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週刊誌スクープ大賞

楽天、ナンバー2不倫スキャンダル報道の裏に、三木谷浩史の影?

「石丸伸二(41)VS岸田文雄(66)広島1区禁断の『当落』」

 都知事選以来、話題は小池百合子ではなく、160万票以上を集め2位に健闘した石丸伸二(41)に注目が集まっている。

 選挙後に、次は国政に? と聞かれ、岸田首相の広島1区から出ようかなと発言したものだから、すわ、岸田の刺客になるのではと、メディアが勝手に盛り上がっている。

 私は前にも書いたように、石丸の票の多くは自民党や岸田政権に対する批判票が、蓮舫ではなく石丸に投じられたので、石丸個人がいいと思っている有権者はそれほどいないと考えている。

 それに文春が報じているように、石丸には広島県安芸高田市長時代、パワハラや議会との対立があり、さらに、石丸から「恫喝された」と名指しされた女性市議が「事実無根」として、市と石丸を訴えていた裁判では、地裁判決で名誉毀損が認められている。

 小さな市でさえも満足に務められなかった人間が、都政は無理だろう。

 だが、一議員なら、“おもろいヤツ”だと当選する可能性はあるかもしれない。話題作りとしては岸田の広島1区は面白いかもしれない。敗れても名前は残る。

 では、石丸が岸田に挑んだらどうなるのか。

 政治広報システム研究所の久保田正志代表は、

「内閣支持率一五%以下で解散し、かつ投票率が上がること。つまり、無党派層の投票がどれだけ増えるか。一区は無党派層が多いと言われ、自民党劣勢の選挙では自民党候補が軒並み危機に立たされている。もし広島でも一区現象が起これば、大波乱もあり得ます」

 このところ岸田内閣の支持率がやや持ち直してきている。飽きっぽい、忘れやすいこの国の民だから、2カ月もすれば石丸のことなど忘れ去ってしまっているのではないか。

 自民党都連最高顧問の深谷隆司(88)の石丸評は、

「変な人だなっていうのが全員の印象だね。別に彼を批判したり、けなすつもりはないけど、少なくとも政治家には向いていないと思った」

 私も同じ感想を持っている。

 さて、徳田虎雄が亡くなった。享年86。

 徳田という名前は過去のものになってしまったが、私が編集の現場時代は、一代の英雄といわれた時もあった。

 鹿児島県・徳之島で生まれ、貧しさのために三歳の弟の命を救ってやれなかったことで、医者を目指す。

 34歳の時大阪・松原市に病院を開設、2年後に徳洲会を設立する。

 能宗克行徳洲会元事務総長によれば、

「最初に病院を作った際、自分自身に約1億7000万円の生命保険を掛けて、銀行から融資を引き出したのです」

 徳田の理念は「命だけは平等」。徳田は次々に「年中無休。24時間オープン」を掲げて徳洲会を全国につくっていった。日本最大の民間医療グループに育て上げたのである。

 だが、性急に病院を増やしたため、各地の医師会と衝突する。そこで医療制度の改革を目指して1983年に地元・徳之島を含む奄美群島選挙区から出馬するのだ。

 対立候補と札束選挙を繰り広げたが、あえなく落選。だが、これでは諦めない。札束を増やし、住民一人一人に1万円を配るという、今では考えられない選挙戦を繰り広げるがまたも落選。

 ようやく1990年に初当選。4期務め、政界のドンの一人といわれるが、2002年に難病ALSに罹患してしまう。

 だが徳田の執念は衰えない。息子を総理大臣にするという悲願を達成するため、選挙に徳洲会の人間たちを多数派遣したため、東京地検特捜部に徳田や夫人が公選法違反で起訴されてしまう。

 夢破れた徳田は、亡くなるまで徳洲会の個室で過ごしたという。

 さまざまなカネにまつわる“事件”は起こしたが、命は平等という理念を貫こうとした一代の傑物だったことは間違いない。

 ところで、アメリカの大統領選。バイデンがようやく出馬辞退を表明したことで、ますます混迷してきそうである。

 バイデンは「カマラ(ハリス副大統領)を全面的に支持し、推薦する」と表明し、事実上の後継指名をしたようだが、すんなりと彼女に決まるかどうかは不透明のようだ。朝日新聞Digital(7月22日 5時19分)はこう報じている。

「ハリス氏は副大統領に就任後、人工妊娠中絶をめぐって連邦最高裁が重要判決を出したこともあって、中絶を擁護する立場から積極的な発信を担ってきた。
ただ、その他の分野でめぼしい実績がないとの見方も根強い。ハリス氏は、米国にとってきわめて重要な懸案である移民対策も任されてきた。共和党やトランプ氏はバイデン政権の国境管理が甘すぎると激しく攻撃している。誰が担当しても簡単ではない問題だが、この問題を巡ってハリス氏は『成果』を出せていないという批判を受けてきた。
さらに問題なのは、ハリス氏がバイデン氏と同じくらい不人気だということだ。各種の世論調査をまとめた選挙分析サイト『538』によると、ハリス氏の支持率は17日時点で38・7%で、21年9月以降、一貫して不支持率の方が上回っている。このため民主党内でも、ハリス氏で大統領選を戦えるのかと不安視されている」

 一方で、トランプのほうは、銃撃されたが「わずか数センチの差で死神から免れた」(新潮)ため、勢いを増しているようだ。

 新潮によれば、トランプが大統領に再選されれば、一番の不安は、米国内のインフレが再燃するリスクが高まるそうだ。

 中国製品への関税を60%超を始め、輸入品には一律10%の関税を課すと表明している。

 更に移民の受け入れにも否定的なので、労働力不足がさらなる賃金を押し上げる。トランプは大幅減税をやるといっているため、これもインフレを招く恐れがある。

 そうなれば、FRB(連邦準備制度理事会)が利下げをしようとしているが、これも見直しを迫られるかもしれないという。

「米国が利上げを迫られれば、日米の金利差が再拡大し、1ドル180円、ひょっとしたら200円超といった展開にもなりかねないと見る市場関係者もいます」(経済コラムニストの高井宏章)

 中には国内の工場を米国に移転させる動きが出てくるかもしれないという。トヨタなどは、豊田章男会長が、「日本はトヨタに感謝していない。日本で頑張る気が起きない」と公言しているから、全ての工場をアメリカに持っていくといい出すかもしれない。

 もしトラが確トラになった時、安倍のような信頼関係が岸田に築けるとは思えない。

 いい機会だから、アメリカの妾・植民地から抜け出し、独立した道を歩むことを考えたらいい。沖縄で10代の女性たちが米兵に強姦された事件が何度も起きても、日本側には知らせてこないし犯罪者を引き渡しもしない。

 こんな差別を容認していては、アメリカと信頼関係は築けるはずはない。戦後79年が経つ。遅きに失したが、ここらでアメリカの呪縛から逃れ、日本は独立すべきだと、私は思う。

 ロシア、中国、インドはますます発言力を強め、アメリカは孤立化を早めていくだろう。これまで外交などやったことにないこの国が、独立し、独自の外交を展開するのは難しいとは思うが、このチャンスを逃したら、後100年はアメリカの植民地状態が続く。

 トランプはディール好きだから、何か彼が喜ぶ交換条件をやれば、どうぞどうぞというかもしれない。

 こらからの日本の目標は「日本独立」だ。

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