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織田裕二、再始動した『踊る大捜査線』出演拒否報道も…情報錯綜する青島刑事の行方

織田裕二

 12年ぶりに再始動した『踊る大捜査線』シリーズへの織田裕二の出演をめぐり、情報が錯綜している。織田がテレビ朝日との関係を強めているとの報道もあり、このままでは「織田裕二のいない踊る大走査線」になってしまう可能性もあるようだ。

 フジテレビ系での連ドラやスペシャルドラマ、劇場版、スピンオフがすべて大ヒットとなった『踊る大捜査線』シリーズは、2012年に公開された映画『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』で終了したと思われていたが、フジテレビは今春にプロジェクトの再始動を発表。柳葉敏郎が演じる室井慎次を主人公とした映画2部作『室井慎次 敗れざる者』(10月11日公開)、『室井慎次 生き続ける者』(11月15日公開)の公開が決定した。

 ファンにとってはうれしいサプライズだったが、本シリーズの主人公・青島俊作を演じる織田の出演は現在のところ発表されていない。一部では、室井慎次を主人公にしたスピンオフ映画の公開後、織田が主演するシリーズ本編の続編が控えているとも報じられていたため、ファンは「青島刑事の復活」に期待を寄せていた。

 ところが、発売中の「女性自身」(光文社)は「織田裕二 テレ朝で“ポスト『相棒』”狙う刑事ドラマを撮影中!踊るシリーズ再始動も“青島は永久封印”か」と題し、織田はシリーズ離脱となりそうだと報道。記事によると、織田はフジテレビから青島刑事を主人公にした続編映画への出演をオファーされたが、首を縦に振らなかったという。

 その一方、昨年7月期に30年ぶりの「脇役」で出演したテレビ朝日系ドラマ『シッコウ!!~犬と私と執行官』でテレ朝ドラマ班と良好な関係を築き、同局で連ドラ化をにらんだ刑事モノのスペシャルドラマのオファーを受け、年末~来年頭のオンエアに向けて撮影を開始したという。

 フジテレビのオファーを蹴って、テレ朝のドラマで刑事役をやるという状況を踏まえ、同誌は織田が「青島刑事を永久封印」するのではと推察しているようだ。

 しかし、20日付の「NEWSポストセブン」(小学館)は「【『踊る大捜査線』続編計画】本命は当初から“織田裕二主演による続編” 『柳葉さんがやるなら…』と織田裕二も前向きに検討か」と真逆の報道。

 記事によると、シリーズ再始動に難色を示すキャストは多く、織田も乗り気でなかったが、柳葉が新作スピンオフ映画への出演を決めたことで、織田は「柳葉さんがやるなら……」と前向きになったという。記事には「一部で織田さんがオファーを蹴ってフジと決裂したと報じられましたが、実情は逆のようです。再来年をめどに青島刑事を主役にした続編が製作される可能性は充分にあります」と、前述の「女性自身」の報道を否定するかのような関係者コメントも掲載されている。

 情報が錯綜している状況だが、ふつうに考えればフジテレビが12年ぶりに満を持して再始動させた『踊る大捜査線』シリーズが「主人公抜き」とは思えない。いくら室井慎次がファンに愛された人気キャラクターだといっても、スピンオフ映画だけで終われば「なんだったのか」と言われてしまうだろう。

 ただ、56歳になった現在の織田が無鉄砲で縦割り組織のしがらみを嫌う青島刑事を演じるのは「無理がある」との意見もあり、織田本人にしても過去の人気キャラを再び演じるより、50代になった自分の味を生かせる新作に魅力を感じる可能性はある。

 織田が『踊る大捜査線』シリーズに帰ってくることはあるのか。情報が錯綜しているだけに、ファンはやきもきしながら今後の動きを見守ることになりそうだ。

SNSや動画サイト、芸能、時事問題、事件など幅広いジャンルを手がけるフリーライター。雑誌へのレギュラー執筆から始まり、活動歴は15年以上にわたる。

さとうゆうま

最終更新:2024/07/23 18:00
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