国の会計検査も行われないという。

 小田部静岡福祉大名誉教授は、

「悠仁さまの皇族費が増えることを機に、皇族費のあり方や使途についての批判が生まれる可能性もあると思います」

 と語っている。

 秋篠宮邸の改修費用が莫大になり、事務棟などとして使われる予定だった旧仮寓所で佳子さんが一人暮らしをするなど、庶民の金銭感覚からかけ離れた秋篠宮家の暮らし方にも批判がある。

 そんな中、悠仁さんに一千万円近い皇族費が支払われるというのは、新たな秋篠宮家バッシングにつながるかもしれない。
(文中一部敬称略)

元木昌彦(編集者)

「週刊現代」「FRIDAY」の編集長を歴任した"伝説の編集者"。

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もときまさひこ

最終更新:2024/08/14 16:00
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