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二宮和也、朝ドラ初出演が決定!「旧ジャニ独立」の効果テキメンで複雑なファンも

二宮和也

 嵐の二宮和也が、2025年度前期のNHK朝の連続テレビ小説『あんぱん』に出演することが決定。二宮にとって朝ドラ初出演となり、ファンが歓喜している。その一方でNHKの「旧ジャニ排除・辞めジャニ優遇」の構図が強まった印象があり、複雑な思いのファンもいるようだ。

 今田美桜が主演する『あんぱん』は、国民的キャラクター「アンパンマン」を生み出した漫画家・やなせたかしさんと妻の小松暢さんをモデルにした物語。ヒロイン・のぶを今田、のぶの夫・柳井嵩(やない・たかし)を北村匠海が演じる。

 新キャストが1日に発表され、二宮は嵩の父・柳井清を演じることが決定。清の妻・柳井登美子役には松嶋菜々子がキャスティングされた。すでに清が他界しているところから物語が始まるため、あまり登場シーンは多くない可能性もあるが、一部では役どころ的に「ナレーションを担当するのでは」と予想しているファンもいるようだ。

 これを受けて、ネット上のファンからは「朝ドラ出演おめでとう!来年が楽しみだ!」「ブラックペアン2が佳境の中、新しい出演情報うれしい!」「朝ドラ決まったってことは、前から噂あった大河ドラマ出演もあり得そう」などと喜びの声が相次いだ。

 しかし、その一方で「ニノの朝ドラ出演はうれしいけど、事務所辞めた途端にNHKの対応違いすぎて少しイラっとした」「朝ドラの話があったから事務所辞めたのかも…‥って考えちゃうのが嫌」「ニノは嵐としてSTARTOと契約してるのに出演OKって、NHKの判断基準ブレすぎでしょ」などと複雑な声も上がっている。

 NHKはジャニーズ性加害問題を受け、被害者への補償や再発防止への取り組みが着実に実施されていると確認されるまで旧ジャニーズタレントを新規起用しない方針を発表。現在に至るまで方針は継続され、旧ジャニーズタレントたちが移行した後継事務所「STARTO ENTERTAINMENT」に対しても旧事務所同様の措置が続いている。

 二宮は昨年秋に旧ジャニーズを退所し、個人事務所を設立。独立から1年も経たずに現在放送中のTBS系日曜劇場『ブラックペアン シーズン2』で主演を務めたり、旧ジャニーズ時代に性加害問題の影響で起用見送りとなったCM契約が復活したりと仕事が急増しており、ついには旧ジャニーズを徹底排除するNHKにも起用された格好だ。

 実際、NHKは「事務所を辞めれば起用に問題なし」という判断のようで、7月に2025年放送予定の大河ドラマ『べらぼう ~蔦重栄華乃夢噺~』の追加キャストが発表されたが、その中には同じく旧ジャニーズから独立した生田斗真の名前があった。また、歌番組でも旧ジャニーズを飛び出したNumber_iや近藤真彦らが起用されている。

 ただ、二宮の場合は多少事情が異なる。二宮は個人として独立した一方、嵐には在籍したままとなっており、グループとしてはSTARTO社とエージェント契約を締結している。嵐は活動休止中であるものの、二宮がSTARTO社とも契約しているのは事実だ。そうした背景が、ファンから「なぜ二宮くんは出演OKなのに、STARTO社のタレントをいつまでも排除するのか」といった不満の声が上がる要因になっているようだ。

 今回の一件によって「グループに残っていても、個人として独立・移籍すればドラマなどへの起用は問題なし」というNHKの方針が明確化したともいえる。旧ジャニーズからの独立は打ち止めの印象もあったが、仕事のオファーに直結するとなれば、今後さらに増加する可能性もありそうだ。

SNSや動画サイト、芸能、時事問題、事件など幅広いジャンルを手がけるフリーライター。雑誌へのレギュラー執筆から始まり、活動歴は15年以上にわたる。

さとうゆうま

最終更新:2024/08/02 15:00
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