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週刊誌スクープ大賞

広瀬めぐみ参院議員の「赤ベンツ不倫」「公金詐取疑惑」新潮報道こそ週刊誌の真骨頂!

「スクープ 海上自衛隊『突然の大量処分』の真相」

 現代は海上自衛隊が突然、大量に処分者を発表したことについて、その真相に迫っている。

 この経緯は少しわかりにくいので、読売新聞オンライン(07/10 05:00)から引用する。

「安全保障上の機密情報にあたる『特定秘密』を違法に取り扱っていた問題が発覚した海上自衛隊で、新たに潜水士が手当を不正に受給していた事例が多数確認されたことが政府関係者への取材でわかった。防衛省は週内にも、これら複数の問題に関わった隊員を一括して懲戒処分のほか、訓戒などの対象にする方針。200人規模になるとみられ、自衛隊の信頼を揺るがす不祥事になる。
新たに発覚したのは、海自で潜水の任務に就く複数の隊員が、実際には潜っていないにもかかわらず、不正に手当を受け取っていた疑い。潜水士は任務や訓練で潜る時の深度に応じて、最大で時給約1万円の手当が支給される。2022年9月の定期監察で不正が発覚し、同省が潜水士が所属する各部隊に調査範囲を広げたところ、多くの隊員が関わっていたことが判明した。
海自ではこのほか、多数の護衛艦で特定秘密に触れる資格を持たない隊員が当直勤務の際に『戦闘指揮所』(CIC)に立ち入り、コンピューター画面に表示される艦船の航行情報などの特定秘密に触れていたことが明らかになっている。(中略)
さらに自衛隊の施設内で、不正に飲食物を受給していた行為も発覚した」

 200人以上が処分されたが、広島県内の自宅で現代の取材を受けたAは、「潜水手当の不正受給などしていない」と強い口調でいうのだ。

 Aによれば、聞き取り調査といっても、すでに「不正受給額」が記された書面が用意されていて、強制的にサインさせられた人がほとんどだという。

 今回、潜水手当の不正受給があったとされるのは、気圧を高めた特殊な部屋に入ることで、高深度に潜水するのと同じような状態を作り出す訓練。

 現代によると、海自の内部資料には、最大高圧に1時間で1330円だという。

 Aが怒っているのは、これまでも訓練時間が50分しかなくても1時間として申請するということが、海自全体の「常識」で、先輩たちもみなやってきたではないか。それを今度は、不正請求だというのは納得しがたいというのだ。

「私も長年組織に勤めてきましたから、問題になったからには何らかの処分を下さなければいけないことは理解している。しかし、それが免職や長期の停職というのは重すぎますし、ましてや現場の人間だけに責任を負わせるのは理不尽です」(A)

 CICに新人隊員を入れていたことも、飲食についても、これまで現場では当たり前に行われてきたのに、なぜだ、というのである。

 なぜ、これまで当然のことのように行われてきたことが、不正になり、処分になったのだろうか。

 海自の幹部がこう語っている。

「急増している中国による領海侵犯への備えに加え、防衛予算の大幅な増大で現場隊員の作業量は膨大になっている。組織内にはさまざまなひずみが生じており、一連の不祥事もそれが顕在化したといえる。自衛隊を統括する背広組としては、引き締めの意味で大量処分をせざるを得ないと判断し、海自は酒井前幕僚長の交代のタイミングに合わせてもらったということだろう。政治問題にならぬよう、国会閉会を待って処分したという見方もできる」

 だが、これだけの大量処分をした以上、詳しい説明を背広側はするべきだろう。それに、人手不足に悩んでいるのに大量に処分して、彼らが海自に嫌気がさして戻ってこなかったらどうするのだろう。

 ところで、バイデンが退いたことで、カマラ・ハリス副大統領が民主党の候補に選ばれ、トランプ有利の大統領選に狂いが生じてきたようだ。

 私も、「女性初の大統領」という肩書は、アメリカの無党派層に受け入れられると思っている。「もしトラ」から「確ハリ」へと流れが変わった。ニューズウィーク日本版(7月23日(火)16時27分)に、ハレダ・ラーマンが「カマラ・ハリスがトランプにとって手ごわい敵である5つの理由」を寄稿している。

「ハリスの立候補は、2024年の大統領選に勝利する上できわめて重要な(そしてバイデンが支持を失いつつあった)若い有権者の熱狂に火をつける可能性がある。
米シラキュース大学のグラント・リーハー教授(政治科学)は本誌に対して、『ハリスは大統領選に向けた民主党支持者のエネルギーや熱狂を呼び起こすことができる可能性が高い』と述べた。『バイデンの後継候補になる意思を表明してすぐに献金が舞い込んでいるのは、彼女にとっていい兆候だ』(中略)
ハリスが民主党の候補指名を確実にすれば、黒人で南アジア系の女性として初めて主要政党の大統領候補になるという歴史的快挙を達成することになる。彼女は『歴史的に重要な意味を持つ候補者だ』とリーハーは言う。
だがトランプと対決するにあたって彼女が強調するのは、州司法長官としての経歴だろう。トランプは5月にニューヨーク州の裁判所で、不倫の口止め料をめぐる刑事裁判で有罪評決を受けている(量刑の言い渡しは9月)。
『とにかく問題を細かく分解していくのが検察官のやり方だ』とハリスは4月に米CNNに述べた。『なぜ自分たちがこの結論に達したのかを正確に示す経験的な証拠を提示し、相手にそれを思い出させる。トランプもそれから逃げることはできない』
 民主党は女性の中絶の権利を大統領選における一番の争点にしようとしている。今回の大統領選は(人工妊娠中絶を憲法上の権利として認めた)ロー対ウェード判決が覆されて以降初めての大統領選挙で、女性であるハリスはトランプを攻撃する準備を十分に整えている。
ハリスは中絶の権利についてとりわけ積極的に発言を行ってきた。6月には、今秋の大統領選には性と生殖の健康に関する権利の『全てがかかっている』と述べていた。
米ミネソタ大学のポール・ゴレン教授(政治科学)は以前本誌に対して、中絶の問題は民主党にとって有利な問題であり、彼らは『トランプを守勢に立たせるために頻繁にこの問題を取り上げるだろう』と指摘していた」

 他誌の記事を見ても概ねハリスに好意的な論調が多いような気がする。だが、いましばらくはメディアが甘く見てくれる「ハネムーン」期間だから、それを過ぎてメディアがどう変わるのか、変わらないのか。

 私は、ハリスによほどのスキャンダルが出てこない限り、ハリス有利だと思う。

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