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歴史的株価暴落でなぜか注目が集まる小倉優子「新NISA」に苦言を呈した“地頭の良さ”

歴史的株価暴落でなぜか注目が集まる小倉優子「新NISA」に苦言を呈した地頭の良さの画像1
小倉優子

 8月2日、米景気指標の下振れなどの煽りを受けて、東京株式市場で日経平均株価が終値で前日比2216円安となり話題だ。

 そして8月5日には1987年10月20日のブラックマンデー(3836円安)を超える史上最大の下げ幅を記録、日本のみならず世界中で株価が下落していることから一部では世界恐慌を危惧する声も起こっている。

 経済界や金融業界が危機感を募らせる中、その存在がにわかにクローズアップされているのがタレントの小倉優子という。

 一般紙の経済担当記者は明かす。

「小倉さんは今年1月に放送された『~ニュースを知ればボロ儲け!?~がっぽりNEWS!2024』(ABCテレビ)に出演した際、当時注目されていた『新NISA』の話題になると、『国が推してるものにいいものがあるのかな。何か裏があるんじゃないか』『放ったらかしにしていてもとか、夢だとか、そんな甘い話は世の中にはない。永久っていう言葉も信じていません』などと話して当時は物議を醸しました。ただ、今回の株価急落を受けて『小倉優子が正しかった』『ゆうこりん、スゴい!』といった意見が金融や株式関連のインターネット掲示板などであふれているんです」

 日本政府は家計の安定的な資産形成をさらに推し進めていくことを目的として、今年1月から従来のNISA制度を改正し、非課税投資枠を大幅に拡大するなどした新NISA制度をスタートした。

 いわば政府肝入りの施策に対して、小倉は否定的な意見を口にしたわけだが……。

「正直なところ、政府が新NISA制度を導入した背景には将来的な年金制度の破綻の可能性なども加味し、『税金をあまりかけないようにするから、老後に向けて株式投資で資産を増やすなど自力で頑張って何とかしてくださいね』といった狙いも当然、透けて見えます。とはいえ、投資をするうえでは従来以上に非課税投資枠が増えたというメリットがあるのは確かで、証券会社や銀行はここぞとばかりに『新NISA』をアピールし、週刊誌や女性誌なんかでも『新NISA』の利点を解説する記事を展開していましたからね。当時の小倉さんの発言はこうしたブームに難癖をつけるKY発言と受け取る向きも多かったと思います」(一般紙の経済担当記者)

 だが、今回の歴代2番目となる日経平均株価の大幅下落や世界的な株価の下落により、結果的に新NISA制度の開始をキッカケに株式投資を始めた人たちなどにとっては、一時的とはいえ大きなダメージを負うことになり、小倉の“予言”が的中することとなったわけだ。

 そうした中、芸能事務所のベテランマネージャーはこう話す。

「小倉というと、世間一般的には若い頃はバラドルとしてバラエティー番組などで活躍し、最近はママタレントとしても頑張っているタレントくらいのイメージなのでしょうが、実際はものすごくクレバー。地頭が良くないと、一介のグラビアアイドルが20年以上も芸能界の最前線で活躍し続けることはできない」

 小倉といえば、グラドル時代に「こりん星」のりんごももか姫を自称し、不思議ちゃんキャラでブレーク。

 バラエティー番組を中心に活躍し、結婚や出産、2度の離婚を経て現在は3児のシングルマザーとしてママタレントとしても存在感を放っている。

「最初の夫には自身の所属事務所の後輩タレントと不倫されて離婚、2人目の夫には突然家を出られるなど私生活はなかなかに波乱万丈、芸能生活の方もいろいろとありましたからね。とくにアヴィラから現在のプラチナムプロダクションに移籍する際には結果的に勝訴したもののアヴィラサイドと訴訟沙汰に発展。芸能界の重鎮の息子からの誘いを断るなど相当肝も据わっていますし。そもそも、テレビの世界で不思議ちゃんキャラを絶妙なさじ加減で長年貫くこと自体、頭が良くないとできないですからね」(前出の芸能事務所のベテランマネージャー)

 経済界や金融業界からも注目を集める小倉が今後も存在感を増しそうである。

大山ユースケ(ライター)

1990年、千葉県生まれ。某大手メディアに勤務中の複業ライター。得意ジャンルはお笑いと酒。

おおやまゆーすけ

最終更新:2024/08/10 13:00
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