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週刊誌スクープ大賞

「異例の成績」でも東大入学は確定? “ひーくん”悠仁さまの進学問題

「なぜ珠洲は復旧できないのか?」

 お次は能登半島大地震でなぜ復興が進まないのかを現地ルポしている文春の記事。

 中でも津波の被害も甚大だった珠洲市は復興どころか復旧もなかなか進まない。

 地震発生から5月末までにほぼ全域で断水が解消したのに、珠洲市では通水の割合が半年時点で84%、700世帯以上がまだ水を使えないという。

 行政が水道管を修復しても家に繋がる宅内配管が破損していたら水は出ないが、宅内漏水などの修理は自己負担になるため、なかなか進まないというのだ。

 しかも水道事業者に頼もうとしても順番待ちで、2カ月待たされることもあるという。

 珠洲市では今も総避難者は140人以上いるそうだ。市によれば、7月30日時点で完成した仮設住宅は1109戸。11月末までに1640戸を建設する予定だというが、遅すぎないか。しかも入居しても光熱費は自己負担だから、クーラーを付けずに熱中症になる人も出ているようだ。

 公費で崩壊した家屋をなおすための費用の一部は出るが、7月25日時点で、申請数は3542件だが、解体を終えたのは1割を超えた程度だという。

 復興を遅らせているのは交通網の寸断だ。何をさておいても道路の復旧は最優先だと思うが、どうもそうはいっていないようなのだ。

 また、自力で家を再建しようという人もいるが、建築費の高騰に悩まされている。全壊家屋でも最大300万円しか再建費用は出ないから、なかなか進まないのは無理もない。

 福島の復興もなかなか進まなかった。同じことが能登でも起きている。これで南海トラフ地震が起きたら、日本は永久に復興できないのではないか。

 ところで、長嶋茂雄が「終活」を始めていると文春が報じている。長嶋には長男・一茂と次女・三奈のほかに、次男と長女がいる。

 一茂は長嶋の持っているトロフィーや記念品を転売しようとして発覚し、長嶋から勘当状態だ。

 長嶋の身の回りや仕事のことは、三奈がすべて差配しているといわれる。

 すでに長嶋は、世田谷区の「九品仏浄真寺」の一区画に戒名も書かれた墓を建立している。

 そこには、

「九品院殿希譽英徳巨聖茂雄大居士」

 と書かれているそうだ。

 一茂は、実質的に遺産放棄しているようで、墓も母親・亜希子の遺骨が分骨されているというハワイの墓に入ると公言しているようだ。

 田園調布の自宅や世田谷の賃貸マンション、箱根の別荘など、文春の調べでは長嶋の資産は20億円といわれているようだ。

 戦後の大スターとしては少ないような気がするが、脳梗塞で倒れてから、ほとんどリハビリ病院暮らしだから、それなりに出費も大変なのだろう。

 昨年の5月16日には、田園調布の自宅に「長嶋茂雄一般社団法人」をつくり、代表理事についているという。

 目的としては、子供や若者に野球やスポーツ全般の競技力向上を目指すというものらしい。

 役員に親族が入ってないというが、税理士の秋山清成はこう解説する。

「個人の財産ではない形で資産を遺し、親族間のトラブルを避けるための一つの方法と言えるでしょう」

 あの戦後が生んだ最大のスーパースターも終活か。我々戦無派の時代はまさに終わろうとしている。戦後は遠くなりにけりか……。

 お次は新潮がよくやるペットショップの闇である。

 私が飼っていた犬は知人からもらい受けた由緒正しい雑種だったから、ぺットショップで犬を見たことはない。

 血統書付きだと何十万、百万超えも珍しくないようだが、そんなものを衝動買いする人が多くいるというのだ。

 生後間もないであろうフワフワした子犬を抱くと、「一期一会、運命的な出会い」を感じる。そこに店員から、

「出逢っちゃったら絶対お迎えしたほうが絶対後悔ないです。一期一会なんで、見た目も性格も全部気に入っているんだったらこの子なんでしょう」

 といわれるとついつい値段を忘れて買ってしまうそうだ。

 だがその中には、動物愛護管理法で生後56日以下の犬猫の展示・販売を禁じているのに、それに違反して「8週齢」を超えていないのに店に出し、売ってしまうペットショップが多くあると新潮はいうのである。

 新潮が子犬生育専門家と一緒に訪れた「p’s-first」の関東圏の店舗でも、「あの子犬は、8週齢を過ぎていない可能性があります」(専門家)と見られる子犬を出してきたという。

 こうした8週齢を超えていない子犬を、飼ってはいけない人たちに無理やり売りつけることで、ミスマッチが起こり、「こんなはずじゃなかった」と飼い主がペットを捨ててしまうケースが起こる。人間不信に陥った犬が暴れたり吠えたりするため、愛護センターに連れてこられても人間のいうことを聞かないため、譲渡対象にならず、殺処分になってしまう。そのため、この国では殺処分される犬が後を絶たないというのだ。

 新潮は、業界大手の「ペッツファースト」や「プリペット」にもそうした法令違反があるのではないかと報じている。

 だいたい、犬猫に何十万も払うというのが、私には理解できない。買う人間がいるから値段が上がるのは仕方ないのかもしれないが、あまりにも法外ではないか。

 昔のように、知っている人の間で、子犬が産まれた、子猫が生まれたから貰ってくれないかというのが、ペットたちにも幸せなのではないか。

 人間と同じように、雑種のほうが生き抜く力も生命力も強いはずだから。

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