日刊サイゾー トップ > エンタメ  > ヒカキン、炎上回避術が再評価も…

ヒカキン、炎上回避術が再評価も…第1子誕生動画で「妻に配慮ない」と批判続出

ヒカキン(Getty Imagesより)

 フワちゃんの暴言騒動を受けて、ネット上では人気YouTuberのヒカキンが過去に提唱した「炎上回避術」が再評価されている。「芸能人以上のリスク管理」と話題になっているが、実はその陰でヒカキンは思わぬ炎上騒動に見舞われていた。

 ヒカキンは2022年に投稿した動画で、炎上回避術として「LINEやDMは全て流出すると思うこと」「デジタルタトゥーを常に意識する」「ネットではマイナス発言しない」などの7箇条を発表。その中に「裏アカウントを作成しないこと」という項目があり、もしどうしてもマイナスな言葉を吐き出したくなったら、SNSではなくノートに書くことを勧めていた。

 フワちゃんの騒動は「裏アカウントと間違えて誤爆したのでは」(所属事務所は否定)と疑われており、その他の項目も含めてヒカキンの炎上回避術が「芸能人よりリスク管理がすごい」「ずっと聖人でいられる理由が分かった」などと改めて評価されている。

 しかし、実はそんなヒカキンでも回避できない炎上騒動が起きていた。

 ヒカキンは、8月1日に投稿した「ヒカキン、パパになる」と題した動画で第1子となる女の子が誕生したことを報告。動画では、妻の妊娠が判明してから病院での出産、自宅に戻るまでの1年近い記録が収められている。

 手放しで視聴者に祝福されるはずの動画だが、これがなぜか一部で炎上。問題となっているのは、生まれたばかりの赤ちゃんとヒカキンや「ママキン」ことヒカキンの母親が対面する場面だ。

 赤ちゃんと対面したヒカキンは、出産直後の妻の横で「いやあ、俺っぽいなあ。かわいいねえ」と発言。後日にヒカキンの母親も母子のいる病室を訪れ、赤ちゃんとヒカキンの顔を見比べながら「かわいい~!誰かさんに似てる~!似てる!」と喜んだ。

 さらに、赤ちゃんを抱っこしながら母親と自宅で対談する場面では、ヒカキンの子ども時代のアルバムを見ながら「顔面一致度をスキャンしたら92%ぐらい一致してる」「瓜二つ。似すぎていて、もう一回(ヒカキンを)子育てしてるような気がした」などと、2人でいかに赤ちゃんがヒカキンに似ているのかを語り合っていた。

 これに対して、ネット上で以下のような批判コメントが相次ぐことになった。

「奥さんがお腹痛めて産んだ子なのに、奥さんそっちのけで旦那が『俺に似てる!』って騒いで、義母も『息子そっくり』って言ってんのキツすぎ」
「ヒカキン自分に似てるって言いすぎだし、義母も自分の息子に似てるって嫁の前で言いすぎよ…」
「夫が権力者すぎて、おかん(姑)の声が大きい家に嫁いだ嫁特有の苦労や。男には理解しにくい案件やで」
「人によっては父親に似てるってばっかり言われたらいい気しない。ヒカキンとお姑さんの奥さんへの配慮が感じられなくてモヤモヤした」

 その一方で「気にしすぎ。微笑ましくていいじゃん」「私なら夫が子どもを見て自分に似てるって喜んでたらうれしいけど」「奥さんは表に出ないから動画内であまり言及しないようにしているのでは」といった擁護の意見もあるが、珍しくヒカキンが炎上してしまったことに驚きの声が広がっている。

 そんな中、リモートで赤ちゃんと対面したヒカキンの兄・セイキンが「目はさ、ちょっと二重だね」と指摘し、ヒカキンが「それはちょっと妻に似たのかもしれない」と答えた場面が話題に。唯一、セイキンだけが赤ちゃんとヒカキンの妻の似ているところに言及していたとして「奥さん救われただろうな」「セイキンは実はヒカキン以上の聖人」などと、セイキンの株が上がるという余波が生まれている。

 炎上回避を徹底してきたヒカキンだが、初めて父親になったうれしさで舞い上がってしまい、それが油断につながったのかもしれない。そういう意味では、パパとして先輩であるセイキンの冷静で空気を読んだ対応が光ったといえそうだ。

SNSや動画サイト、芸能、時事問題、事件など幅広いジャンルを手がけるフリーライター。雑誌へのレギュラー執筆から始まり、活動歴は15年以上にわたる。

さとうゆうま

最終更新:2024/08/06 18:00
ページ上部へ戻る

配給映画

トップページへ
日刊サイゾー|エンタメ・お笑い・ドラマ・社会の最新ニュース
  • facebook
  • x
  • feed