『24時間テレビ』の存続条件は…日テレが旧ジャニーズと“放送前日まで交渉”の裏事情
#24時間テレビ
今年で見納めとなるのか。
8月31日、9月1日に放送される日本テレビ系恒例チャリティー特番『24時間テレビ47』の第1弾出演者9組が発表され、相葉雅紀、岩田剛典、ヒロミ、やす子らの出演が決定した。
周知の通り、同番組は2003年から旧ジャニーズタレントたちがメインパーソナリティーを務めていた。性加害問題を受けてもズブズブな関係が続くのか注目が集まっていたが、今年はメインパーソナリティーを置かず、「24人でつなぐ24時間テレビ」として、24人のタレントが代わる代わる出演し各企画を競うという。
また総合司会は、フリーアナの羽鳥慎一、同局の水卜麻美アナ、くりぃむしちゅー・上田晋也が務め、恒例のチャリティーマラソンのランナーはやす子が務める。
「『24時間テレビ』といえば昨年、系列局である日本海テレビの男性幹部が8年間にわたり、会社の売上金など約1118万円を着服していたとして、懲戒解雇処分に。この着服金の中には、『24時間テレビ』で集まった寄付金約264万円も含まれていたことで世間から不信感を持たれ、番組の存続が危ぶまれていました。そのため、水卜アナややす子の起用には『好感度を利用している』といった批判も聞かれます」(芸能記者)
「信頼回復」がテーマとなる今年の『24時間テレビ』だが、「絶対に負けられない戦いとなる」と語るのは日本テレビ局員だ。
「昨年は平均世帯視聴率も歴代35位タイの11.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と胸を張れる数字ではありませんでしたが、それでも視聴率2桁をキープしたことで、メインスポンサーの日産が継続を決めてくれました。しかし逆に言えば、それが来年以降も日産がスポンサードする条件でもあり、今年視聴率がシングルに転落すれば打ち切りになる可能性はかなり高い。『24時間テレビ』がなくなれば莫大(ばくだい)な売上が消え、局員のリストラが始まり、制作費の高い番組が一斉に終了する未来が見えます」
そんな背水の陣とあっては、日本テレビも世間の目を気にしている余裕はない。
「今年は番組の演出が『嗚呼!!みんなの動物園』スタッフの仕切りとなるため、相葉が登場しますが、やはりSnow Man、SixTONES、King & Prince、なにわ男子、Aぇ! groupといった現役バリバリの若手アイドルが出ないと旧ジャニーズファンの視聴は望めません。そのため、日テレは放送前日まで旧ジャニーズ勢の出演交渉を続けていくようです」(前出・芸能記者)
募金横領問題の他にも、『セクシー田中さん』問題や大谷翔平の新居報道問題など、大きな失点が目立つ日本テレビだが、本当の終わりの始まりはこれからなのかもしれない。
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