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日刊サイゾー トップ > エンタメ  > 平本蓮、SNS上でのドーピング疑惑に同情の声

平本蓮、朝倉未来に圧勝で「ドーピング疑惑」が持ち上がってしまう受難…戦慄TKOの衝撃の裏返しか

※イメージ画像:GettyImagesより

 7月28日に開催された格闘技イベント『超RIZIN.3』で朝倉未来に完勝した平本蓮に対し、ドーピングを疑う声がSNSで噴出している。その一方で「ドーピングしてるとは思えない」との意見も相次いでいるが、なぜこのような事態になったのだろうか。

 『超RIZIN.3』では、長らくSNSで舌戦を繰り広げてきた平本と朝倉がメインイベントでついに激突。事前の予想では「朝倉有利」の声が多かったが、試合では平本が一方的にラッシュを仕掛け、フック連打からの左ストレートで朝倉がダウン。平本がパウンドで追撃すると、わずか1ラウンド2分18秒でTKO勝ちとなった。

 朝倉はほぼいいところなく、戦前に「負けたら引退」と宣言していたとおり、公式Instagramで「自分が戦うのは一旦終わりにします」と引退を表明。因縁の相手との試合で派手に散ったことで「朝倉未来の時代」はひとまず終焉を迎えた。

 朝倉に完勝した平本は、新時代を象徴する有力選手となりそうだ。これまでは人気先行のイメージもあったが、朝倉に圧勝したことで見方も変わってくるだろう。ネット上でも称賛一色かと思いきや、まさかの「ドーピング疑惑」が一部で持ち上がっている。

 その理由としては、平本が筋トレで肉体改造に取り組み、今までにないほどバルクアップした身体を披露していたことが挙げられているようだ。減量末期にデッドリフトで212Kgを持ちあげる動画なども公開され、それがステロイド(筋肉増強作用のあるアナボリックステロイド)の使用を疑う声につながったようだ。

 さらに、著名選手がSNSで誰かしらのドーピング違反を指摘するかのような書き込みをし、格闘技ファンの間で「平本のことなのでは」との憶測が広がったことも疑惑の拡大に拍車をかけた。

 その一方、ドーピング疑惑を否定する以下のような意見や同情の声も続出している。

「平本蓮は確かに肩とか大きくなったけど、ドーピングってほどの筋肉量じゃないでしょ」
「平本蓮、試合前までは何も疑われてなかったのに、朝倉未来を予想外の倒し方した途端にドーピング疑われて可哀想」
「身体がそんなに大きく変わったわけじゃなし、何年もかけて辿り着いた念願の朝倉未来戦に自分から水を差すようなことしないだろ」
「ケラモフにしろ平本蓮にしろ、朝倉未来に勝ったらファンがステロイドがどうのこうの言うのは、朝倉の価値を下げるだけだぞ」

 『RIZIN』では実際にドーピング違反になった有名選手がいるが、その選手は誰の目から見ても明らかに不自然な肉体だった。それと比べると、平本は確かに身体がある程度大きくなったものの、あくまで筋トレの成果の範疇で、ドーピングしているようには見えないとの指摘が多いようだ。

 また、昨年7月に開催された『超RIZIN.2』のフェザー級王座決定戦で、朝倉はヴガール・ケラモフ(アゼルバイジャン)に1ラウンド2分41秒で一本負け。ケラモフが圧倒的なフィジカルで朝倉にほぼ何もさせず、文句なしの圧勝となった。

 あまりにケラモフの肉体が屈強だったため、この試合の後もファンらの間で「ドーピング疑惑」が噂されたが、後日に『RIZIN』の榊原信行CEOがドーピング検査でケラモフが「陰性」だったと発表。榊原CEOは「(朝倉は)ケラモフがドーピングをしていないと聞いてショックを受けていました、ということを聞き及んでおります」と話し、当事者の朝倉もケラモフを疑っていたことを示唆した。

 朝倉は総合格闘技界でも屈指の猛者で、かつては「試合でダウンしたことがない」と豪語するほど打たれ強さにも定評があった。それだけに、平本のラッシュに朝倉が沈んだ衝撃は大きく、一部のファンらが「ドーピングしているのでは」との疑念を抱いたのだろう。

 今回の騒動は、それだけ朝倉の「強者幻想」がファンの中で大きく、なおかつ平本の打撃がインパクト絶大だったことの裏返しともいえそうだ。

SNSや動画サイト、芸能、時事問題、事件など幅広いジャンルを手がけるフリーライター。雑誌へのレギュラー執筆から始まり、活動歴は15年以上にわたる。

さとうゆうま

最終更新:2024/07/31 15:00
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