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本多圭の『芸能界・古今・裏・レポート』

奈緒、酒井若菜ら所属で注目の「アービング」、不安材料はヤンチャなオーナー!?

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写真はイメージ

 先日、前所属事務所の休業により酒井若菜が移籍し、話題になった芸能事務所「アービング」。現在、公開中の映画『先生の白い嘘』で主演を務める奈緒らが所属する事務所としても知られているが、その実質的オーナーの過去を知る関係者が、事務所のコンプライアンスを危惧している。

「一部メディアでは、酒井の移籍を報じる際に、アービングについて“資産用マンションで勢いがある青山メインランドの関連会社で、資金力もある”と、まるで安心材料のように報じていましたが、青山メインランドのオーナーのN氏は、女性問題を含めて、これまできな臭いトラブルに巻き込まてきたいわくつきの人物です」(中堅プロマネジャー)

 1997年に設立されたアービングは、設立当初は、矢吹春奈や仁科仁美などが在籍していた(2人とも退社)が、その後、オスカープロモーションから移籍した橋本マナミが“愛人にしたい女優”として大ブレーク。ほかに、演歌歌手・丘みどりのほか、近年では奈緒が演技派女優として頭角を現し、注目を集めている。

「『アービング』の実質的オーナーは、資産運用型マンションのディベロッパーとして急成長した青山メインランドの創業社長のN氏ですが、以前から半グレ集団との黒い交際や、元東レキャンギャルを巻き込んだ恐喝事件、東京ドーム野球賭博疑惑でも名前が報じられています」(スポーツ紙記者)

 2019年、N氏から金をだまし取ったとして5人が恐喝で逮捕されたが、この事件には、芸能界の引き抜きをめぐる、ある裁判があった。

「元東レキャンギャルの森友里恵が所属していた事務所が、彼女を別の芸能プロダクションに引き抜かれ、損害を被ったとして移籍先に賠償を求める裁判を起こしたのですが、この裁判で、証言台に立った森が、『枕営業を強要され、仕事ができなくなった。引き抜きではない』と主張。その相手として名前が取りざたされたのがN氏だったのです」(前同)

 N氏は、森の法廷証言を掲載したネット記事の揉み消しを画策。ところが、揉み消しを依頼した相手から逆に恐喝され、結果、5人が逮捕される恐喝事件へと発展した。

「もっとも、逮捕された事件の中心人物は無罪になりました。訳の分からない事件でしたが、この裁判中、N氏の別の女性トラブルも暴露されています」(事件ライター)

 女性問題だけではない。N氏は、“東京ドーム野球賭博疑惑“でもその名が報じられている。

「00年に『週刊新潮』が、巨人軍の原辰徳監督が、タニマチであるN氏と、東京ドームのVIP席で野球賭博に興じたという疑惑を報じています。記事には、VIP席でN氏が1万円札の束を手にする、生々しい写真も掲載されていましたが、他のメディアが後追いしなかったこともあってか、疑惑はうやむやで終わってしまいました」(スポーツライター)

 近年はスキャンダルで名前を見かけることはなくなったが、ある大手プロ役員は、「年々、芸能界のコンプライアンスは厳しくなっている。アービングは青山メインランドから完全に自立した方が賢明では……」と危惧する。

 新しくアービングに移籍してきた酒井は、〈その過程には、傷口に塩を塗られるような激痛や屈辱を伴うことも多くありました〉と、苦労を吐露していたが、再び激痛や屈辱を味わうことのないよう祈りたい。

本多圭(ジャーナリスト)

芸能取材歴40年以上、タブー知らずのベテランジャーナリスト。主な著書に『 スキャンダルにまみれた芸能界のトンデモない奴ら』など。

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最終更新:2024/08/02 10:00
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