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日刊サイゾー トップ > エンタメ > スポーツ  > 井上尚弥のチケット27万円超え

プロボクシング・井上尚弥の防衛戦チケットが高騰中 ついにリングサイド27万円超え

井上尚弥

 16日、プロボクシング世界スーパーバンタム級4団体統一王者の井上尚弥の防衛戦についての会見が開かれ、9月3日に東京・有明アリーナで行われることが発表された。

 対戦相手は、アイルランドのTJ・ドヘニー。WBO同級2位にランクされている強豪だ。

 同日には、元K-1世界王者で現在WBO世界バンタム級のタイトルを保持している武居由樹が1位の比嘉大吾を迎える初防衛戦に加えて、平岡アンディや佐々木尽といった中量級の有望株も顔をそろえる豪華なラインナップとなった。

 井上にとっては5月6日に東京ドームで行われたルイス・ネリ戦以来となる試合。ネリ戦では1ラウンド目に強打の左フックでダウンを奪われるサプライズもあったが、今回のドヘニーも危険な相手だ。2018年8月に岩佐亮佑を下してIBF世界スーパーバンタム級王座を獲得した試合を含め、日本人相手に3戦して3勝。うち2試合をノックアウトで終わらせている。

 また、今回注目を集めているのが、観戦チケットの価格だ。アリーナ1~6列目の「SRS(スペシャルリングサイド)席」は27万5,000円に設定されており、これは日本国内のプロボクシング興行としては過去最高となっている。

 これまでの最高額は、前出のネリ戦を含める直近5戦の井上尚弥の出場興行と、22年4月に行われた村田諒太対ゲンナジー・ゴロフキンで売り出された22万円。今回は、5万円以上、価格が跳ね上がったことになる。

 この高騰ぶりには、どんな理由があるのだろうか。

「前回の東京ドームでは4万3,000人を集めた井上ですが、今回のドヘニー戦が行われる有明アリーナの席数は1万5,000程度。当然、入場収入は少なくなることになります。今や1試合で10億円を稼ぐともいわれる井上のファイトマネーを捻出するには、チケットの高騰は避けられません。ネリ戦より以前に有明アリーナで行われたマーロン・タパレス戦、スティーブン・フルトン戦ではアリーナ席がすべて22万円という設定でしたが、今回は6列目までが27万5,000円、7列目以降が24万2,000円(dカードGOLD会員は22万円)と差別化されましたので、むしろ不公平感は解消されたと言っていいでしょう」(ジム関係者)

 日本ボクシング史上最高傑作といわれる井上尚弥だが、チケット価格という面でもついに突出した存在となった。果たして今回は、どんな試合をみせてくれるだろうか。

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最終更新:2024/07/17 14:00
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