JO1とSKE48、なにわ男子とME:I…シングル同日発売は「売上爆増」の新戦略か
#SKE48 #JO1 #なにわ男子 #ME:I
11人組グローバルボーイズグループ「JO1」が、10月2日に9thシングル「WHERE DO WE GO」をリリースすると発表した。同日は女性アイドルグループ「SKE48」が33rdシングル(タイトル未定)を発売する予定で、両者のオリコン連続1位記録を懸けた売上バトルになりそうだ。
JO1は23日、10月2日にニューシングル「WHERE DO WE GO」を発売すると発表。「僕たちの青春が進む道は、そこがどこであってもレッドカーペットになるんだ」をコンセプトに、CDのみの通常盤と特典DVDが付属する初回限定盤A、Bの全3形態を販売し、全4曲が収録される予定だという。
「WHERE DO WE GO」に関連するワードがX(旧Twitter)で複数トレンド入りするなど早くも盛り上がっているが、これに動揺したのがSKE48のファンたちだ。SKE48は今月4日、10月2日に33rdシングルをリリースすると発表しており、JO1が同日にシングルを発売すると決定したことで、売上対決が避けられなくなったからだ。
SKE48はオリコンの週間シングルランキングで、2011年にリリースした「バンザイVenus」から今年2月に発売した前作「愛のホログラム」まで28作連続で1位を獲得。30作連続1位の大記録が見えてきたところだ。一方、JO1はデビューから8作連続でオリコン週間シングルランキング1位を記録している。
両者ともに記録の更新が懸かった「負けられない戦い」になり、敗れたほうはオリコン連続1位記録が途絶えることになる。
双方のファンが複数枚買いを前提とした「買い支え」に奮起しそうだが、ネット上では「意図的に有力グループ同士をぶつけているのでは」との指摘もある。
6月26日には、JO1の弟分グループ「INI」と女性アイドルグループ「櫻坂46」のシングルが同日発売になり、同じく両者ともオリコン連続1位記録の更新が懸かっていたため、双方のファンが売上バトルでヒートアップ。SNS上でファンによる「追加購入」報告が相次いだ末、オリコン週間ランキングの結果はINIが初週売上約67万枚で1位、櫻坂46が約65万枚で2位となったが、これは互いに自己最高の初週売上となった。爆発的な売上増加に、双方のファンの対抗心が影響したのは間違いないだろう。
また、なにわ男子が8月28日に7thシングル「コイスルヒカリ」をリリースするが、同日に人気沸騰中の11人組ガールズグループ「ME:I」が2ndシングル「Hi-Five」を発売することが決まっており、こちらもオリコン1位をめぐる激しい売上バトルになると予想されている。
さらに、10月には先述のJO1とSKE48の売上バトルが予定されていることから、ネット上で「ファンを競わせて売上を伸ばす戦略なのでは」と勘繰る向きがあるようだ。
かつては連続1位などの記録が途絶えないように、レコード会社同士が話し合い、有力アーティストの新譜発売日が重ならないように調整していたといわれているが、少なくともアイドル系に関してはそうした慣例がなくなった可能性がありそうだ。これに対しては「売上対決が頻発したらファンが疲弊してしまう」と危惧する声も上がっている。
実際にアイドル系の有力グループ同士をぶつけることで売上が爆発的に伸びたという実例もあり、今後は良くも悪くも「推しに1位をプレゼントしたい」というファン心理を突いた音楽界の新戦略として定着していくのかもしれない。
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