霜降り明星・粗品が、やす子に「ありがとうー!」と絶叫 “正反対キャラ”2人の共通点
#粗品 #フワちゃん #やす子
5日、霜降り明星の粗品がYouTubeの個人チャンネル「粗品Official Channel」を更新。「おまえは偉くないので、◯んでくださーい」というタイトルの動画を発表した。
折しも、ネット上は4日の日中からこのフレーズで沸騰中。ピン芸人のやす子が2日に行った「やす子オリンピック/生きてるだけで偉いので皆/優勝でーす」というポストに対し、タレントのフワちゃんが不適切なリプライを送ったとみられるスクリーンショットが流通。当初はフェイクかと思われたが、その後やす子が「とっても悲しい」とポストし、フワちゃんも「本当にすみません/今ここで皆さんに報告することではないのですが、言っちゃいけないこと言って、傷つけてしまいました/ご本人に直接謝ります」というコメントを発表したことから、くだんの不適切発言はフワちゃん本人によるものだとみられている。
その不適切発言が「おまえは偉くないので、死んでくださーい/予選敗退でーす」というものだったのだ。
騒動の翌日には字幕付きの動画を上げる粗品のスピード感は相変わらず。動画の中で粗品は、「緊急で動画回してません」「撮り貯めたもの」と一応の釈明を入れた上で、新ギャグとして「おまえは偉くないので、予選敗退でーす」というフレーズを作ったと主張。これまで粗品は悪口や誹謗中傷への意趣返しとして「おまえのこと誰が好きなん?」というフレーズを多用し、「おまだれ」と略してきたが、この「おまえは偉くないので、予選敗退でーす」についても「おまえら」と略すつもりのようだ。
粗品は「おまえら」の用法として、さまざまなオリンピックを開催。服屋や耳鼻科などで起こる「あるあるネタ」を羅列しながら、従業員の気持ちのいい行動に対して「(オリンピックの)予選を勝ち抜く」としたうえで、失礼な行為や言動に対して「おまえは偉くないので、予選敗退でーす」とオチをつけるパターンの1人しゃべりを披露。
その最後に「やす子オリンピック」を開催し、「生きてるだけで偉いので皆優勝でーす」というやす子のポストを読み上げると、「ふんふん」と納得した後にカメラに目を剥いて「ありがとうー!」と絶叫した。
生きているだけで偉いので、みんな優勝なのである。
素朴な愛されキャラとして人気を博すやす子と、猛毒をまき散らす憎まれっ子の粗品は、いわば正反対のキャラクターを持つタレントである。だが、「生きているだけで偉い」という考え方は、粗品自身もたびたび発信してきたメッセージだ。
1日に同チャンネルで更新された動画では、粗品がファンとのDMのやり取りを公開。これはアインシュタイン・稲田直樹のインスタグラム乗っ取り騒動に乗じた企画だったが、その中で粗品は不安を抱えて一線を越えそうになっている若いファンに対し、必死に「生きろ」「生きていていい」というメッセージを送っている。
また、粗品がミュージシャンとして発表した楽曲「サルバドルサーガ」には、こんな一節もある。
「朝、生きて/昼、生きて/夜、生きて/今、生きてる/そんなあなたを愛してる/偉い偉すぎる」
これだけ読んでみても、誹謗中傷を向けられたやす子に対する粗品の思いは、察するに余りあるところだ。
(文=新越谷ノリヲ)
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