霜降り明星・粗品が働きすぎ! 『27時間テレビ』直後にYouTubeで激ヤバ企画……
#霜降り明星 #粗品
22日、霜降り明星・粗品のYouTube「粗品 Official Channel」で、恒例の「1人賛否」動画が更新された。「1人賛否」は、さまざまなネット上のニュースに粗品が両極端の意見を述べる内容。20日~21日に放送された『FNS27時間テレビ 日本一たのしい学園祭!』(フジテレビ系)の深夜企画「粗品ゲーム」でもモチーフとなった、粗品いわく「どっちの意見も1人で言ってみるコント」の動画である。
その冒頭、粗品は「今、7月21日日曜日の25時」と明かす。『27時間テレビ』の生放送終了の3時間後である。
「秒速で場所移動しまして、フジテレビを後にして『粗品のロケ』を3本撮りましてですね、今から『1人賛否』なんですけど」
相方・せいやのX(旧Twitter)には、粗品を除く『27時間』メンバーの打ち上げ写真が投稿されている。粗品は打ち上げにも参加せず、サブチャンネルである「粗品のロケ」の動画を3本撮影、その後、この「1人賛否」を撮っているというのだ。正確には、フジテレビから収録場所である新宿・吉本東京本社への移動中にもう1本、タクシーの中で「本日の中京記念について3」も撮っている。明らかになっているだけで『27時間』の直後に5本のYouTube動画を撮影し、そのうち4本を24日午前までに投稿済みである。
「粗品のロケ」の1本目は、「27時間テレビの粗品にダメ出ししまくった」というタイトル。番組を通して見ていた動画スタッフにダメ出しをさせるというストイックな内容だったが、2本目は、さらに粗品という芸人のストイックさを見せつけられるものとなっていた。
タイトルは「28時間目」。『27時間』の延長戦という位置づけで、粗品の“仕切り力”を試すというものだ。『27時間』では総合MCとしてほぼ全編にわたって仕切り倒した粗品がこの日呼んでいたのは、ユビッジャ・ポポポーというピン芸人だった。
「27時間テレビの真逆のような激ヤバ芸人を呼んでます」
このヘトヘトになった状態で、一番ヤバい芸人と絡むという「チャレンジ企画」だと、粗品は言う。
当たり前だが、誰も頼んでいないのである。粗品は勝手に打ち上げを断り、勝手に変な芸人を呼んで、勝手にカメラを回している。それなのに、思わず「これが見たかったんだ」と思わされてしまう。「これが粗品という芸人の本質だよな」と。
思えば今回の『27時間』は、そんな印象の連続だった。オープニングでフジテレビの港浩一社長に大谷翔平の件をブッ込んだときも、『さんまのお笑い向上委員会』で「宮迫×」のプラカードを掲げたときも、『粗品ゲーム』でローション階段から引きずり落されたときも、『FNS逃走中』で考えられないタイミングで自首したときも、その賞金の150万円で学校に冷水機を寄付すると見せかけて「ギャンブルに使いま~す!」と言い放ったときも、『ハモネプハイスクール』で真剣に審査に臨んでいるときもだ。
それは、粗品が自身のパブリックイメージを完璧に把握し、理解しているということに他ならない。過激な発言をするたびに、ネットニュースには粗品の将来を心配するような記事が並ぶ。それすらも、粗品の想定内であるに違いない。
23日には、粗品は生配信も行っている。明らかに働きすぎである。切り抜き禁止なのでその内容は割愛するが、宮迫博之氏に対して執拗に絡んでいった真意も示唆されていた。
今回の『27時間』の成功で、世間の粗品に対する風向きも大きく変わることになるだろう。だが、そんな世間の空気さえも、きっと粗品は裏切ってくる。それが、粗品という芸人の本質だろう。
(文=新越谷ノリヲ)
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